過去の(長いので変則)ラップタイムを調べると以下の通り。
2016 38.2-37.9-40.4-38.6-13.0-12.6-11.7-12.6-12.8
2015 37.5-37.0-40.6-37.4-12.2-12.0-11.4-11.8-12.0
2014 38.7-37.1-36.7-36.8-12.6-12.3-11.6-11.9-12.5
2013 35.1-37.4-39.2-39.6-12.3-12.0-11.8-12.0-12.5
2012 37.6-39.1-40.8-40.5-12.2-11.4-11.2-11.5-12.5
2011 38.1-37.2-37.9-38.6-12.6-12.2-11.3-11.9-12.1
2010 37.8-38.0-39.1-37.2-12.5-12.1-11.2-12.1-12.6
2009 36.2-36.1-37.4-38.4-12.2-12.0-11.9-11.9-13.3
2008 38.1-37.0-40.3-37.9-12.4-12.0-11.6-11.5-12.8
2007 36.5-37.2-39.0-37.9-12.9-12.0-11.1-11.7-12.3
過去10年の平均ラップタイム
37.38-37.40-39.14-38.29-12.49-12.06-11.48-11.89-12.54
3.32.67
傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、コース形状による多少の緩急を除けば、前半~道中は
一定に近いゆったりした流れで、その後ラスト5F~4Fあたりから徐々にペース
アップして、ラスト3Fで一気に加速→右肩下がりという形。
大回りでスピードが出やすいためか、道中の水準が案外高くなることもあるし、
そもそもこの距離なので当然だが、やはりここでは持久力が必須になる。
また上がりの部分では、勝負所でしっかり加速することから、そこでスムーズに
動いて行ける機動力(結局は持久力に由来する)が必要で、さらにはそこからの
減速区間で(脚が上がってから)惰性を効かせられるようなタイプが嵌る印象。
好走する条件
・ある程度高い持久力が必要
・勝負所で切れを発揮できること
予想
◎フェイムゲーム
ここでは3年連続で連対しているのだから、実力も適性も本来普通に上という
馬だし、昨年の負けはどれも敗因がハッキリしている印象。
具体的に見ると、天皇賞では内枠を引きながら大外をぶん回す競馬、宝塚記念
では展開自体が厳しいにも関わらず道中で押し上げる競馬、ジャパンCでは
向こう正面で(荒れているから空いている!)内を一気に動いて行く競馬。
どれも直線で伸びなくて当たり前に思える内容だった。
相手も充実しているので確実ではないが、リスクを取る価値はあるはず。
○ファタモルガーナ
ここでは一昨年2着して、昨年は3着。言うまでもなく適性は高い馬だし、
(ステイヤーズSも含めて)持久力もしっかりとしたものを示している。
前走に関しても、コース取りの差で確実にこちらの方が長い距離を走って、
尚且つ勝負所でも先に仕掛けた格好なので、それでタイム差なしの2着なら、
(1kgの斤量差を考えても)勝ち馬とも互角以上の内容だと言っていい。
ここで2回とも完敗のフェイムゲームはともかく、その次というのが妥当。
▲アルバート
天皇賞でしっかりと持久力を示して、切れという点でも持続力という点でも
それぞれ一定のものを示しているので、とりあえずここに対する不安という
ものは見当たらない。
したがってここでは普通に本命に推してもいいのだが、今回の1番の主張は
「フェイムゲームを下げる必要はない」という部分だし、ファタモルガーナに
対しても絶対的に優勢ということは全くない。ならばそれらを推したい。
注カフジプリンス
一定の持久力&持続力はしっかり示している馬だし、ここでも普通に上位。
あまり変化をつけられない…という点では微妙なところはあるが、ジワジワ
浮上するタイプ的に、最後の惰性勝負の部分には合いそうなイメージ。
3000m級のレースに対しても、菊花賞は、3~4コーナーでゴチャついて、
直線でもなかなか進路を確保できなかった形なので、それで直ちにダメという
ことにはならないはず。
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