2016年3月20日日曜日

阪神大賞典展望 2016


過去のラップタイム(長いので変則)を調べると以下の通り。

2015 60.4-65.0-12.2-12.4-12.0-11.7-12.2(60.5)
2014 63.2-63.1-12.7-12.6-11.8-11.3-11.9(60.3)
2013 61.2-62.1-12.1-12.2-12.1-12.3-13.0(61.7)
2012 64.9-64.3-13.2-12.1-12.0-11.9-13.4(62.6)
2011 61.0-63.6-12.3-11.8-11.8-11.4-12.5(59.8)
2010 61.8-64.0-12.3-11.8-12.1-12.2-13.1(61.5)
2009 63.1-63.7-12.9-12.9-13.4-13.5-13.7(66.4)
2008 63.8-65.9-12.4-11.8-11.4-11.3-12.1(59.0)
2007 65.1-64.1-12.9-11.7-10.9-11.4-12.2(59.1)

過去9年の平均ラップタイム
62.72-63.98-12.56-12.14-11.94-11.89-12.68(61.21)
3.07.91




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~ややゆったりした流れで、道中は
コーナーで落ち着く場面はありつつも、水準はある程度高くなっていて、ラスト
4Fから仕掛けて→最後はしっかりと落ち込む形。

このレースは、以前は緩い流れからの決め手勝負という展開が多かったのだが、
近年の道中は速く流れることが多くなっていて、そうなれば当然高い持久力を
備えていることが必須になる。

また勝負所で強い馬がしっかりと動くことで、上がりでは高い持続力が問われる
…という側面もあるため、全く誤魔化しが効かないレースだと言えそう。
単純に、地の強い馬を選びたいところ。


好走する条件
・高い持久力&持続力を持っていること


予想
久しぶりに本命馬選択の自由がある阪神大賞典。それも少し寂しいが…。

◎シュヴァルグラン
前走は、上がりの形自体は持続型の展開ではあったのだが、条件的には速い脚が
問われた格好なので、実質的には切れ負けに近い内容。
その点で今回は、阪神内回りに舞台が替わって、前々走の力強い脚を持続させて
完勝した内容が活きそうな雰囲気で、とりあえず前進を見込んでいいはず。
3000m級は初になるが、馬体からは全く問題なさそうに思えるし、当然人気には
なっているが、ここは素直に推しておきたい。

○タンタアレグリア
前走は、かなり道悪で実質的な水準が高く、その中で(勝負所などで)ある程度
積極的な競馬をした格好なので、直線伸び切れなくても仕方なかったし、むしろ
上位にはしっかり踏み止まったこと自体、評価してもいいくらい。
元々菊花賞でしっかり持久力&持続力は示していて、パワー寄りのタイプ的にも
この舞台にはまっていいはずだし、単純にここは前進する方に期待したい。
結果的に2番手評価とはしたが、可能性としては当然頭まで。

▲カレンミロティック
昨年ここでは直線で前が詰まってスムーズな競馬が出来ないながらも4着して、
直後の天皇賞でも3着に粘っているように、やはり持久力は相当に高い馬。
特にゴールドシップが勝ち切れる馬場での天皇賞好走の意義は大きいし、今回も
普通に好走するものとして考えたい。
勝ち切るイメージまではどうしても湧かないため、3番手評価ではあるのだが、
これよりも下に扱うのはやはり違う…という感覚。

注カムフィー
極端な道悪で大負けした前走はとりあえず度外視しておくとして、一定の持久力
&持続力はしっかり示している馬なので、ここでもある程度出来て良さそう。
このキャリアながら阪神は初ということになるが、(一本調子気味でも)一完歩
ずつ確実に脚を伸ばすタイプ的に、この舞台にははまって良さそうな雰囲気。
(要はダンスインザダーク産駒…ということに尽きるのだが)

△トーホウジャッカル
同じ内回りの宝塚記念で好走しているので、以前のようには否定しづらい部分は
あるのだが、その後の札幌記念で良い所もなく終わっているあたり、どうしても
持続よりも(純粋な持久力を活かした)惰性…というイメージが拭えない。
その点、しっかり地脚の強さが問われるここで、再度半年以上の休み明けになる
今回は、少し静観したい気持ちの方が大きい。

△アドマイヤデウス
阪神内回り自体は若葉Sを勝っていたりするのだから問題ないだろうし、地力も
持続力も上位の存在であることは間違いない。
それでも3000m級に関しては1戦1大敗という経歴の馬。
その天皇賞の時は道中で掛かっていたような雰囲気もあるが、それが敗因ならば
尚更微妙…という気もするし、今の人気程の信頼感は正直持てない。





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