2017年10月29日日曜日

天皇賞(秋)展望(予想)2017



予想

今回は比較的好位に有力馬が揃っているので⇒レースを通して淀みなく流れる
スピードレースになる可能性があり⇒となれば狙いはマイラータイプの差し馬
…というのが元々の発想だった。

…のだが、道悪がほぼ確定的。
リセットして⇒思考をパワーとスタミナ方向に当然シフト。

また日曜は、直線みんなが外へ持ち出す状況が加速しそうだし、実力&適性と
同じレベルで、鞍上の捌き方にも結果は大きく左右されそう。もうカオス。
(⇒一応の序列は考えたが、上位以下の印にはあまり差をつけなかった)

馬を御すということに関しては素人なので分からない。しかし、ルメールJや
兄デムーロJを見ていると、どこでアクセルまたはブレーキを踏むか?という
(自動車の運転と同じ)単純な物理を、彼らが実践していることは分かる。

今週から外国人Jがたくさん増えたし、特にコーナーでの捌きの部分で彼らに
分があるのだとしたら(単に意識の違いだけだと思うが)、上位に日本人Jは
武豊Jしかいない…という可能性もあるのかも。(元々そういう人気だが)
そこは予想とは別に、注目しておきたい点。


◎キタサンブラック
経歴の復習。連対を外したのは、3歳時の有馬記念を除けば、前3Fを35秒台
以内で入ったパターン。要は絶対的なスピードの部分には不安がある。
また2着に敗れた場合も含めて全体を眺めると、高い持続力を備えていながら
グランプリはどうしても勝てなかったり、結局のところ(ダービーを除けば)
小回りor内回りコースで負けている…というだけ。
大きなフットワークで、斜めに力を使う効率の悪さが尋常ではないのかも。
したがって、道悪かどうかよりも、大回りで真っ直ぐに力を使える…という
ことの方が重要な気がするし、スピードよりもパワーが問われる馬場という
意味では、天候もそれほどマイナスにはならないのでは。
イメージ的に、この馬は天皇賞の春秋制覇に相応しい。素直に期待。

○ネオリアリズム
単純に考えて、馬場の悪い札幌記念でモーリスを完封した馬。その時示した
パフォーマンスも当然高い。
その後マイルでは力を見せつつも苦戦したが、中距離では結局、香港G1も
含めて負けていない。
基本的には持続力の方に寄っているタイプだが、東京でしっかりした決め手を
発揮して勝ち切った経験もあるし、対応は十分出来ていいのでは。
今回、雨予報なのでそれなりに人気すると思ったら、意外な程の低評価。
当然積極的な扱いにはしたくなる。

▲ステファノス
ここでは一昨年2着、昨年3着。大阪杯、香港G1も含めて10FG1の好走歴
では右に出る者はいない。
前走は、勝負所のコーナーが極端に速くなり、内を回った馬が有利な展開で、
この馬は中から→外目に持ち出した内容ながらしっかり好走。格を示した。
道悪で得をする馬ではないが、昨年の宝塚記念や一昨年の中山記念では十分に
走れているし、それだけを理由に下げる必要もないはず。
実績があり、状態もいい中で、これだけの低評価を受ける謂れはない。

注シャケトラ
宝塚記念は、シュヴァルグラン&キタサンブラックとの3頭併せをした形で、
極端に長い脚が問われる展開で両者が沈む中、好位から唯一粘っての4着。
相当に強い内容だったと言える。
10F向きのスピードタイプではさすがにないし、大外枠はやはり厳しいが、
(大型の割りに)細かく脚を使う走法など、この馬場での前進要素もあって、
一発の可能性も全く感じなくはない。
単純に、宝塚記念でも好走している馬の4歳秋。化けても不思議ではない。

△レインボーライン
適性オールラウンダー。道悪も問題ない。
唯一経験している2000m戦の札幌記念ではモーリスとクビ差の3着で、その
時のパフォーマンスは当然高いものを示している。
とりあえず春の天皇賞以外、格の高いレースで常に複勝~掲示板圏内くらいを
賑わしている馬がこの人気…ということ自体、まずはおかしな話。
今回は馬群全体が大きく外に膨らむだろうから、宝塚記念のような騎乗だと
厳しいが、岩田Jが何かしらの工夫をしてくるようであれば。

△サトノクラウン
持久力&持続力は相当に高い馬。地力では当然上位。
道悪で→この馬というのも納得できるが、しかし単純に、2000mは微妙では。
この馬は、2200~2500m(2500mは未経験だが有馬記念に対する個人的な
願望)くらいの持続力勝負特化型というイメージで、距離もそうだし、切れ
という点でも、ここがピッタリとはいかない。
適性的にまだマシなはずの大阪杯でも6着。2番人気は過剰に映る。

△サトノアラジン
前走は、58kgを背負いつつ、しっかりと浮上してクビ差の2着。
上がり勝負の毎日王冠はここにつながるし、言うまでもなく元々の本命候補
だったのだが…、道悪。そんなに上手くはいかない。
単純に走法的な部分での効率…というのもあるが、それ以上にウオッカの年や
ジャスタウェイの年のように、スピードレースになった方がマイラータイプに
向くというのがある。それが期待できなくなった以上、下げざるを得ない。

△ソウルスターリング
前走は、データ的にはチューリップ賞とほぼ同じパフォーマンス。
つまり、半年の成長分があまり感じられない。いいのか?これは…となる。
それでも今回は、スロー切れ負けのその時よりもさすがに展開は厳しくなる
だろうし、巻き返す可能性は一応あっても良さそう。
道悪に関しても、個人的には桜花賞の敗因は馬場だとは思っていないので、
ここでそのイメージを払拭出来てもいいのかも。

△リアルスティール
昨年ここでは2着。毎日王冠は完全な上がり勝負だったが、そのパターンは
意外とここにつながるし、浮上の可能性は当然あっていいはず。
しかし、結局のところ1800mでしか勝ったことがない…というのは、適性面で
やはり微妙にズレがあるような気もするし、何よりも今回は道悪想定。
フットワークの良さが売りのタイプで、この馬こそ良馬場が欲しいのでは。
その点、サトノクラウンと同じタイミングで人気になるのには違和感。

☆ヤマカツエース
前走は、内からじっくり進めた馬に向いた中で、外目を回しつつ→勝負所も
しっかりと攻めた格好。同じような内容で負けたエアスピネルが直ぐに巻き
返したように、タイミング的にはこの馬も上げていい場面。
しかし昨年ここでは、差しが浮上したレースで積極策だったとは言え、直線
何も出来ずに大敗。本質的な部分で適性(切れ)が合わない疑惑はある。
枠は良い所だが、その分強い馬と併せる形になる可能性もある。厳しいかも。




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