2016年5月7日土曜日

京都新聞杯展望 2016


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2015 12.3-10.7-12.2-12.1-12.1-12.6-12.5-11.9-11.4-11.9-11.6
2014 12.2-10.3-11.6-11.6-12.0-12.5-12.5-12.1-12.8-11.6-11.8
2013 12.2-10.4-12.3-12.0-12.3-12.3-12.6-12.3-12.1-11.8-12.0
2012 12.2-10.6-11.4-11.7-12.1-12.8-12.5-11.9-11.3-11.5-12.0
2011 12.5-11.0-12.3-12.4-12.4-13.2-13.1-12.3-11.2-11.3-11.8
2010 12.4-11.1-12.4-11.6-12.4-13.3-12.8-12.1-11.7-11.5-11.5
2009 12.6-11.2-12.3-12.5-12.4-13.0-12.6-11.8-11.3-11.5-11.8
2008 12.9-11.4-13.0-13.2-13.2-13.7-12.8-12.1-11.7-12.0-12.4
2007 12.4-10.4-12.5-12.7-12.5-12.9-12.7-12.1-11.3-11.8-12.2
2006 13.0-11.4-12.8-12.7-12.9-13.2-13.2-12.1-11.3-11.1-11.1

過去10年の平均ラップタイム
12.47-10.85-12.28-12.25-12.43-12.95-12.73-12.07-11.61-11.60-11.82
2.13.06




傾向(過去記事の転載)
過去のラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、
道中では一旦しっかり落ち着く場面があって、3コーナーの下り坂から徐々に
加速して行き、上がりは最後まであまり止まらない形になる。

このレースでは、道中がゆったり流れるとは言っても、距離も長いし、上がりの
部分で伸び切るためには追走で無駄脚を使わない走り方が出来る…ということが
やはり重要で、結果的には一定の持久力が問われる。

さらに終いの部分がロングスパートの形になりやすいことから、当然のように
末脚の持続力を持っていなければなかなか好走は難しく、一瞬の切れで主張する
ようなタイプは、基本的には割り引いて考えたい。

またこの先に向けては、道中がある程度締まった流れになった年は、ダービーに
つながりやすくなっているので、その点には注目しておきたいところ。


好走する条件
・末の持続力(&一定の持久力)があること


予想

◎ブラックスピネル
前走は、速い前半でしっかり脚を使う形から、直線勝ち馬に一旦は離されつつも
最後ジワジワ詰め寄っているし、差し馬が浮上したホープフルSでも、番手から
早め先頭の競馬で粘り込んでいるように、地力は十分に認められる。
どちらかと言うと持続力の方に寄っているイメージからも、この舞台への適性は
備えていそうだし、ここは前進を見込んでも良さそう。
とりあえず普通に好走はしてくるはず。軸として。

○スワーヴアーサー
前走では、長い脚が問われる展開の中で直線際立った脚を見せて浮上→そのまま
押し切っていて、まずは脚の使い方としてこの舞台に合っていそうなイメージ。
(前々走の内容も含め)コーナリングの部分での不安は大いにあるが、単純に
決め手ということであれば、ここでは普通にナンバーワン争い。
信頼度の部分で2番手評価にはしたが、はまった場合に突き抜ける可能性という
点ではこちらの方が上…という感覚。

▲エルリストン
前走では、速い前半でまずはしっかりと脚を使い、(道中が一旦緩んだことで)
後ろからの圧が掛かって→3角手前で再度脚を使って、それでいて直線でも三度
しっかりと脚を使って突き放した。
その内容は、スタート&下り坂&直線で、同様に何度も脚を使わされる可能性が
高いこの舞台につながって良さそう。今回特に注目してみたい存在。

注アグネスフォルテ
前走は、前半の入り方が中途半端な形になり、その結果中団の後ろから進めて、
直線は前が詰まって手綱を引き→ほぼ追っていない内容。100%度外視案件。
それを除けば、大寒桜賞やあすなろ賞で好位から強い競馬をしていて、それらの
パフォーマンスであれば、ここでも普通に上位に扱える。
(さすがに今回は)積極的な競馬から粘り込む可能性は当然考えておきたい。

△ロイカバード
前走では、レース自体が水準の高い展開の中でまずまずの内容を示しているし、
福寿草特別でも、道中~上がりで強い競馬をしていて、単純なパフォーマンス
比較では、ここでは普通にナンバーワン争い。
ただし、あまりスケール感のないタイプで、距離延長が必ずしもプラスに働く
とは言えない雰囲気ではあるため、感覚的には相手の1頭…くらいに止めたい。

△ゼンノタヂカラオ
切れが微妙で勝ち上がるのに時間が掛かり、12秒台のラップが続くような展開で
未勝利を突破した馬。その点、持続力…という方向性は合うのかもしれない。
しかし、印象としてはパワー寄りで、単純に性能面でどうなのか?というタイプ
ではあるため、京都に替わって前進…という感覚には正直ならない。
ある程度積極的な競馬であれば、粘り込む可能性もある…というくらい。






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