2016年4月24日日曜日

マイラーズC展望 2016


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2015 12.3-11.0-12.0-12.4-11.7-11.1-10.8-11.3
2014 12.5-11.0-11.4-11.7-11.2-11.4-10.9-11.3
2013 12.3-10.8-11.0-11.7-11.5-12.1-11.5-11.7
2012 12.1-10.8-11.4-11.9-11.3-11.2-11.8-12.7

過去4年の平均ラップタイム
12.30-10.90-11.45-11.93-11.43-11.45-11.25-11.75
1.32.45




傾向(過去記事の一部修正)
京都に舞台を移してからまだ4回の開催で、ラップのバラつきはかなり大きく
なっているのだが、前掛かりな展開になった初めの2回に関しては、シルポート
中心に流れが作られた格好なので、本来はもう少しだけ落ち着いた展開が基本
…という見方はしたい。

したがって、コースの特徴も合わせて考えれば、レースを通してフラットな展開
から→持続力が問われる形…という想定で、その流れの中から(速い馬場で実質
そこまで負荷が掛からないイメージで)ある程度末を伸ばせるタイプを中心に
考えたいところ。


好走の条件
・スピード持続力(&決め手)があること


予想

◎アルバートドック
前走は、後方から進めて→ただひたすらに後方まま…という、能力からすると
良く分からない負け方だったが、もう少しパーツが長ければ…というタイプでは
あるため、深く見えた芝における上がり勝負では、(相対的な)完歩の小ささが
大きなマイナスになったイメージ。とりあえず度外視。
元々京都外回りでは、白百合S&京都新聞杯で決め手&持続力を示していて、
適性は合っているし、何よりもディープ産駒が京都マイルに替わって前進する
可能性は十分に考えられる。この人気なら狙ってみたい。

○フィエロ
実力は当然上の存在で、持続力という部分でもここへの適性は高い。
したがって今回こそ普通に勝ち切る可能性ももちろんあるが、これだけの能力が
ありながら未だに重賞未勝利…という事実。
結局それは、決め切る脚(あと1つの切れ)がないということ。
海外帰りの休み明けで乗り替わりもある中では、結局絶対的な信頼はしづらい。
勝ち切るというよりも、むしろ軸としての扱いに止めたい感覚。

▲エキストラエンド
道中~上がりに掛けての持続力が売り…というタイプで、この舞台は言うまでも
なく得意。(33.4秒の脚を使っても届かない金杯は度外視していいはず)
近走でも展開次第という部分がありながらも、重賞でしっかり戦えていて、衰え
なども特に考える必要はないだろうし、それでいて常に妙味が大きい。
それならば、とりあえず推しておきたくもなる。

注レッドアリオン
昨年ここで究極的な決め手勝負を勝ち切って、関屋記念で高いパフォーマンスを
示してからは調子を落としていたが、前走は、向こう正面~勝負所でジワジワと
脚を使いつつも直線も良く粘った格好で、復調気配を感じさせる内容だった。
ここ2走で1800mの厳しい競馬を経験した後の距離短縮で、前進を示す可能性は
あって良さそう。

△ダノンリバティ
前走での、道中~上がりで示したパフォーマンスは高く、とりあえずその内容を
考えるとここでも普通に上位。
それでもこの馬は、少しゆったりしたイメージではあるので、スピードに偏った
マイル戦で更なる前進…という雰囲気には正直ならない。
浮上の可能性は当然あるが、感覚的にあまり強くは推しづらい。

△サンライズメジャー
地力は間違いなく高いものを持っている馬だが、印象としては、マイルだと最後
あと1つ伸び切れない…というタイプ。
昨年はここで2着しているが、その時は完全にスローな展開から→後半だけ脚を
使ったようなレース。
さすがにもう少しフラットな展開になりそうなここは、掲示板前後が妥当では。

△アルマワイオリ
前走でも、道中~上がりでは高いパフォーマンスを示しているし、結果は全く
ともなっていないものの、常に安定して良い脚を繰り出している。
もちろんここも、基本的に周りが止まる訳ではないため、展開次第では…という
くらいだが、この手のタイプはいつかどこかでやって来るはず。
今回も一応その可能性はゼロではない…ということで。(厳しい流れなら)






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