2015年4月17日金曜日

皐月賞の傾向 2015


皐月賞過去10年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2014(イスラボニータ:1.59.6)
12.3-11.4-11.9-11.9-12.7-12.1-12.0-11.6-11.7-12.0

天候:曇 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.3
前半1000m:60.2
勝ち馬コーナー通過:08-08-07-04
勝ち馬上り3F:34.6


2013(ロゴタイプ:1.58.0)
12.0-10.6-11.5-11.6-12.3-12.1-12.0-11.9-12.0-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.9
前半1000m:58.0
勝ち馬コーナー通過:07-07-08-05
勝ち馬上り3F:35.3


2012(ゴールドシップ:2.01.3)
12.4-11.1-12.3-11.9-11.4-11.6-12.2-12.7-13.6-12.1

天候:晴 芝:稍重
上り4F:50.6 3F:38.4
前半1000m:59.1
勝ち馬コーナー通過:18-18-17-06
勝ち馬上り3F:34.6


2011(オルフェーヴル:2.00.6)(注:東京開催)
13.0-11.7-11.7-11.9-12.0-12.3-12.7-11.8-11.7-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:48.0 3F:35.3
前半1000m:60.3
勝ち馬コーナー通過:12-11-11
勝ち馬上り3F:34.2


2010(ヴィクトワールピサ:2.00.8)
12.1-10.9-12.4-12.1-12.6-12.5-12.3-12.1-11.8-12.0

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.2 3F:35.9
前半1000m:60.1
勝ち馬コーナー通過:14-13-07-08
勝ち馬上り3F:35.2


2009(アンライバルド:1.58.7)
12.1-10.8-11.9-12.1-12.2-12.1-11.9-11.8-11.7-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:47.5 3F:35.6
前半1000m:59.1
勝ち馬コーナー通過:11-11-12-09
勝ち馬上り3F:34.6


2008(キャプテントゥーレ:2.01.7)
12.2-11.5-12.5-12.6-12.6-12.8-12.3-11.2-11.5-12.5

天候:曇 芝:良
上り4F:47.5 3F:35.2
前半1000m:61.4
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:35.2


2007(ヴィクトリー:1.59.9)
12.2-11.2-12.1-11.6-12.3-12.3-12.3-11.6-12.0-12.3

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:35.9
前半1000m:59.4
勝ち馬コーナー通過:02-01-01-01
勝ち馬上り3F:35.9


2006(メイショウサムソン:1.59.9)
12.3-11.3-12.0-12.1-12.3-12.0-12.2-11.8-11.7-12.2

天候:曇 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.7
前半1000m:60.0
勝ち馬コーナー通過:06-05-04-03
勝ち馬上り3F:35.1


2005(ディープインパクト:1.59.2)
12.1-11.0-11.9-12.2-12.4-12.6-12.5-11.8-11.4-11.3

天候:晴 芝:良
上り4F:47.0 3F:34.5
前半1000m:59.6
勝ち馬コーナー通過:15-16-09-09
勝ち馬上り3F:34.0


過去10年の平均ラップタイム(2011年は除く)
12.19-11.09-12.06-12.01-12.31-12.23-12.19-11.83-11.93-12.06
1.59.90




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半やや速い流れで入り、道中は一旦落ち着く格好には
なるものの水準自体は高い展開で、ラスト3Fから加速した後はそのままある程度
速いスピードを維持する形。(一応は右肩下がり)

このレースの特徴は、まずは前半~道中の速さで、当然のように高い持久力を
備えていなければ、勝負所まで十分な余力を残すことが難しくなる。

また上がりの部分でも、ギリギリまで我慢するような形には基本的にはならず、
積極的な仕掛けから→かなり長い脚を使う競馬になるために、持続力がないと
最後は結局脚が止まってしまうことになる。

実際にこのレースでは、それまでに切れ味のみを示す形で駒を進めたタイプが、
道中で脚を削られて→直線不発に終わる…というのは定番になっていて、それは
道中が少しでも楽な展開になった場合の方が差しが決まっている…という事実
からも(逆説的に)裏付けられている。

したがってここでは、基本は好位~中団辺りから持続する脚を使えるタイプを
中心に据えて、決め手は凄くても道中の裏付けがないような馬はとりあえずは
疑って掛かりたい感覚になる。


好走の条件
・高い持久力が必要
・末脚の持続力があること








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