2015年4月25日土曜日

福島牝馬S展望 2015


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2014 12.7-10.8-12.0-12.5-12.0-11.8-11.7-11.3-12.2
2013 12.7-10.7-10.7-11.7-12.1-12.2-12.3-12.1-11.9
2012 12.4-10.6-11.0-12.1-12.1-12.4-12.3-11.5-11.7
2011 12.2-10.9-11.8-12.4-12.3-11.8-11.4-10.7-11.9 新潟開催
2010 12.6-10.8-11.9-12.7-12.3-11.9-12.2-11.7-12.8
2009 12.9-12.1-13.0-13.6-12.6-12.3-12.1-12.1-13.0
2008 12.4-11.4-11.8-12.3-12.0-11.5-11.6-11.7-12.4
2007 12.3-10.3-11.2-12.0-12.2-12.5-12.3-11.6-12.2
2006 12.4-11.1-11.6-12.5-12.1-12.1-11.9-12.1-12.7
2005 12.6-11.8-13.0-13.1-12.5-11.8-11.4-11.4-11.8

過去10年の平均ラップタイム(2011年は除く)
12.56-11.07-11.80-12.50-12.21-12.06-11.98-11.72-12.30
1.48.19




傾向(過去記事の一部修正)
過去のラップタイムを見ると、前半がまずまず速い流れになって、道中も極端に
落ち着くことのない展開で、勝負所に向けてジワジワと加速して行きつつ→最後
だけ少し落ちる形。

このレースは、展開として一応緩急がつくのだが、その振り幅は大きくなくて、
コースのイメージ通りに「やや前傾の一貫した流れ」というのが基本。
適性的には当然、持続力を備えていることが重要になる。
(仮に流れが落ち着いた場合でも、各馬の仕掛けが早くなるために、結局は長い
脚が問われる)

脚質に関しては、単純にペース次第といったところだが、前半じっくりと入って
先行馬が残る場合でも、前半引っ張られて差し馬が浮上する場合でも、どちらに
しても過去の好走馬の挙動としては、レースを通して一定に近いラップを踏めた
馬が上位に入っていて、位置取りよりもまずは「脚の使い方」に注目したい。

またこのレースは、G1の前哨戦という位置付けのためか、ローカルの牝馬戦の
イメージとは違い別定戦なので、実力のあるタイプが結局は上位に浮上しやすい
…ということは1つ言えそう。


好走する条件
・レースを通しての持続力があること


予想
1ヶ月前から決まっていた本命(シャトーブランシュ)が何故だか1週前の直長
コースで走っている…という謎は残るが、今回はそれと同じようなタイプも複数
出走していて(上位評価にした馬たち)、個人的には結構楽しみな一戦。

◎リラヴァティ
持久力&体幹の強さに由来するラスト1Fの粘りが身上…というタイプで、極端に
締まった展開になった秋華賞以外、これまでブランネージュのことはキッチリと
抑え込んできた馬。
ここでは極端に厳しくなるとも考えづらいし、最後の惰性力の戦いまで持ち込む
ことが出来れば、押し切れても全く不思議ではない。

○ブランネージュ
とにかく中山牝馬Sは、道中が超高速の展開になって、そこである程度積極的な
位置取りから負けた…ということは全く問題にならないし、とりあえずここは、
その手の馬の巻き返しに期待するべきタイミング。
当然この馬もそれに当てはまっているし、普通に好走に期待したいところ。
2番手評価にしたのは、単純に相手に期待してみたい…というだけ。

▲マイネグレヴィル
この馬も当然、中山牝馬Sからの巻き返しが期待できる1頭。
ブランネージュが前走であれだけ負けても全く人気を落とさないのなら、この馬
だってもっと評価されていいはず。
前走軽かった斤量の分を考慮して、今回は1馬身だけ負ける計算…というだけ。

注フィロパトール
持続型の展開でこそというタイプで、昨年もここでは3着、福島記念でも4着、
その間の天の川Sでもかなり高いパフォーマンスを発揮して勝ち切っていて、
とにかく福島には嵌りに嵌る。
今回は休み明けの分不安もあるが、上位に粘り込む可能性は当然考えたい。

△パワースポット
前半を完全に受け流すタイプなので、脚の使い方的にはここにピッタリと嵌る訳
ではないが、レース後半での持続力も高く、展開に依らず常に上位に食い込める
地力を示していて、やはりここでも浮上は確実にしてきそう。
勝ち切るイメージには結局ならないが、当然注目はしておきたい。

△スイートサルサ
厳しい展開でも浮上できる地力は備えている馬だし、実力でまとめて交わし切る
可能性ももちろんありそう。
ただし基本的には、純粋に切れを活かしたいタイプには思えるので、この舞台に
合っている…とは言えないし、感覚的にはどうしても強くは推しづらい。







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