予想
色々考えてはみたものの、結局1ヶ月くらい前に書いてもほとんど変わることは
なかっただろうな…という序列。
◎リオンディーズ
皐月賞は、前半&向こう正面でかなり脚を使いながら、コーナー~直線で溜め
→切れを発揮して粘り込んだ内容で、その持久力は当然認められる。
この馬には、走法的に、直線の長いコースで真っ直ぐに力を使ってこそ…という
イメージがあるため、東京に舞台が替わっての前進度はかなり大きいはずだし、
ここでは普通に巻き返しが期待できそう。
今回は他の有力馬が有利な内枠を引いたが、ゆったりとしたリズムを崩さない
…という意味で、この馬に限ってはこのくらいの枠で良かったのでは?という
気はするし、鞍上のコメントからも、その点(リズム)での馬の個性をしっかり
把握している雰囲気が十分に感じられることは心強い。
(個人的に)お兄さんの時も本命に推して2着に敗れたが、その時とは違って、
今回はダービーを勝つために生まれてきたような相手もいない。今度こそ。
○サトノダイヤモンド
皐月賞は、3~4コーナーで外から捲った馬への対応のために、斜めに力を使う
格好になり、尚且つ直線では内の馬の煽りを受ける不利があった。
位置取り的にレースを通してあまり溜められない立場だったことも考慮すれば、
その内容での3着は十分に評価できるし、とりあえずここは前進が見込める。
また走法的にも、ゆったりとしたタイプではあるので、小回りの中山2000mでは
多少忙しかった可能性もあるし、その点、今回の距離延長&広いコースへ替わる
ことはやはりプラス。
ベストということで言えば、東京よりも京都の方が合っていそうではあるので、
本命は相手に譲るが、とりあえず普通に勝ち負けには絡みそうな雰囲気。
▲マカヒキ
皐月賞は、位置取りとしてはやはり恵まれた方だが、道中~上がりに掛けての
パフォーマンスはしっかりと高いものを示していて、とりあえずそれまでの内容
とは一線を画している。地力の裏付けとしては十分。
この馬の場合、方向性としてはやはり切れを活かしたいタイプではあるので、
まずは東京で前進を示す可能性は当然高いだろうし、普通に周ってくれば勝ち
負け近くに浮上するはず。
ただし位置取りがほとんど限定されている…というリスクはあるし、立場上内を
捌く選択もしづらい点で、上の2頭と比べると勝ち切るのは少し難しい印象。
持ち前の強靭な決め脚で、最後どこまで迫れるか?といったところ。
注ヴァンキッシュラン
前走は、厳し過ぎる道中は少し受け流した格好ながら、勝負所はしっかりと攻め
つつ→直線で突き抜けた内容で、高い持久力&持続力を示した。
そのパフォーマンスを考えれば、ここはどう考えても上位には浮上してくるとは
思うが、大きな馬体の割りに回転の速い走法的には、ダービーで切れを発揮する
…というイメージがどうしても湧かない。
あの勝ち方をしても、オッズ的には○強の1角にも加えてもらえないというので
あれば、自分の考えとは逆に上げてしまいそうになるが、ここはやはりじっと
我慢して、当初の予定通り馬券~掲示板圏内候補の1頭という扱いに止めたい。
…むしろ次戦、宝塚記念に出走して欲しい。
△ディーマジェスティ
皐月賞は、前半は溜めた格好でも、3コーナーからはしっかり動いて→そこから
最後まで伸び切っての勝利。相当な持続力を発揮した内容。
当然その力は認めるべきだが、やや刻む走法とボリューム感たっぷり(過ぎ)な
馬体など、距離延長に対しては、必ずしもプラスとは言えない要素のある馬。
今回最内枠を引いたことで、扱いがかなり難しくなったというのは正直あるが、
個人的な上げ下げで言えば、皐月賞で上げた感覚からすれば(前走が予想以上に
強かった訳なので当てにはならないが…)ここは少しだけ下げたくなる。
1番人気と言うのであれば尚更。
△プロディガルサン
前走は、かなりレース間隔が空いた状態ながら、とてつもないペースに好位から
つき合って、持ち前の長いパーツ由来の惰性を効かして最後粘り込んだ内容。
結果的に前には少し離された4着だが、条件を考えればむしろ強く、十分に評価
していいはず。
そこを叩いたことで、今回は他のどの馬よりも状態面の上積みが大きそうだし、
相手は強いものの、ある程度出来る可能性はありそう。
仮に勝ち負けまでは無理でも、ここでそれなりの着に粘れたとしたら、体型的に
秋はかなり楽しみな存在になる。その点でも注目しておきたい。
△レッドエルディスト
前走は、相当に厳しい展開の中で、位置取り的にやはり恵まれた方ではあるが、
それでも自身のパフォーマンス自体はしっかり高いものになっているし、ここも
ある程度浮上する可能性は十分あって良さそう。
ただしその時は、他の馬が止まり始めてからの伸びが目立っていた印象だし、
タイプ的に(当たり前だが)世代の中でも性能の高い馬ばかりが集まるダービー
では、やや他力本願的過ぎる…のかも。
落ちてくる馬は普通に交わして上位には食い込みつつも、勝ち負けしている馬
たちを、少しだけ離れたところから見守ることになりそうな雰囲気。
△マイネルハニー
前走では、どう考えても無謀としか言いようのないペースで逃げて、当然最後は
苦しくなったのだが、何の抵抗も出来ずに崩れた訳ではなく、直線半ばくらい
までは先頭をキープしていたし、タイミングとしてはここは一応巻き返す方向で
考えてみたい場面。
元々それなりに高い水準で進めつつ、溜め→切れを発揮出来ている馬なので、
リズムとしてもここにはまってもいいはず。
(巻き返すとは言っても)当然相手が大幅に強化される訳なので、勝ち負け近く
というのは少し難しいだろうが、掲示板近くにはいても良さそう。
☆スマートオーディン
前走は、道中それなりの水準から→(京都新聞杯らしからぬ)大きく加速する
展開を快勝して、純粋な持久力&切れを示した格好。
内容的には一応この舞台につながっても良さそうに思える。
ただ、前半で脚を使わされて崩れた共同通信杯が結局引っ掛かる。
(今年の場合特に)他の馬たちが示している、厳しい展開の中で踏ん張り通す
…という地の強さを見せていない以上、扱いとしては、それらの馬よりも上には
さすがに出来ない。静観と(来たら来たで仕方がない)諦観の間。
☆エアスピネル
皐月賞は、速い前半にある程度つき合いつつ、直線では不利を受けつつも粘り
込んでいて、その実力は当然認められる。
ただし馬体や走法からは、本来はマイル、長くても2000mまでという印象には
なるし、ここで前走以上の結果が出せるとはさすがに思えない。
それなりに溜めは効くタイプではあるし、直線の長い舞台に替わるのはプラスに
働きそうなので、全く出来ないとは思わないが、前走で争った他の上位馬たちの
前進度が高い分、相対的にはどうしても低い扱いにはなってしまう。
☆マウントロブソン
皐月賞では、厳しい展開の中で、前半からかなり積極的な競馬をして、最後も
しっかり粘り込んでいて、高い地力を示した格好。
当然実力はここでも上位に扱っていいだろうが、タイプ的に、やはりこの馬には
持続力の方に特化しているイメージがあって、距離延長&直線が長い&切れが
問われるコースに替わっての前進はさすがに考えづらい。
感覚的には、夏以降、まずはローカル中距離から期待したい。
(最終的にはラブリーデイのような化け方が出来れば理想だが…)
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