2015年4月18日土曜日

アンタレスS展望 2015


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2014 12.7-11.0-13.1-12.5-12.7-12.5-12.1-11.9-13.0
2013 12.4-10.7-13.2-12.7-12.6-12.2-11.9-11.5-12.5
2012 12.5-10.4-12.4-12.6-12.6-12.1-12.2-12.1-13.0

過去3年のラップタイム



傾向(過去記事の一部修正)
2012年はハイペースから終いの粘り勝負、2013年&2014年はミドルペースからの
溜め→切れ戦…というように、ほぼ真逆の展開が現れていて、条件が変更されて
まだ3年ということもあって、ハッキリした傾向を示すのは現段階では難しい。

しかし、レース全体のリズムとしては、1~2コーナーで一旦落ち着く…という
部分は基本的に共通しているため、「メリハリのつく展開への対応力」を持って
いることはある程度重要になりそう。
(その意味では比較的長い距離が得意な馬に向きそうなイメージ)

またレース後半に関しては、コース自体の特徴から、ラスト4F辺りからしっかり
脚を使える…というのは1つの大きな武器になるはずで、末脚の持続力に優れた
タイプにはやはり注目しておきたいところ。


好走の条件
・道中で溜めが効くこと(≒純粋な持久力が高い)
・末の持続力があること


予想

◎ナムラビクター
前走は、前半~道中で自身の履歴の中で最も厳しい競馬をした格好で、さすがに
崩れ過ぎな部分もあるにはあるが、とりあえずは度外視していいはず。
それを除けば、極端にはスピードが問われず、(純粋な)持久力を活かせるこの
舞台にはしっかり嵌るイメージだし、巻き返しての連覇…という可能性は十分に
ありそう。人気も手頃なところだしここは期待してみたい。

○アスカノロマン
基本はフラットな展開の方がイメージは合うタイプだが、観月橋Sの道中溜めが
入る展開で示したパフォーマンスは高いし、対応できないという訳ではない。
前走も、展開はこの馬の適性に合っていたとは言え、1900mでマルカプレジオに
完勝したことは当然評価したいところだし、外枠は微妙だが、とりあえずここは
注目しておきたい存在。

▲クリノスターオー
昨年の大敗は自分の競馬が全く出来なかっただけなのでまずは度外視できるし、
勝ち切った平安SやシリウスSで示したパフォーマンスを考えても、道中で一旦
脚を溜めるような展開は元々得意なタイプ。
今回、休み明けというのは気になるところだが、それでも今の人気はあまりにも
低過ぎ…に感じる。

注マルカプレジオ
とりあえずこのレースは、リズムとして1900~2000mに強いこの馬には普通に
嵌っていいはずだし、その方向で単純なパフォーマンス比較をしても、(データ
的には)十分勝ち負け出来ていいくらいのものは示している。
したがって確実に浮上はして来そうなイメージにはなるのだが、前半のスピード
…という点で、実際の1800mで頭まで間に合うかどうかは…微妙。

△アジアエクスプレス
ユニコーンSで切れ負けしたかと思えば、一転レパードSでは"切れ勝ち"。
その適性の判断は現段階では本当に難しいのだが、芝でも出来ていることを考慮
すれば、やはりある程度溜めも効く…ということにはなりそう。
したがってここの展開もこなす可能性は普通にありそうだが、実際に示している
裏付けの部分で、今回の評価はここまでにしておきたい。

△サミットストーン
しっかり加速の入る展開だった東京大賞典で好走している馬なので、ここの展開
自体は嵌ってもいいはずだし、そもそも馬柱表に載っている近走の成績からは、
超大型馬が不良馬場の2400m戦で負けただけで100倍台…というのは違和感。
斤量を背負う立場で、ここで一発とまではさすがに思わないが、覚醒後初めての
中央の広いコースで前進する可能性はあってもいいはず。

△ローマンレジェンド
スピードレースも一応こなしてはいるものの、基本的には純粋な持久力を活かし
たいタイプなので、この手の展開にはとりあえずは嵌る。
ただし現状は鉄砲の専門家みたいになっていて、それを考えると、今回の2ヶ月
というのは十分な間隔なのか、それとも短いのか…。
可能性としては当然考えたいが、期待し過ぎるのも危険な雰囲気ではある。







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