過去のラップタイムを調べると以下の通り。
2015 11.9-10.8-11.3-11.1-10.9-11.8 34.0-33.8
2014 11.8-10.3-10.8-11.0-11.2-12.3 32.9-34.5
2013 12.0-10.9-10.9-11.0-10.9-11.8 33.8-33.7
2012 12.0-10.3-10.9-11.0-11.2-11.9 33.2-34.1
2011 12.2-10.6-11.3-11.3-11.0-12.1 34.1-34.4
2010 12.0-10.7-11.2-11.5-10.8-11.8 33.9-34.1
2009 12.2-10.7-10.9-11.2-11.1-11.7 33.8-34.0
2008 12.2-10.6-10.7-10.7-11.3-11.8 33.5-33.8
2007 12.2-10.5-10.7-10.9-11.1-11.7 33.4-33.7
過去9年の平均ラップタイム
12.06-10.60-10.97-11.08-11.06-11.88
1.07.63 33.62-34.01
傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半あまり速くならないが、その後はほとんど緩まずに
勝負所まで(一定に近い)速いスピードを刻み続けて、ラスト1Fだけ少し落ちる
…という形。
ここの特徴は、前半<道中という、真ん中の4Fの速さで、レース自体は前後半が
イーブンに近い形(やや前傾)になるが、単純な上がり勝負という訳ではない。
当然適性面では、スピード持続力が問われることになる。
一方で、3コーナーの入り方次第では、(スプリント戦としては異例の頻度で)
勝負所でしっかりと加速する展開も現れていて、場合によっては"切れ"を発揮
できる馬の台頭も考慮しておく必要がある。
脚質的には、開幕週なので当然前有利だとは言えるが、粘りのみが身上で単純に
ここの速い上がりに対応できないタイプもいるため、それを切れを備えた後続が
差し切る…という事態は想定しておきたいところ。
好走する条件
・先行力&スピード持続力(&切れ)があること
予想
◎ダンスディレクター
シルクロードSは、レースとしても厳しい展開だったが、その中で自身がレース
後半に使った脚には物凄いものがあり、正直ビッグアーサーよりもこの馬の方が
頂点に近いと(個人的には)考えていた。
相手はその後実際にG1を制している訳なので、現時点での比較は微妙だが、
少なくともここで問われる可能性がある"切れ"という部分ではこちらが上。
長い休み明けで、状態面での不安はもちろんあるが、ネロにさえ負けている人気
というのなら、ここは強気に推してみたい。
○ビッグアーサー
速い馬場&厳しい展開によって、究極的なスピード耐性が問われた高松宮記念を
押し切ったのだから、当然地力では上という扱いになるし、とりあえずはここも
普通に勝ち負けはしてくるはず。
ただしタイプ的に体力まかせなイメージで、多少他力本願的な部分があるため、
前哨戦向きではない…という雰囲気はあって、それならば、実力&適性で上回る
可能性があって、尚且つ人気的にも妙味のある相手を、今回は上に取りたい。
▲アットウィル
上の2頭を筆頭に、この相手に対しては地力の部分でどこまで…という扱いには
なるが、彦根Sで道中10秒台が3つ並ぶようなラップをしっかり勝ち切っている
ように、持続力という方向性は合っていて、少なくとも適性的には上位。
現状人気も少し甘く感じるし、ここは特に注目してみたい。
注ウリウリ
昨年ここでは2着していて、元々距離短縮してきたタイプ的にも、切れでは当然
上位だし、適性は高い馬。
今年に入ってからの負けは、位置取り的に逆境の立場だったり、適性が合わない
展開だったりと明確な敗因があるし、ここでの巻き返しは当然期待できる。
△エイシンブルズアイ
前後半をイーブンでまとめつつ、高いパフォーマンスを発揮出来るタイプで、
位置取りさえ間違わなければ、ここでも普通に好走はあり得る。
ただし前走の上がりでの内容を見ると、地力の部分で限界があるのかも…という
感覚にはなるので、正直勝ち負けまではどうか。微妙。
△スノードラゴン
言うまでもなく地力は普通に上位の馬なので、ここで好走してくる可能性は当然
あっていいはず。
ただし基本はハイペースを地力で浮上する…というのが持ち味のタイプだけに、
適性的にはここにピッタリという訳にはいかない。あくまで圏内候補。
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