予想
今開催は雨もあったので、傾向としてそこまで強くは言えないかも知れないが、
現状、(JRA全体として)緩めに作って→徐々に踏み固められていく…という
馬場傾向が確実に存在する。
したがって、ハイペース戦への適性をまずは重視する部分は変わらないが、その
次に重要な要素として、開催が進んだこのタイミングこそ、内枠や先行…という
部分に注目したい感覚。
◎ビッグアーサー
上がりよりも地の強さを活かしたいタイプ的に、本来は中京や阪神よりもこの
舞台の方が向いている馬。
ということで、前走でもう少し苦戦しつつ→ここで完勝…くらいの目論見だった
のだが、前哨戦から自ら厳しい展開を演出して完勝してしまったことで、完全な
一本被りに…。これはもう仕方がない。
ラスト1Fが少し落ち過ぎな部分もあるが、休み明け&58kgということを考えれば
十分許容範囲だろうし、今回も最内枠を確保。大人気でも逆らえない。
○ブランボヌール
前走は、ゆったりした流れの中で、自身としても後傾の内容を示しているため、
ここへ対する裏付けとしてはそこまでは評価できないのだが、一応休み明けの
状態で快勝したことはやはり大きい。
元々函館2歳Sで、かなりの前傾戦を突き抜けて完勝している馬でもあって、
本来ここの展開に対する適性は備えているはずだし、今回は内枠、叩き2走目の
上積み…など、プラスの要素もしっかりとある。可能性としては面白い存在。
▲シュウジ
北海道の2戦は、ともにそれ程厳しい流れだった訳ではないし、パフォーマンス
自体はあまり高い評価にはできないのだが、古馬相手に安定して力を示せている
…という部分では、やはり一定の地力は認めていいはず。
元々小倉2歳Sのハイペース戦を突き抜けた経歴を持っている馬ではあるので、
適性的には、ここで実質的なペースが上がっても特に問題にならないだろうし、
好位の内目から粘り込む可能性は十分あって良さそう。
注ベルカント
昨年ここでは13着だったが、レース自体スローな流れの中、この馬自身も前半を
34.7秒で入る持ち味を消した競馬だったので、とりあえずは度外視できる。
元々ハイペース戦への対応は当然示している馬ではあり、初コンビの蛯名Jが
思い切って前に行く選択をするようなら、可能性としてはあっても良さそう。
近走も重賞で常に結果を残しているにも関わらず、オッズ的には昨年の2番人気
から急落した格好になっているし、注目はしておいて損はないはず。
△ダンスディレクター
前走は、やや立ち遅れて、何もせずに後方から→結果的に浮上し切れず…という
競馬なので、着順自体はとりあえず度外視していいはず。
その時が半年以上の休み明けだったので、1度叩いた上積みは大きいだろうし、
ここで本来の地力を発揮して巻き返す可能性はあっても良さそう。
ただしタイプ的には、もう少し末脚を活かしたいイメージの馬ではあるため、
スプリンターズS向きかと言われれば微妙な部分もある。⇒結局相手の1頭。
△スノードラゴン
厳しい展開を地力で浮上する…というのが身上の馬で、適性的にピッタリはまる
イメージだし、この舞台では常に注意しておきたい存在。
最終週らしくしっかり荒れた馬場であれば、当然より可能性はあったはずだが、
今の馬場でも止まる馬は止まるだろうから、とりあえずそれなりの浮上は出来て
良さそう。やはり相手には入れたい。
△ミッキーアイル
地力は当然高い馬だし、とりあえず好走は普通にあっていいはず。
ただしタイプ的に、溜め(→切れ)という要素がもう少し問われた方が持ち味を
活かせるイメージになるので、中山という舞台は本質的にどうか…。
更にぶっつけで臨む状態、外枠を引いた点など、不安な部分が多い…となれば、
さすがに少し静観したい気持ちにはなる。
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