レース総括 |
■ゆったりとした流れから→完全な上がり勝負 |
■(切れ&)末脚の持続力が問われた |
エリザベス女王杯結果
1 | モズカッチャン | 2.14.3 | 34.1 | 05-05-04-04 |
2 | クロコスミア | 2.14.3 | 34.3 | 02-02-02-02 |
3 | ミッキークイーン | 2.14.3 | 33.7 | 12-12-10-11 |
4 | マキシマムドパリ | 2.14.5 | 34.4 | 03-03-03-03 |
5 | ヴィブロス | 2.14.6 | 34.3 | 04-04-06-04 |
6 | スマートレイアー | 2.14.6 | 34.0 | 06-05-10-07 |
7 | クイーンズリング | 2.14.6 | 33.9 | 10-10-12-11 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.4
前半1000m:62.0
12.5-11.3-12.7-12.8-12.7-12.8-12.9-12.2-11.6-11.2-11.6
レースラップ分析
ラップタイムを見ると、前半からゆったりとした入り方をして、道中も淡々と
落ち着いた流れ、その後3コーナーの下り坂~直線に掛けて大きく加速する
形の上がり勝負。
今回に関しては、もう見たまんま…という雰囲気で、上がり勝負で内先行有利
という以外、特に語ることもない。
もちろん、京都という舞台なので、ラスト3Fでヨーイドンという訳ではなく、
速い脚を最後まで"続ける"ことが必要で、適性的には末脚の持続力は問われた。
全体としてのラップの形的には、昨年とほとんど同じような展開。
その時の上位は、ミッキークイーン以外、勝ち馬のクイーンズリングも含めて
その後の成績が(G1好走馬としては)ハッキリと振るわない。
(シングウィズジョイは残念なことにはなったが)
それを考えると、今年の場合も、この先へのつながり…という点ではかなり
微妙な気はする。
もちろん元々力を見せている馬もいる訳なので、その限りではないだろうが、
少なくとも他の裏付けがないような馬はノーカウントでもいい…かも。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
モズカッチャン
ある程度好位のインから進めて、はっきりと恵まれた立場。
それでも、向こう正面の落ち着いた区間でジワっと押し上げ、逆に3コーナー
過ぎの下り坂ではグッと抑える…ということをMデムーロJはやっていて、
4コーナーも外に持ち出さずに内で我慢した内容。展開に対しての動きと、
セオリー通りの坂の下り方。好騎乗に依る部分も大きかったはず。
(それを日本人Jではなく、外国人Jにやられてしまっているというのは…)
馬自身も直線鋭さはないものの、最後まで止まらないところを見せ、持ち前の
持続力は発揮していて、この方向性はやはり得意。
舞台は選ぶタイプだが、他の裏付けもあるし、今後の活躍も期待はできる。
ミッキークイーン
中団の少し後ろから進め、コーナーも大外を回る形で、明らかな逆境の立場。
それでも直線は唯一外から鋭く伸び切って→最後際どく迫った格上の内容。
(ラスト1Fはもしかしたら10秒台)
本当にこれは、獲らせてあげたかった…という感覚になる。
ここを使うということは、必然的に次は有馬記念が有力になるのだろうが、
適性的には(ある程度はこなすものの)微妙にズレるし、ここを2年連続で
スローで3着するくらいなら、個人的にはベストの舞台だと思うジャパンCに
出走して欲しかった気もする。(前哨戦を使えないなら、結局難しいが…)
苦労している分、もう1つタイトルを獲って欲しい馬。何かないものか。
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