2016年11月4日金曜日

京王杯2歳S展望 2016


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2015 12.8-11.4-12.3-12.6-11.4-10.8-11.3 36.5-33.5
2014 12.5-11.1-11.8-12.0-11.5-10.9-11.7 35.4-34.1
2013 12.8-11.8-12.1-12.1-11.5-11.0-11.8 36.7-34.3
2012 12.7-11.3-11.6-11.9-11.3-11.0-11.4 35.6-33.7
2011 12.3-11.2-11.8-12.2-11.5-11.2-11.9 35.3-34.6
2010 12.5-10.9-11.7-12.4-11.7-11.0-11.6 35.1-34.3
2009 12.5-10.8-11.3-12.0-11.7-11.3-12.4 34.6-35.4
2008 12.4-10.9-12.1-12.1-11.4-11.0-11.7 35.4-34.1
2007 12.4-10.9-11.7-12.2-11.9-11.4-12.2 35.0-35.5
2006 12.6-11.1-11.4-11.9-11.6-11.4-12.6 35.1-35.6

過去10年の平均ラップタイム
12.55-11.14-11.78-12.14-11.55-11.10-11.86
1.22.12 35.47-34.51




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半はこの距離としてはゆったりとしたスタートから、
道中は4F目がしっかり緩む展開、その後はラスト3F~2Fにかけて大きく加速して
上がりの速い形となる。

このレースでは、各年の間でのラップのバラつき(特にラスト4F~2Fの部分)が
小さくなっていて、展開的にはほぼ確実に一旦落ち着いてからの加速勝負が想定
できるため、当然重要になるのは勝負所での"切れ"ということになる。

また改修後の東京では、ラスト3Fからスパートすることが多いのだが、ここでは
各馬がじっくりと待ってから仕掛けるためか、ラスト2Fのラップが最も速い形に
なっていて、そのこととスローからの上がり勝負…という展開が重なることで、
脚質的にはやはり前の馬有利となる。

ただし前から進める馬でも、適性的に加速についていけなかったり、そもそも
1400mのリズムに合わなかったりするようでは話にならないので、脚質よりも
まずはその点を見極めておくことが先決だと言えそう。


好走の条件
・切れ(&最低限のスピード耐性)があること


予想

◎ディバインコード
前走では、マイルでしっかりと持続力を発揮して、前々走では、1400mの速い
流れからしっかりと溜め→切れを発揮。この2戦から地力は当然認められる。
脚の使い方としても、(ある程度の溜めが入る)この距離には合っている印象に
なるし、ここでは普通に勝ち負けしてきそうな雰囲気。
持久力に偏ったスプリント重賞の勝ち馬が人気を被りそうな分、妙味も感じる。

○ドウディ
前走では、まずまずのペースから→加速する展開を、外から進めてしっかり差し
切っていて、この舞台への適性は高そうだし、(ディバインコードに負けた)
未勝利戦の内容からも、地力は十分に認められる。
直接対決後、相手も更に適性の幅を示したので、結局はその下の扱いになるが、
頭の可能性も当然考えておきたい。

▲コウソクストレート
新馬戦では、ある程度締まった展開を押し切って、前走では、ミドルペースから
→しっかり加速する展開を勝ち切っていて、実力的にも適性的にも、ここでは
ある程度信頼しやすい存在。
結果的に評価は3番手になったが、可能性としては十分あって良さそう。

注モンドキャンノ
前走の内容から、地力は当然認められる馬だし、ここでも上位扱いになる。
フットワークのいいタイプでもあって、広いコースに替わっての前進もあり得る
のだが、一方で少し持続力の方に寄っている印象もある。
加速への対応が大丈夫であれば…という条件付きで、ここは考えたいところ。

△レーヌミノル
前走は、速い流れを早々と先頭に立って→直線で突き放す…という相当に強い
内容で、実力はここでも普通に上位。
当然ここもアッサリという可能性はあるが、今のところ溜めや加速という要素を
示していないため、適性的にどうか?という部分はある。信頼まではできない。

△ジョーストリクトリ
新馬戦は、スパッとは切れないものの、ゆったりとして余裕を感じられる走りで
押し切ったイメージ。
他の馬と比べると地力の面での裏付けはどうしても薄くなるので、これ以上の
評価にはしづらいが、叩いた上積みは大きそうだし、可能性としては考えたい。





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