2016年2月27日土曜日

中山記念展望 2016


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2015 13.1-12.2-12.2-12.3-12.1-12.3-12.2-11.7-12.2
2014 13.0-12.2-12.1-12.2-11.6-11.8-12.3-12.1-12.5
2013 12.9-11.8-11.5-11.3-11.1-11.4-12.0-12.0-13.3
2012 12.8-11.8-11.4-11.4-11.3-11.6-11.8-12.0-13.2
2011 12.8-11.5-12.0-12.2-11.6-11.4-11.7-11.1-11.7
2010 12.6-11.7-12.3-12.2-12.1-12.6-12.6-12.8-12.8
2009 13.1-12.1-12.5-12.1-12.1-12.2-12.0-11.3-11.8
2008 12.6-11.5-12.0-11.8-11.8-12.3-12.2-11.5-11.6
2007 12.9-11.7-12.0-11.6-11.3-11.7-11.7-11.4-12.9
2006 13.3-11.8-12.0-12.0-11.8-12.4-12.0-11.6-12.0

過去10年の平均ラップタイム
12.91-11.83-12.00-11.91-11.68-11.97-12.05-11.75-12.40
1.48.50




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、スタート直後はある程度ゆったり流れるものの、その分
道中が(多少の緩急はあるが)相当に締まった展開になり、そのまま上がりまで
高い水準を維持する形。

とにかくここの特徴は、緩い前半を受けての騎手心理&向正面の下り坂という
コース形状によって、道中がかなり速くなることで、息を入れられない展開への
対応力&スピード耐性という部分で、相当な持続力(筋持久力)が必要になる。

もちろん道中が落ち着く年もあって、その場合切れタイプの台頭も考えられそう
なのだが、結果を見れば持続タイプが結局は強くて、狙いとしては変化をつける
必要は特になさそう。


好走する条件
・高い持続力があること


予想

◎フルーキー
チャレンジCでは、道中~上がりで相当な持続力を発揮して勝利していて、舞台
などの条件はもちろん違うものの、その内容は、単純なパフォーマンス比較では
ヴィクトワールピサの中山記念と同等レベル。強いの一言。
明らかに(距離)適性外の菊花賞でもそれなりに地力を見せた馬にも関わらず、
それ以降はG1への出走が叶っていないが、ここを制して、マイル~中距離G1
戦線に名乗りを上げる可能性は十分あっていいはず。

○イスラボニータ
昨年は道悪でのレースで、フットワークの良さが売りのこの馬には厳しい条件
だったが、それでも5着にはしっかりと粘っているし、この舞台への適性は十分
備えているはず。
持続力特化…という訳ではない分、本命は相手に譲るが、とりあえず好走する
イメージは十分に描ける。当然注目したい。

▲アンビシャス
切れと持続力をバランス良く備えているタイプで、走法は少し違うものの、適性
的にはイスラボニータに近いようなイメージがあって、強い4歳勢の中では最も
ここに合いそうな雰囲気。
天皇賞での好走で実力は最早普通に上位扱いだし、休み明けの状態次第ではある
ものの、頭の可能性までしっかり考慮しておきたいところ。

注ロゴタイプ
昨年は2着、一昨年は3着していて、持ち前の持続力を発揮出来るこの舞台には
当然合っている。
今の馬場も極端に速い時計が出ることはなさそうな造りになっていて、その点は
この馬にはプラスになるはず。
現状、G1では切れ不足という雰囲気だし、活躍の場はここしかない。

△ドゥラメンテ
強いことは言うまでもないし、単なる切れ勝負よりも、地力がしっかり問われる
形の方が結果を出している点からも、適性的にここをこなす可能性は十分。
それでも今回は、故障による休み明けの状態での(当然ではあるが)1番人気。
感覚的にはやはり少し引いた見方をしたくなる。
あっさり勝たれても、それはそれで清々しい。(負け惜しみする準備は万端)

△リアルスティール
皐月賞で一定の水準はクリアしているのだから、展開に全く対応できないとは
考えづらいが、ここのスピード水準は単純にその数段は上。
どちらかと言うと"切れ"に寄っている印象のこの馬を強く推したい感覚には正直
ならない。
状態は良さそうに見えるが、あくまで相手の1頭という扱いにしたい。

△ラストインパクト
元々は小倉大賞典で物凄い持続力を示している馬なので、適性的にはここも十分
こなせていいはずだし、好走の可能性はもちろんある。
それでもこのメンバー相手だと、さすがにスピードなどの性能面で劣る印象には
なるので、これ以上の評価には正直しづらい。
この馬のエンジンが掛かる前に先頭はゴールテープを切っていそう…。






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