レース総括 |
■前半~道中がかなり速く、上がりは落ち込む展開 |
■高い持久力&持続力が問われた |
宝塚記念結果
1 | マリアライト | 2.12.8 | 36.3 | 11-11-10-06 |
2 | ドゥラメンテ | 2.12.8 | 36.1 | 13-13-10-09 |
3 | キタサンブラック | 2.12.8 | 36.8 | 01-01-01-01 |
4 | ラブリーデイ | 2.13.0 | 36.7 | 07-08-05-03 |
5 | ステファノス | 2.13.4 | 36.9 | 09-10-10-06 |
天候:晴 芝:稍重
上り4F:49.0 3F:36.8
前半1000m:59.1
12.6-11.0-11.1-12.3-12.1-12.4-12.3-12.2-11.9-12.2-12.7
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半から相当に速くなって、道中もしっかりと落ち着く
場面がなく淀みのない流れになり、ラスト3Fで少し加速しつつ→上がりは右肩
下がりのかなり落ち込む形。
今回の特徴は、何と言っても前半~道中の厳しさで、額面上でも平均を上回って
いるのだから、馬場を考えたらとてつもないペースだったと言えそうで、当然
高いレベルでの持久力&持続力が問われた格好。
脚質的にも、近年のG1では本当に珍しい"4角一杯"が見られたように、やはり
前には厳しかったはずで、明らかに差し馬有利なレースだった。
この先に向けては、これだけの展開なので、上位の地力は普通に信頼できるし、
負けた馬でも、好位から進めて→最後それなりの意地を見せたような馬の巻き
返しには、やはり注目しておきたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
マリアライト
中団の少し後ろ辺りから進め、勝負所では外をかなり積極的に攻めた格好で、
そこから直線も止まらずに押し通した強い内容。
展開に対する位置取り的には、多少有利な部分もあったものの、実際の内容を
考えれば恵まれでは全くないし、本来馬格のある男馬の領域とも言える、パワー
馬場での地力勝負(惰性勝負)で勝ち切ったことは本当に凄い。
自身のパフォーマンスとしても、ナカヤマフェスタに近いものがあって、これは
凱旋門賞(@ロンシャン)の夢が見られたかも知れない…というモヤモヤ感が
少しだけある。(実現しないだけに)
当然この先、大いに期待していいはず。
ドゥラメンテ
後方から、勝負所でジワジワと詰めつつ、直線外からしっかり浮上しての2着。
何だかんだ勝ち負けは普通に出来ている訳なので、地力の部分では疑いようも
ないし、パワーという部分でも問題なかったはずだが、大きなフットワークを
するタイプだけに、今回の(基本細かく刻むタイプに向く)緩い馬場に対しては
効率が良くなかったのかも知れない。(あくまで後付けだが)
それよりも何より、これで引退となってしまったことは本当に残念…。
キタサンブラック
逃げてかなり厳しい展開を演出して、勝負所では(周りの圧力もあって)早めに
仕掛けつつ→最後までしっかり粘り込んだ相当に強い内容。
上がりが右肩下がりの展開の中、(天皇賞に引き続き)持ち前の"惰性力"を発揮
した格好だが、とにかく、好位の馬がほとんど潰れた中でのこの結果は、素直に
評価していいはず。
本当に今は、走る毎にパフォーマンスを更新しているような状態で、今回もまた
1つ(前半のスピードという部分での)殻を破ったような雰囲気。
この先に関しても、当然活躍を続けることは間違いないし、天皇賞秋やJCでは
まだ疑う余地はあるものの、有馬記念はもう頭でいいのでは。
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