レース総括 |
■超スローから、勝負所で一気に脚を使い切る格好の上がり勝負 |
■(一応)切れ&ラストの持久力が問われた |
宝塚記念結果
1 | ラブリーデイ | 2.14.4 | 34.8 | 02-02-02-02 |
2 | デニムアンドルビー | 2.14.4 | 34.0 | 15-15-14-14 |
3 | ショウナンパンドラ | 2.14.6 | 34.7 | 07-06-06-07 |
4 | トーホウジャッカル | 2.14.7 | 34.8 | 07-08-08-07 |
5 | ヌーヴォレコルト | 2.14.7 | 34.9 | 06-06-06-06 |
6 | ディアデラマドレ | 2.14.7 | 34.6 | 10-10-10-09 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:35.0
前半1000m:62.5
12.2-11.6-12.2-13.4-13.1-12.7-12.5-11.7-11.0-11.6-12.4
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半遅い流れになり、道中も一旦極端に緩む展開で、
ラスト4F~3Fに掛けて大きく加速しつつ→最後は右肩下がりの形。
今回の特徴は、まずは前半部分が相当にゆったりした流れになったことで、この
レベルでのこの流れでは、当然どの馬もレース後半までしっかりと余力を残せた
はずで、やはり上がり勝負と言えば上がり勝負。
ただし今回の場合、もう1つの特徴として3~4コーナーでの一気の加速という
点が挙げられて、その部分での各馬の挙動の違いによって、(一直線に減速して
いく展開の)直線での伸び(粘り)に差が生じた…というイメージ。
つまり、最速11.0秒のラップを示した区間で外から動いたような馬は、そこでは
当然10秒台半ばくらいの脚を使っている訳なので、明らかに負荷が掛かり過ぎ。
直線で伸び切れなかったことは仕方がなかった。
逆に、直線外から浮上したデニムアンドルビーも3~4コーナーでは最内を追走
していたように、その区間をインでじっくりと進めたような馬が最後脚を伸ばす
結果になっていて、この先に向けても、その点をしっかり考慮してそれぞれ評価
しておきたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ラブリーデイ
超スローな流れを好位から押し切った格好で、コース取り自体も1頭分空けた
内寄りを通った訳だし、恵まれた部分は当然大きそう。
それでも本来この手の馬場が合うとは(個人的に)思えないタイプではあるし、
しっかりと結果を出したこと自体はやはり評価しておきたいところ。
過大評価は避けたいものの、「力はつけている」ということを念頭に置きつつ、
この先、特に適鞍ではしっかり注目したい。
トーホウジャッカル
上記したように、上位3頭が勝負所で(相対的に)脚を溜められたのに対して、
この馬の場合は、終始外々を追走しつつ、勝負所もしっかりと攻める内容だった
訳なので、結果自体は4着でも、これはなかなかの格を示したと言えそう。
(しかも長い休み明け)
春シーズンはこれで終わりだし、元々スパッと切れるタイプでもないので、この
先に期待!と言ってもそれがどこなのか微妙だが、長い目で見れば、古馬の中心
的な存在として活躍する可能性は普通にありそう。
当然しっかり注目していきたい存在。
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