レース総括 |
■まずまずの流れから、しっかり加速して→最後まで止まらない展開 |
■一定の持久力&切れ&トップスピードの持続力が問われた |
オークス結果
1 | シンハライト | 2.25.0 | 33.5 | 15-14-13-14 |
2 | チェッキーノ | 2.25.0 | 33.5 | 12-13-13-14 |
3 | ビッシュ | 2.25.1 | 34.1 | 07-08-08-05 |
4 | ジェラシー | 2.25.3 | 33.6 | 17-18-17-17 |
5 | ペプチドサプル | 2.25.3 | 34.1 | 09-09-09-09 |
天候:晴 芝:良
上り4F:47.2 3F:34.5
前半1000m:59.8
12.3-10.7-12.1-12.3-12.4-12.5-12.9-12.6-12.7-11.4-11.5-11.6
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半やや速いくらいの流れで、道中は極めて平均的な
水準で進み、ラスト3Fで一気に加速しつつ→上がりは(一応右肩下がりではある
ものの)最後まで速いスピードを維持する展開。
今回は、展開としては平均的な流れ(平均自体が結構厳しい)からの上がり勝負
…ということで、まずは純粋な持久力&切れ(決め手)が問われた格好。
また、最後までほとんどラップの落ちない形になっていることから、上がりでは
トップスピードの持続力が必要とされて、その点で、スタート直後に脚を使って
いる分、前の馬には厳しく、中団以降でじっくりと構えたタイプに向いた印象。
この展開であれば、(特別にハイレベルという訳ではないが)上位の地力は十分
信頼できそうで、当然この先にも期待できるだろうし、一方で(中団以降から
先に仕掛けた馬も含め)前から進めて負けた馬たちの巻き返しにも、一応注意を
払っておきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
シンハライト
中団の後ろから進めて、勝負所は馬群が凝縮する流れに乗って詰めつつも、直線
あまり主張できずになかなか浮上しなかったが(その焦り?が斜行につながった
印象)、最後一気に伸びる格好での勝利。
持ち前の「ラスト1Fの強さ」を改めて証明するような内容だった。
このラスト1Fの強さというのは、(個人的に)持久力の高さ&体幹の強さだと
思うのだが(勝負根性とはまずは思いたくない)、とにかくこの先も、この馬の
1つの大きな武器になることは間違いない。
一方で今回の挙動からは、切れorトップスピード(or上り坂)のどれかに問題を
抱えていそう…というのは窺えて、その点は今後少し注意が必要になるのかも。
(ローズSを切れ負けした場合は、むしろ可能性が高まるのかも知れないが…)
チェッキーノ
中団の後ろから、4角で大外を回しつつ、直線は外をしっかり伸びての2着。
当然その力は認められる訳だが、今回受けた印象としては、瞬間的な切れを発揮
した…というよりも、一貫歩ずつ着実に詰めた…という雰囲気。
その点で本来のタイプとしては、この舞台よりも、やはり中距離のフラットに
近い展開の方が合っていそうではある。
…となると、秋華賞にはまる可能性は高いのかも知れない。
ビッシュ
ちょうど中団くらいから進めて、ラスト4Fを過ぎた辺りから外を一気に動いて、
直線も早めに先頭に立つ競馬をして、コンマ1F差に粘り込んだ格好。
レースラップ自体が最後ほとんど落ちない形だったことを考えると、かなりの
持続力を発揮したと言えそう。
この内容であれば、次戦以降での前進(巻き返し)は当然期待したくなるし、
タイプ的にも秋は本当に楽しみな存在になった。注目していきたい。
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