2017年9月17日日曜日

ローズS展望(ラップ傾向&予想)2017



過去のラップタイム


2016 12.6-11.2-11.6-12.0-12.5-12.2-11.7-10.9-12.0
2015 12.5-11.0-11.6-11.6-11.7-11.9-11.2-11.5-12.2
2014 12.5-11.0-11.6-12.2-12.5-12.0-11.4-11.1-11.7
2013 12.3-10.9-11.4-11.7-11.9-11.9-11.9-12.5-13.2
2012 12.7-11.8-12.0-12.5-12.4-12.0-11.4-10.4-11.6
2011 13.0-11.6-12.1-12.6-12.4-12.3-11.2-10.9-12.0
2010 12.2-10.6-11.3-12.6-12.4-12.4-11.6-11.0-11.7
2009 12.4-10.9-11.2-11.8-11.8-11.4-11.4-11.6-12.2
2008 12.3-10.7-11.4-12.5-12.1-12.1-12.2-11.7-12.3
2007 12.9-11.1-11.6-12.4-12.4-12.1-11.2-11.0-11.4

過去10年の平均ラップタイム
12.54-11.08-11.58-12.19-12.21-12.03-11.52-11.26-12.03
1.46.44




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去の平均ラップタイムを見てみると、前半ある程度速く、道中は一旦落ち着く
展開で、勝負所でしっかり加速して上がりが速くなっている。

一方で各年のラップを個別に見ると、レースを通して淀みのない持続力勝負や、
完全な前傾レース、道中の緩い切れ勝負など、実にバラエティに富んだレース
展開が毎年のように出現している。

そうなると、適性面で絞るというのはかなり難しいイメージになってしまうが、
実際に勝ち負けしている馬に目を向けてみると、毎年どの馬も一定以上の上がり
水準をクリアしていて、結局はコースの特徴にしっかり沿った形になっている。

したがって、(速くなりやすい)前半で引っ張られても勝負所まで余力を残せる
…という部分に一応注意を払いつつ、しっかりとした決め手を発揮できることを
とりあえず重視しておきたい。


好走する条件
・一定の持久力は必要
・切れ&トップスピードの持続力があること



予想

今年は問答無用で切れる馬が本当に少ない。
春の実績馬は当然強いし、古馬との戦いの中で、個人的なデータのメモ欄に
チェックが入っている(何かしらの見所があった)ような馬が多数存在する。

したがって今回は、本番レベルの、かなり厳しい基準での取捨選択となった。
結果的には、元々名の知れた馬を高く評価することになったのだが、紛れも
普通に起こりそうな雰囲気ではある。(あくまでオッズ的に…という意味で)

◎ファンディーナ
元々切れ方向の馬で、しかもフラワーCのように、ある程度高い水準で進め
つつも→しっかりと加速することが出来る。要は純粋な持久力が高い。
その手のタイプの弱みで、皐月賞のようなスピードレースでは苦労したが、
それでもそのパフォーマンスは決して低くないし、今回、直線の長いコースに
替わって、本来の実力を発揮出来る可能性は高そう。
ここは素直に推しておきたい。

○モズカッチャン
オークスでは、前半は遅い流れだったものの、道中をかなり高い水準で進めて
→直線もしっかりした脚を見せての好走。
タイプ的に合う持続型の上がりになったことも大きいだろうが、やはりその
地力はしっかりと認めておきたいところ。
本来はここよりも本番向きだが、やはり低い評価にはできない存在。

▲カワキタエンカ
前走は、(前半~)道中をまずまず高い水準で進めつつ→上がりもしっかりと
速い脚を使っての好走で、リズムとしてここに直接的につながりそうな内容。
桜花賞でも、厳しい展開を演出して(後ろが勝手にこけたというのもあるが)
最後崩れ切らずに粘りを見せているし、一定の地力は示している。
いかにも前哨戦向きというタイプだし、ここはしっかり注目したい。

注リスグラシュー
厳しい展開の桜花賞&阪神JFで2着した一方で、道中一応落ち着いた格好の
チューリップ賞では3着。(道中水準は高いが前半落ち着いて)上がりが全く
止まらなかったオークスでは5着。その文脈からは前哨戦向きではない。
それでもこのコースでは、2歳の時点でここに近いくらいのレベルで走れて
いる馬だし、地力は当然上位。展開次第ではやはり頭まであり得る。

△サトノアリシア
前走は、準OPの厳しい展開の中で、(前から離れてはいたものの)番手から
進めつつ→粘った内容で、しっかりとした地力を示した。
その時の上位は次々にOP入りしていて、この馬もそれらと同等の扱いをして
準OP勝ちのレベルでは考えておきたい。⇒世代限定なら当然上位。
切れという点で、これ以上の評価にはできないが、可能性は考えたいところ。

△メイショウオワラ
クラシックには乗っていないが、500万勝ちは、前半~道中をある程度高い
水準で進めつつ→上がりをしっかりまとめていて、チューリップ賞あたりと
比べても全く遜色ないくらいの内容。その時点で地力は十分に示していた。
前走は+22kgだったが、その分、以前のスケール感の乏しいイメージは薄く
なっていて、成長がしっかり感じられるし、ここではかなり面白そうな存在。

△ミリッサ
前走は、締まった展開の中で、自身も道中~上がりで高いパフォーマンスを
発揮してのレコード勝ち。
レースのレベルから言って、単に1000万クラス勝利という以上の価値があり
そうだし、横の比較でも、その内容なら桜花賞上位に追いついた扱いになる。
瞬間的に加速というタイプではないので、とりあえず展開が厳しくなれば。

△ミスパンテール
オークスでは、いきなりの積極策を選択して、勝負所では内から持ち出して
来たソウルスターリングの圧力を一身に受けつつ、ロングスパートの展開の
中でなし崩し的に脚を使った内容。桜花賞と同様に、ほぼ度外視でいいはず。
単純にチューリップ賞のパフォーマンスは高く、その時の内容ならば1F長い
ここに対しても十分な裏付けになるし、やはり相手候補としては考えたい馬。




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