2017年9月30日土曜日

スプリンターズS展望(予想)2017



予想

個人的に前哨戦でナンバーワン評価だったソルヴェイグの出走が叶わなかった
ので、ここはシンプルに格で。
基本的には(地力では)2頭が抜けているというのが結論だが、昨年の、11着
まで"カタカナ"着差が示すように、最後までなかなか止まらない今の条件では
紛れが起きない方がおかしいくらい…なのかも。

◎セイウンコウセイ
前走は、超のつくハイペースになり、勝ち馬も含めて(少なくとも道中では)
控えた形の馬が浮上した中で、番手からしっかりと攻める格好から→4着に
粘った強い競馬。(周りにいた馬は全て下位に沈んだ)
しかもこの馬は元々持続型のタイプ。それが(このご時世に)自身32.4秒で
入っても崩れない…となれば、今の傾向の中山であればピッタリはまっても
良さそうな雰囲気。
オッズも正直甘く感じるし、感覚的には推さない選択肢はない。
素直に春秋スプリントG1制覇に期待したい。

○レッドファルクス
昨年はここで勝利。その後、香港からのぶっつけで臨んだ高松宮記念でも、
パフォーマンス的にはそれに匹敵する内容でしっかり好走。
さらには、決め手のあるスプリンター…というトレンドに乗って安田記念でも
好走して、当然地力では(ある程度抜けた)上位に扱える馬。
終いを伸び切ることが出来るタイプで、今の中山にはやはり合うし、周って
来れば普通に勝ち負けだと思うが、それでも今回の評価は2番手まで。
セイウンコウセイはそれくらいに強い…というのが主張。

▲レッツゴードンキ
昨年ここではコンマ2秒差の9着。その時は、外目の枠から最後方まで下げ
つつ→最内に入れて→直線は再度中に持ち出して、前が少し壁になった形。
今年は最初から内にいる訳なので、昨年と比べれば、いいポジションから→
効率良く脚を使って、前進を示す可能性は十分あるはず。
この馬からすると、このレースは少しスピードに寄り過ぎなのは間違いない
だろうし、捌けるかどうか?というのもあるが、持続的な要素の重要性が高く
なった現状では、やはり注目したくなる存在。

注ダイアナヘイロー
前走に関しては、同日の1000万クラスと同タイムだったり、コーナー部分で
少し溜められる格好だったり、ケチがつくところは少しあるのだが、それでも
単純に、パフォーマンスで横の比較をすれば普通に上位。
今回、先行型で、ここがG1初挑戦になる馬が何頭かいるが、その中では後半
(持続するというだけでなく)もう一脚使えると思える唯一の馬。
実際に一線級を相手にしてどこまで?というのはあるが、可能性は感じる。

△ダンスディレクター
前走は、内で余計な脚を使わずにじっくり回って来た馬が上位に入った形で、
この馬は後方から外を回してしっかり浮上。
さすがにここにつながる内容とは言えないが、状態の良さは認められるはず。
元々シルクロードS(昨年)で前半ある程度脚を使いつつ→しっかりとした
決め手を発揮している馬。今回少しでも高いポジションを取れれば、際どい
競馬が出来ても良さそう。(その点、大外枠は悪くないかも)

△ファインニードル
前走は、スタート直後は少し脚を使ったものの、道中は内でじっくりと進め
つつ→後半しっかりとまとめる格好での勝利。
ここのG1馬たちが示している水準にはまだまだ足りないものの、とりあえず
パフォーマンスは上げてきたし、(今の中山に対しては)後傾の内容で格の
高いレースを突破したこと自体、当然評価はしたい。
"決め脚"という点で、結局複勝~掲示板圏内までの扱いだが、注目はしたい。

△スノードラゴン
中山のような粘り勝負でこそ…というタイプで、それを分かっていながら、
前走では何故だか対抗評価→レース中1人で勝手に頭を抱えることになったの
だが、気を取り直してここも一定の評価。(この位置なのは相手が強いから)
"持続力"という要素が問われつつある現状では、結局勝ち負けまでの浮上は
難しいのだろうが、それでも昨年は5着。
内からの捌き次第ではやはり浮上の可能性はあるはず。

△ビッグアーサー
前哨戦で活躍した馬など、G1レベルでは新しい名前もあるが、それらと比較
すると、示しているパフォーマンスではやはり1枚上。
(この馬と同等かそれ以上の内容を示している)上位の馬よりは当然1枚下の
評価にはなるが、(休み明けを考慮しても)他の馬に対しては互角くらいの
扱いにはしておきたい。
状態に多少問題があったとしても、そこそこ粘る…くらいは十分あるのでは。


×ブリザード
HKSARチーフエグゼクティブズカップ 2着
23.87-21.93-22.52 1.08.32(レースラップ)
24.39-21.85-22.30 1.08.54(自身ラップ)
少し離れた3番手からのなだれ込み。後半型だが、切れというより惰性。

チェアマンズスプリントプライズ 10着
23.88-22.36-22.72 1.08.96
24.76-22.24-22.60 1.09.60
後方から、直線大外で何も主張出来ず。(少し馬場は悪そう)

香スプリントカップ 4位入線→繰り上がり3着(同着)
24.07-21.93-22.46 1.08.46
24.39-22.13-22.38 1.08.90
中団内寄り、直線外目持ち出し、外から切り込んできた馬の斜行による不利。
それを捌いて→最後はジワジワ伸びてなだれ込み。

先行力がなく、切れもない。見た感じ"惰性力"だけというタイプ。
イメージとしては、道悪のハイペース戦で前が総崩れ…くらいの条件でしか
勝負にならないのでは?
陣営の「スプリンターズSでもチャンスがあるという結論」に至った経緯が謎。
レッドファルクス&ビッグアーサーが香港スプリントでコケたから来ただけ
だと思われる。全力で切りたい。





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