2017年4月14日金曜日

アンタレスS展望(ラップ傾向&予想)2017



過去のラップタイム


2016 12.4-10.7-13.1-12.1-12.1-12.1-12.2-12.3-12.9
2015 12.7-11.0-12.6-11.8-12.0-12.1-12.1-12.3-13.0
2014 12.7-11.0-13.1-12.5-12.7-12.5-12.1-11.9-13.0
2013 12.4-10.7-13.2-12.7-12.6-12.2-11.9-11.5-12.5
2012 12.5-10.4-12.4-12.6-12.6-12.1-12.2-12.1-13.0

過去5年の平均ラップタイム
12.54-10.76-12.88-12.34-12.40-12.20-12.10-12.02-12.88
1.50.12




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

過去の平均ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいで、
道中はコーナーで一旦落ち着きつつも淀みなく流れて、上がりは早めの仕掛け
から→ラスト1Fがしっかりと落ち込む形。

舞台が替わってから、とりあえず道中に関しては、(極端に)締まった展開
&緩んだ展開がともに複数あって、正直年によってのバラつきが大きい。
(→結果的にならされて平均はフラットな形だが)

それでも、スタートである程度引っ張られて→1~2コーナーで一旦落ち着く
…という部分は(コース自体の傾向からも)共通していて、その後のペースが
どうであれ、レースを通してスピードで押し通すようなリズムにはならない。

つまり「メリハリのつく展開への対応力」を持っていることはある程度重要に
なるはずで、その意味では比較的長い距離が得意な馬に向きそうなイメージ。

またレース後半に関しては、積極的に仕掛けていく形になりやすく、ラスト4F
辺りからしっかりと脚を使える…というのは1つの大きな武器になるはずで、
末脚の持続力に優れたタイプにはやはり注目しておきたいところ。


好走の条件
・道中で溜めが効くこと(≒純粋な持久力が高い)
・末の持続力があること



予想


◎アスカノロマン
昨年ここでは、前半~道中が相当に厳しい展開を好位から粘り込んでの2着。
前走も、5着ではあるが、道中がかなり締まった展開を積極的に攻める形から
良く粘っていて、その地力は健在。
タイプ的に大きなフットワークをする馬で、中山→阪神のコース替わりでの
前進も大いに見込めるし、単純にここは巻き返しが期待できる場面。
昨年から斤量も1つ軽くなる中で、オッズ的な妙味もある。当然推したい。

○グレンツェント
前走は、前半がかなりゆったりした流れから→後半の持続力勝負という展開に
なり、基本的には内有利という中で、外を積極的に押し上げて直線しっかりと
差し切った…という強い内容。
昨年、一昨年のような展開になった場合の裏付けをしっかり持っている訳では
ないので、地力の信頼度ではまだまだだが、(スケール感、性能が問われる)
ここの展開には普通に合っていそうなタイプ。やはり上位扱い。

▲モンドクラッセ
チャンピオンズCは、10着ではあるものの、逃げてブライトラインの無謀な
仕掛けに絡まれつつの→コンマ6秒差なら全く問題にはならないし、実際に
自身のパフォーマンス自体は十分高くなっている。
基本はスピード持続力という方向性ではあるが、溜めれば速い上がりも使える
タイプでもあるし、一応ここはこなせて良さそうなイメージ。

注ミツバ
ブラジルCの超のつくハイパフォーマンスがあり、その内容を持ち出せば、
当然地力では最上位争い…という馬。
ただし、どちらかと言えば、フラットに近いリズムの方が合っている印象では
あるため、勝ち切るには、逃げor番手で前半~道中を締め付けるような競馬を
する…というのが条件に思える。それでもアスカノロマンは難敵だが…。

△ロワジャルダン
地力は当然上位の存在で、昨年もここで5着しているように、適性的に全く
合わない…ということはとりあえずない。
それでも、基本的にはスピード方向のタイプではあるため、勝ち負けまでを
考えると、やはりイメージ的には少しズレる。あくまで圏内候補。

☆マイネルバイカ
昨年や一昨年のような厳しい展開になった場合には、東海Sでの2度の好走が
大きな裏付けになるし、終い落ち込む展開での強さを持っている馬なので、
本質的にも、この舞台には合っている印象。
当然状態が上向いていれば…だが、人気では最下位争いの馬。リスクはない。





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