新潟大賞典展望 2015

過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2014　12.9-11.6-11.9-12.2-12.5-12.2-11.8-11.5-10.8-11.8
2013　12.4-10.7-11.3-11.7-11.9-11.9-11.9-11.9-11.1-12.1
2012　12.6-11.2-11.5-11.5-12.2-12.2-11.9-11.7-11.5-12.7
2011　12.6-11.2-11.8-11.6-12.1-12.1-11.9-11.7-11.2-12.2
2010　12.3-10.9-11.3-11.3-12.4-12.4-12.1-12.3-11.0-11.7
2009　12.9-11.0-11.0-11.3-12.0-12.3-12.1-11.8-11.0-11.5
2008　12.6-11.4-11.5-12.3-12.9-12.9-12.0-11.1-10.7-11.1
2007　12.5-11.3-11.5-11.6-12.3-12.2-11.9-11.3-10.9-12.2
2006　12.9-11.3-11.9-11.5-12.5-12.3-11.7-11.6-11.2-12.2
2005　12.7-11.0-11.5-11.7-12.5-12.3-12.2-11.9-11.0-12.1

過去10年の平均ラップタイム
12.64-11.16-11.52-11.67-12.33-12.28-11.95-11.68-11.04-11.96
1.58.23




傾向（過去記事の転載）
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース～やや速いくらいの流れで、道中は
一旦緩む展開で、その後直線に入ってからは相当な加速を示しつつ、ある程度
上がりの速くなる形。

この舞台なので、上がり勝負…という表現に間違いはないし、勝負所で置かれ
ないための切れと、長い直線を伸び切れる持続力は当然必要。
ただし道中の水準は意外と高くなっていて、33秒台とか、極端に速い上がりは
ほとんどない。

さらに最初の直線部分が長いこともあって、4F目までがなかなか緩まないため、
そこで引っ張られつつも勝負所まで余力を残すには、結局一定の持久力が問わ
れることになる。

脚質的には、積極策の馬だとバテるまではいかなくても決め手の部分で分が悪く
なる可能性があるので、基本的には中団以降でじっくり溜めるタイプを中心に
考えておきたい。


好走する条件
・勝負所での切れ＆末脚の持続力があること
・一定の持久力が問われる


予想

◎ダコール
昨年の新潟記念でのイレギュラー過ぎる内容を除けば、この舞台では常に高い
パフォーマンスを示している馬だし、持久力＆決め手（＆末の持続力）…という
適性から考えると、本質的にもピッタリ嵌るイメージ。
近走も、どんな展開であってもしっかりと好走出来ていて、状態の良さは間違い
ないだろうし、この程度の人気に止まるようなら当然推しておきたい。

○マテンロウボス
前走は、後半ジワジワと加速して行き、かなり長い脚が必要とされる展開の中、
流れに任せて外から進出して、一本調子に脚を使ってしまったイメージ。
印象としての敗因は、地力負けというよりも脚の使い方の問題に思える。
本来はもう少しメリハリのある脚の使い方が出来るタイプだし、この舞台で巻き
返す可能性は十分あって良さそう。

▲デウスウルト
馬体＆走法的には、この舞台に対してはもう少しだけゆったりしたイメージが
欲しいところではあるが、示しているパフォーマンスでは普通に最上位争い。
とりあえずは周ってくれば上位には浮上してくるだろうし、当然しっかりと注目
しておきたい１頭。

注アズマシャトル
チャレンジＣでは、かなり厳しい展開を、ある程度高いポジションから進めつつ
しっかり上位に残っているし、やはり一定の地力は備えている馬。
パワー寄りな印象もあるタイプなだけに、今の新潟の馬場に嵌る可能性は高そう
だし、前半無理しない競馬であれば十分浮上出来ていいはず。

△ラングレー
元々一定の地力は示している馬で、近走でも初富士Ｓで、速い流れに引っ張られ
つつ→しっかりと上がりをまとめる内容を見せていて、当然上位扱いにはなる。
ただし意外と決め手があと１つ…なタイプではあるので、この舞台で人気ほどの
信頼ができるか？と言えば微妙な印象ではある。

△ハギノハイブリッド
一定の持久力＆持続力を示していて、（大きく加速する部分以外は）京都に近い
脚の使い方になるここに嵌る可能性は十分ある。
ただし基本的にはスピード馬場の方が合うタイプだとは思うので、今の新潟では
あまり積極的に推したい気持ちにはならない。むしろ新潟記念の方では。