2016年4月2日土曜日

大阪杯展望 2016


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2015 12.8-11.1-12.7-12.2-12.3-12.4-12.3-12.2-12.1-12.8
2014 12.8-11.3-12.5-12.0-11.9-11.8-11.7-11.5-12.4-12.4
2013 12.6-11.4-12.7-12.2-12.6-12.2-11.6-11.3-10.9-11.5
2012 13.2-12.2-13.7-13.2-12.9-12.7-12.3-11.9-11.2-12.2
2011 12.5-11.0-12.3-12.1-11.4-11.6-11.6-11.3-11.8-12.2
2010 12.1-11.1-12.8-12.3-12.0-12.2-11.6-11.5-11.7-12.2
2009 12.6-11.5-11.9-11.9-12.1-12.8-12.1-11.9-11.2-11.7
2008 12.5-10.8-12.2-12.1-12.0-12.3-12.0-11.5-11.6-11.7
2007 12.8-11.5-13.1-12.6-12.2-12.2-11.9-11.7-11.4-12.0

過去9年の平均ラップタイム
12.66-11.32-12.66-12.29-12.16-12.24-11.90-11.64-11.59-12.08
2.00.53




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半はミドルペースで、道中は一旦は落ち着くものの
極端には緩まない展開から、やや仕掛けの早い上がり勝負という形。

このレースは、道中がそれ程楽をしていられない水準で流れて、一定の持久力は
やはり問われるのだが、だからと言って極端に締まる…という訳でもないために
一流馬の脚は十分に残り、上がりはある程度速くなる。

したがって、仕掛け自体が早く長い脚は当然必要だが、それに加えて勝負所で
動いて行ける機動力を備えていることが重要で、適性的には、切れと持続力を
バランス良く持っているタイプが中心になりそう。


好走する条件
・切れ&持続力を持っていること


予想
頭数はさすがに落ち着いた方だが、ここに対する裏付けはいくらでも取れる、
確かに凄いメンバー構成。結果、切れる馬は少ない…。

◎アンビシャス
前走は、道中が極端に締まりつつも→上がりでもしっかり脚を使う展開…という
とにかくハイレベルな一戦。(4着のフルーキーあたりが普段の勝ち負け)
その中でこの馬自身も、道中~上がりでとてつもない持続力を発揮していて、
ドバイでもしっかり力を示した2頭の間を割ったことは当然高い評価ができる。
そこで示したパフォーマンスからすると、現状の人気はまだまだ甘く感じるし、
今ならまだ56kgで出走できることも含め、狙うにはこれ以上ないタイミングだと
感じる。全力で推したい。

○ショウナンパンドラ
(あくまで個人的な印象からは)元々切れで勝負していた馬が、秋華賞以降は
持続力という部分での資質を示すようになり、そしてJCでは再度切れを発揮
する内容で一気に頂点まで登り詰めた。
つまり完成したことで、両方の資質のバランスが上手く取れたイメージになり、
この舞台には普通にはまって良さそうな雰囲気。
当然斤量を背負う立場になったが、どのような展開になっても、最早そう簡単に
崩れることはないのでは。

▲ラブリーデイ
とにかく昨年は、元々の(個人的に描いていた)イメージをことごとく覆される
ような活躍で、それを追い掛けるような形で評価を上げていく…という、とても
よろしくないつき合い方をしてしまった訳だが…、ここは1つリセット。
とりあえず、単純に持続力という部分で一定の評価にはしておきたいが、一方で
このレースに限って言えば、ある程度の機動力(切れ)が問われる想定なので、
その点、決め手に優れた馬に差される可能性はありそう。
したがってここは、上位の一角…という扱いまでに止めたい。

注ヌーヴォレコルト
基本的には真っ直ぐ走ってこそ…というタイプだとは思うが、内回りなどで、
持続力がしっかり問われる展開であっても崩れることはなく、やはり一定以上の
格を備えている、単純に強い馬。
上がりでしっかりとした脚を使う必要があるこのレースであれば、この舞台でも
十分出来て良さそうだし、とりあえずは、(元々そういう評価の馬だが)香港C
2着という、一応トップレベルの実績も手にした現状での54kgは軽く感じる。
結果的には4番手評価になってしまったが、普通に勝ち負けしていいはず。

△イスラボニータ
前走は、立ち遅れて中団の外々を回るような競馬になり、展開自体も道中は最早
マイルの領域というスピードレースだったので、ゆったりと大きく、どこまでも
軽いフットワークのこの馬のイメージからすると、少し適性がズレていた。
その点では、ミドルペースで、中距離に特化した資質が問われるここで巻き返す
可能性はあって良さそうだし、本来阪神向きのタイプという訳ではないものの、
一応注目しておきたい。

△キタサンブラック
菊花賞までしっかり制した馬ではあるが、上の世代との競馬は流れが落ち着いた
有馬記念の3着だけ…という中では、58kgは背負わされ過ぎ…感が強い。
タイプ的にも、中距離の一貫した展開よりも、もう少し純粋な持久力を活かせる
舞台の方が合っていそうで、適性がどうか…という部分もある。
マイペースで行けそうなメンバーではあるので、前半をゆったり入り→上がりの
持続力で粘れる可能性はあるが、それを切れで上回る馬はいくらでもいそう…。

△タッチングスピーチ
前走も、厳しい条件の中でしっかりと浮上出来ているし、この相手に対しても、
そう簡単に地力負けすることはないはず。
ただし、末脚の持続力という部分ではかなりのものを備えている一方で、あまり
機動力のあるタイプではないため、内回りに舞台が替わって得をする馬ではない
…ということは確実。
最後に浮上はしてきても、何頭かは結局残すことになりそうなイメージ。





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