過去のラップタイムを調べると以下の通り。
2016 12.9-11.7-13.2-12.8-12.3-12.2-12.6-11.7-12.5
2015 12.9-11.0-12.8-12.2-12.3-12.2-12.3-12.0-13.2
2014 12.6-11.2-12.4-12.1-12.1-12.1-12.7-12.2-13.0
2013 12.6-11.0-12.4-12.2-12.2-12.4-13.0-12.5-12.7
過去4年の平均ラップタイム
12.75-11.23-12.70-12.33-12.23-12.23-12.65-12.10-12.85
1.51.05
傾向
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中はかなり締まった展開に
なり、4コーナー~直線で一旦溜めて→しっかりと加速する格好で、レース全体
としては前傾で上がりが掛かる形。
ここの特徴は、まずはやはり道中の厳しさで、当然高い水準の持久力が問われる
ことになり、過去のレースでも、G1(好走)級の馬が普通に勝ち負け…という
結果が多くなっている。
また勝負所では、キツい4コーナーによって一旦減速しやすい構造になっている
ことから、単純に道中~上がりで持続すればいい…という訳ではなく、再加速の
ために、上り坂の区間である程度しっかりと脚を使う必要がある。
そのことが余計に(一定以上の切れを併せ持つ)G1馬に向くのかも知れない。
好走の条件
・高い持久力&持続力を備えていること
・(切れがあること)
予想
◎アスカノロマン
昨年の勝利は少し落ち着いた流れだったが、前走の同舞台チャンピオンズCは、
完全に差し馬有利の厳しい展開に巻き込まれつつ→好位から最後まで良く粘った
内容で、これは相当に強い競馬と言っていいはず。
同じように道中で厳しいラップを踏んだアンタレスS&平安Sでも結果を出して
いる訳だし、本質的にここの展開には合っていそうで、今回も普通に勝ち負けの
扱いで問題ない。この馬が2番人気というはむしろ妙味がある。
○ロワジャルダン
前走は、8着ではあったが、道中で極端に脚を使う形から→タイム的にはそれ程
差のないところまで浮上は出来ているし、一昨年のチャンピオンズCも、厳しい
展開をしっかり浮上していて、地力では当然上位に扱える。
タイプ的には、もう少しだけスピードが問われる舞台の方が合う印象なので、
ここにピッタリとまでは言い切れないが、この相手なら自然とこの位置。
▲グレンツェント
ダートで崩れたことは1度としてない訳だし、当然その実力は高くて、ここも
あっさり突破という可能性はある。
ただし、9F戦で道中最も厳しいラップを踏んだのがみやこSという点が、裏付け
としてはあと1つ…という扱いにはなって、とりあえずここはパフォーマンスの
更新が前提となる。ということで、人気よりも少しだけ下げてみたい。
注モズライジン
昨年の後半は、常に好走しつつも常にあと1つ足りない…という中で、唯一勝ち
切ったのが東京ダ2100mのハイペース戦。
阿蘇Sのような、道中で極端に脚を使う形もこなしたことを合わせて考えると、
ここのスタミナ寄りの地力勝負にはまる可能性はありそう。
2戦2敗のピオネロがいるのであまり大きいことは言えないが、注目はしたい。
△ピオネロ
ダートに進路を変えてから常に結果を出し続けているのだから、確信を持って
下げることはできないし、可能性としては当然あってもいいはず。
ただしその3戦は、不良馬場、勝負所で大きく加速する展開、レース全体として
大きな緩急がつく展開と、芝出身の馬に向いたレースだったことも事実だし、
本当の意味で厳しい展開を経験している訳ではない。まずはここを見たい。
△インカンテーション
元々示していた地力で言えば当然上位の存在だし、一昨年のこのレースで見せた
ように、道中を高い水準で進めつつも→上がりをしっかり伸び切れるタイプで、
この舞台には普通にはまる。
1年半くらいの期間で2戦しかしておらず、結果も特に出していない訳なので、
さすがに状態面での不安は大きいが、一応可能性としては考えたい。
☆カラクプア
前走は、厳しい展開の中で、自身も道中で極端に脚を使う形での勝利で、内容
としては、この舞台にはまる可能性も一応ありそう。
このメンバーに入って、いきなり何か出来るとまではさすがに言えないが、この
先まで見据えて、ここは少し注目してみたい。
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