宝塚記念→有馬記念→大阪杯の前哨戦としてたらい回しにされ、中日新聞杯が
行われていた時期に移行。
そこでまず問題になるのは、同時期の開催を重視するか?or格を重視するか?
という部分だが、金鯱賞⇔中日新聞杯の平均ラップを比べると、やはり明確な
レベルの差がある…という雰囲気。格重視で。
過去のラップタイムを調べると以下の通り。
2016 12.6-11.0-12.7-12.7-12.5-12.6-11.6-11.3-11.2-11.5
2015 12.4-10.6-12.4-12.0-12.2-12.3-12.0-11.8-11.1-12.0
2014 12.6-11.1-12.0-12.0-12.1-11.6-12.0-11.9-11.6-11.9
2013 12.8-11.0-12.1-11.7-11.7-12.0-12.2-12.2-11.5-12.4
2012 12.9-11.1-13.0-12.7-11.9-11.8-11.8-11.7-11.5-12.0
過去10年の平均ラップタイム
12.66-10.96-12.44-12.22-12.08-12.06-11.92-11.78-11.38-11.96
1.59.46
傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースくらいで、道中はそれ程淀みのない
流れの中でも徐々に加速していく展開で、その後4コーナー~直線で一応の
加速を示しつつ→最後もあまり落ちない形。
ここの特徴は、まずは(前半~)道中の速さで、当然のように高い持久力&
持続力が問われるものとして考えたいところ。
また勝負所では、しっかりと加速することもあるが、それは4角のコーナーの
キツさによる部分も大きいため、(過去の好走馬から考えても)"切れ"という
よりも、"長い脚を使える"ことの方がやはり重要。
イメージ的には、加速にも対応できる持続タイプ…という方が合いそう。
好走の条件
・持久力&持続力(&切れ)があること
予想
この時期になってもやはりG2はG2で、メンバーは結構そろった印象。
特に複勝~掲示板圏内争いはかなりの混戦になりそう。
(⇒キリがないので敢えて絞る)
◎ステファノス
香港C自身ラップ:27.19-23.71-23.56-23.26-23.77
前走は、前半はゆったりと入った形ではあるものの、道中以降はかなり高い
水準で進めて相当な持続力を示していて、内容的にもここの展開に直接的に
つながって良さそうだし、単純にモーリスのあのパフォーマンスからコンマ
5秒差というだけでも、とりあえずは推せる。
休み明けではあるが、この馬に関しては、それ以上に期待の方が大きい。
○ヌーヴォレコルト
前走は、内を通った馬が上位を占めたレースで、この馬は直線こそ内寄りに
切り込んだものの、4コーナーまではずっと外々を周ってきた形だったので、
とりあえずは度外視できる。
それを除けば、前々走で示した地力だけでもここでは上位に扱っていいし、
その時のパフォーマンスは十分につながりそうなイメージ。
普通に巻き返す方向で考えたい。
▲ヤマカツエース
有馬記念は、勝負所で外を攻めた馬には厳しくなり、この馬も4コーナーは
外を回しているのだが、他よりもワンテンポ遅い仕掛けから→最後浮上した
形ではあったので、それをどこまで評価していいのか?は微妙なところ。
ただ、あのメンバーの中での4着というだけでもやはり一定の地力は認めて
おくべきだし、少なくとも最後はしっかり持続力を示している。
ステファノスよりも上という感覚には全くならないが、やはり上位。
注パドルウィール
前走は、負け過ぎといえば負け過ぎだが、極端にスピードに寄った展開では
あったので、適性的にここにつながるようなレースではなかった。度外視。
それを除けば、(3ヶ月前と同じ理由だが)同舞台のシンガポールTC賞で
示したパフォーマンスはこの相手でも十分上位に扱えて、とりあえずここは
巻き返しが期待できる場面。
当然人気は全くしないだろうし、今回特に注目しておきたい存在。
△サトノノブレス
前走は、サトノ軍団の一員としてのグランプリ参戦で、自分のための競馬は
何もしていない。言うまでもなく度外視。
元々地力は当然高いものを示している馬だし、このレースでは毎年しっかりと
結果を残しているように、適性も普通に合っているタイプ。
時期的な違いという点でも、昨年この時期の中日新聞杯を制している訳だし、
とりあえず問題はなさそう。この評価になったのは、単純に候補が多いから。
△ルミナスウォリアー
前走は、前半~道中がしっかり締まった展開の中で、自身かなり早い段階から
動き出して→コーナーで捲る形での浮上。
最後は少し止まったが、内容を考えればそれは全く問題ない。
ここでの勝ち負けまでを考えると、少し持続力の方に寄り過ぎている印象では
あるので適性的にはピッタリではないかも知れないが、それなりに引っ張られ
さえすれば、普通に浮上はして来そうな雰囲気。
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