2015年10月4日日曜日

スプリンターズS展望 2015


予想
とりあえずはハッキリ行きそうなタイプも出走しているし、ここの傾向通りに
ハイペースからの持久力勝負を素直に想定しておきたい。

◎ベルカント
アイビスSDでは、前半からスピードを示しつつ→後半もしっかりした脚を使い
他馬を圧倒して、北九州記念では、速い前半は受け流し気味ではあったものの、
十分に高いパフォーマンスを示して突き抜けた。ともに何の文句もない。
前走と同じく、ハイペース戦がデフォルトのここでは、前半しっかり受け流せる
ジョッキーが跨っている…というのは心強いし、普通に周ってくれば自然と勝ち
負けしてきそう。素直に推したい。

○ストレイトガール
セントウルSは、後傾の展開で内有利な状況の中、(実質的に)最も重い斤量を
背負う立場ながら、外目から進めてタイム差なしの4着まで迫ったのだから、
地力は十分に示したと言える。
適性面でも、意外にもサンプル自体は少ないものの、ハイペースからの持久力
勝負はしっかりとこなせるし、ここは普通に前進に期待したいところ。
2番手評価にしたのは、単純に相手の方に期待…というだけ。

▲コパノリチャード
函館スプリントSは、前が総崩れしたようなレースだったので、大敗も特に気に
ならないし、とにかく1200~1400mに集中するようになってからは右肩下がりの
持久力勝負でばかり結果を出している馬だけに、ここはやはり巻き返しに期待
してみたくなるタイミング。
手替わりも、この手の攻め切って粘り通す…というタイプにとっては、先のG1
でも結果を出している今回のコンビに戻ったことは大きなプラスに思える。

注ティーハーフ
函館スプリントSに関しては、前半をほぼ受け流した格好で、1頭別のレースを
したようなものなので大きくは評価できないが、それでも千種川特別では、速い
ペースにある程度しっかりつき合う格好から押し切れているし、ハイペース戦
自体への適性は十分に備えていそう。
ペースと(実際のレース時の)馬場次第という部分はあるが、浮上の可能性は
しっかりと考えておきたい1頭。

△アクティブミノル
セントウルSは、前半部分があっさりと落ち着いた格好で、展開的にはさすがに
恵まれた部分が大きいのだが、この馬の場合は、ファルコンSのような上がりが
掛かるレースで粘った経験もあって、持久力も備えている可能性が十分にある。
往々にして一流のスプリンターは、若いうちは少し長めの距離でも結果を出して
いるものだが、その点では、マイルG1で5着している…という実績は可能性を
感じさせる部分でもある。これ以上の評価にはしづらいが、注目はしたい。

△ウリウリ
CBC賞は、馬場を考えるとかなりのハイペース…という扱いになるし、単純に
パフォーマンスとしては文句ない。
当然地力ではここでも普通に上位扱いでいいと思うが、そのレースでも結局の
ところこの馬自身は後傾の内容になっていて、スピード(&その耐性)の部分で
他の上位馬ほどの信頼感はない。微妙な存在。

△レッドオーヴァル
スプリンターとして考えると、ハイペースでもスローペースでも基本は問題ない
オールラウンダーだが、日本では結局直線がしっかり長い1200mというのがない
ため、ある程度流れた方がやはり結果を出しやすい。
実際に示しているパフォーマンスの比較からは、さすがに勝ち負けまでは難しい
かも知れないが、前走から前進する可能性は考えておきたい。

☆ハクサンムーン
2年前にはここで2着している訳だし、適性的に全くこなせない…と考えるのは
さすがに無理があるが、それでもこの馬の本質はやはり持続力の方。
休み明けとは言え、前走、大得意なはずの舞台で結果を出せなかった現状では、
適性のズレるここで期待…とはならない。静観。


☆リッチタペストリー
2015年クリスフライヤーインターナショナルスプリント(5着)
23.68-22.80-22.57 69.05(34.85-34.20)
23.68-11.17-11.63-11.20-11.37
自身ラップ:24.12-22.57-23.01 69.70(8-4-5)

道中で少し緩急がつく形から→最後まで全く止まらない展開

2014年サンタアニタスプリントチャンピオンシップステークス(1着)
21.98-22.27-23.34 67.59
21.98-22.27-11.31-12.03

2F目ほぼ確実に10秒台、最後しっかり落ちる展開

⇒ラップの手に入った2戦を見る限り、上がり勝負で勝負にならず(アメリカの
ダート戦とは言え)1分7秒台の持久力勝負で結果を出している…というのは
多少気になるところ。
単純に実力の面ではそこまでとは思わないが、適性的には頭の片隅には置いて
おこうか…くらいの感覚にはなる。






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