2016年2月19日金曜日

ダイヤモンドS展望 2016


過去の(長いので変則)ラップタイムを調べると以下の通り。

2015 37.5-37.0-40.6-37.4-12.2-12.0-11.4-11.8-12.0
2014 38.7-37.1-36.7-36.8-12.6-12.3-11.6-11.9-12.5
2013 35.1-37.4-39.2-39.6-12.3-12.0-11.8-12.0-12.5
2012 37.6-39.1-40.8-40.5-12.2-11.4-11.2-11.5-12.5
2011 38.1-37.2-37.9-38.6-12.6-12.2-11.3-11.9-12.1
2010 37.8-38.0-39.1-37.2-12.5-12.1-11.2-12.1-12.6
2009 36.2-36.1-37.4-38.4-12.2-12.0-11.9-11.9-13.3
2008 38.1-37.0-40.3-37.9-12.4-12.0-11.6-11.5-12.8
2007 36.5-37.2-39.0-37.9-12.9-12.0-11.1-11.7-12.3
2006 36.9-37.3-37.4-37.3-12.4-12.4-11.7-12.3-12.6

過去10年の平均ラップタイム
37.25-37.34-38.84-38.16-12.43-12.04-11.48-11.86-12.52
3.31.92




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、コース形状による多少の緩急を除けば、前半~道中は
一定に近いゆったりした流れで、その後ラスト5F~4Fあたりから徐々にペース
アップして、ラスト3Fで一気に加速→右肩下がりという形。

大回りでスピードが出やすいためか、道中の水準が案外高くなることもあるし、
そもそもこの距離なので当然だが、やはりここでは持久力が必須になる。

また上がりの部分では、勝負所でしっかり加速することから、そこでスムーズに
動いて行ける機動力(結局は持久力に由来する)が必要で、さらにはそこからの
減速区間で(脚が上がってから)惰性を効かせられるようなタイプが嵌る印象。


好走する条件
・ある程度高い持久力が必要
・勝負所で切れを発揮できること


予想

◎ファタモルガーナ
前走は休み明けで、内容的にも2周目の向こう正面からしっかりと動いた格好
だったためにさすがに最後は厳しくなったが、それでも直線では惰性を効かして
崩れ切ってはおらず、実力の片鱗は示している。
今回は一応そこを叩いた形になるし、元々の持久力を発揮して巻き返す可能性は
十分あっていいはずで、この人気ならば当然積極的に狙いたくなる。

○タンタアレグリア
菊花賞は、レース自体、超のつくロングスパート戦だったが、その展開の中でも
この馬は3コーナー手前から動くような競馬をしており、それでいて直線でも
しっかりした脚を見せて好走した。(おそらく6F近く11秒台を刻んでいる)
その内容と、ダービーの道中~上がりで示した高いパフォーマンスを考えれば、
持久力&持続力ともにここでは普通に上位の存在。当然高い評価をしたい。

▲フェイムゲーム
パフォーマンス的には、ここではやはり1枚抜けているくらいの扱いになるし、
58.5kgを背負うとは言っても、3連覇の可能性は当然あっていいはず。
それでも海外帰りの状態がどうか?という中での断然人気となれば、感覚的には
少しだけ引いた見方をしたくもなる。どちらに転んでも驚かない…という扱い。

注カムフィー
昨年ここでは3着、ステイヤーズSでも2着に入っていて、3000m級をしっかり
こなす持久力と、(一本調子気味に続く)上がらない脚…という点で、いかにも
ダンスインザダーク産駒といったタイプ。
その意味でこの舞台では少し切れ不足ではあるが、浮上は普通にしてくるはず。

△モンドインテロ
持久力の裏付け…という部分では、上位評価にした周りの馬たちにはハッキリと
劣るのだが、距離を伸ばして結果を出しているという経緯と、前走のラストで
見せたような踏ん張りを考えると、ここをこなす可能性も一応感じる。
ハンデも恵まれる立場だし、とりあえず注目はしておきたい。

△ホッコーブレーヴ
持久力は当然高く、基本的には普通に周ってくれば上位に浮上して当然の馬。
それでも切れ負けする可能性もあるこの舞台で、海外帰りの状態…ということに
なれば、勝ち負けするところまでは微妙…なイメージになるし、今回はあくまで
圏内候補という扱いに止めておきたい。

△ペルーサ
浮上はし切れていないものの、天皇賞の道中~上がりで示したパフォーマンスは
高くて、まだまだそれなりの力を維持できていることは間違いないし、札幌の
長丁場で5年振りに勝利したように、純粋な持久力だけである程度淘汰される
このような舞台ならば可能性はありそう。出来れば積極策を見てみたいが…。






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