2017年6月17日土曜日

函館スプリントS展望(ラップ傾向&予想)2017



過去のラップタイム


2016 11.8-10.6-11.0-11.5-11.3-11.6 33.4-34.4
2015 11.7-10.3-11.0-11.6-11.8-11.9 33.0-35.3
2014 11.9-10.8-11.1-11.4-11.3-12.0 33.8-34.7
2013 12.0-10.7-11.4-11.6-11.0-11.8 34.1-34.4
2012 12.1-10.8-11.4-11.9-11.4-11.8 34.3-35.1
2011 11.8-10.4-10.9-11.5-11.4-12.0 33.1-34.9
2010 12.0-10.2-10.9-11.6-11.4-12.1 33.1-35.1
2009 12.1-10.5-11.2-11.5-11.4-11.8 33.8-34.7 札幌開催
2008 11.7-10.2-10.9-11.7-11.9-12.0 32.8-35.6
2007 12.0-10.4-11.4-11.7-11.2-12.2 33.8-35.1

過去10年の平均ラップタイム(2009年は除く)
11.89-10.49-11.11-11.61-11.41-11.93
1.08.44 33.49-34.96




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

過去のラップタイムを見ると、前半がかなり速くなり、勝負所では一応加速する
場面はあるものの、前傾度の高い展開となっている。

ここの特徴はやはり前半の速さで、コース形状的には前半が上り坂になっている
にも関わらず、直線の短さが意識されるからか、どうしてもペースが上がって、
(額面以上に)かなり厳しい流れになっている。

この展開なので、脚質的にはまずは差し馬の浮上を考えたくなるのだが、過去の
結果を見ると、内容的に前傾のパフォーマンスで好位から押し切る形での勝利が
目立っている。

つまりここでは、ハイペースをしっかり追走できて、終いをしっかり耐え切る
というような、持久力に優れたタイプが中心になると見ておきたい。

※近年は馬場の良化で上がりが速くなり、平均ラップも徐々にフラットな形に
近づきつつあるが、小回り&直線の短さという、真っ直ぐには全力を出しづらい
構造のためか、直線は結局"耐える"戦いになっている印象。
⇒重視すべき適性は特に変える必要がなさそう。


好走する条件
・持久力があること



予想


◎セイウンコウセイ
高松宮記念は、内を通った差し馬が最後浮上する中で、好位から中→外寄りを
通って押し切るという強い競馬で、その時示したパフォーマンスに関しても、
(データ上)過去の絶対的な存在が示していたようなものと遜色のない内容。
当然ここでは、単純に地力で1、2枚上という扱いでいいはずだし、今回は
G1馬ながらも斤量は特に背負わない立場。
普通に周って来れば、さすがに勝ち負け以上の結果にはなりそう。

○ジューヌエコール
フィリーズレビューは、厳しい流れに逆らうような格好で前半押し上げて、
尚且つ直線では盛大にカットされる不利があっての4着。
前からは少し離れているものの、内容を考えれば、これはかなり強い競馬。
単純にパフォーマンスで考えても、昨年のソルヴェイグがこの時点で示して
いたものと比べて同等以上の扱いになるし、十分勝負になっていいはず。
相手は強力だが、可能性としては考えておきたい存在。

▲ブランボヌール
北海道では負けてない…というか、北海道でしか勝っていない馬。
当然、洋芝適性という部分では信頼できるし、函館2歳Sの最後が落ち込む
展開と、キーンランドCの最後まであまり止まらない展開の両方を制している
という点で、適性面での心配もない。
あとは単純に状態だけ。しっかりと立て直されているのなら。

注レヴァンテライオン
函館2歳Sは、厳しい展開を好位からしっかりと押し切った強い内容。
その後は全く結果を残せてないが、基本的に上がりの脚が必要なレースばかり
だったので、ここへ向けてはとりあえずは度外視していいだろうし、その中で
前走はダート戦ながら、前傾の厳しい展開で他よりもいい内容を示したことは
1つの光明…という雰囲気。適性面で好転するここで巻き返す可能性は十分。

△クリスマス
一定の地力はしっかり示している馬で、ここではやはり上位の扱い。
基本的に、前後半イーブンくらいでまとめる形での好走が多く、(以前程では
ないとは言え)前傾が基本というここでは、前が崩れるくらいの展開を差して
浮上…というのが好走の条件になりそうだが、そうなる可能性も十分ある。
信頼まではしづらいが、やはり相手には考えておきたい存在。

△エポワス
基本は持続力という方向性の馬には思えて、ここがベストという気はしない。
それでも、前走のような(少し掛かる馬場で)最後右肩下がりの展開を力強く
浮上する姿を見ると、"耐える"ということは十分出来て良さそうに思えるし、
単純に北海道の芝への適性は当然高いタイプ。
勝ち負けまではともかく、好走の可能性はやはりあるはず。

☆シュウジ
前走は、基本的に内を通った差し馬が浮上したレースで、逆境の立場だった
ことは確か。⇒一応巻き返しは考えられる。
ただし抑え切れずに行くしかない…という雰囲気だったことも確かで、それを
考えるとこの枠では微妙かも。なかなかのユタカマジックが必要に思える。




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