予想
1年前からの本命予定サトノクラウンが12番を引いて、キタサンブラックが
あっさりと2番を引いた。今年だけでもう何回目だろう?この試練は…。
実力だけでは決まらない近代競馬。個人的なスタイルとしても(地力が高い
ことはもちろん前提だが)普段から適性を重視していて、それはつまりタテの
比較で妙味を追及する…というのが、戦略面での1つの核となっている。
しかし、積極的に攻めるべき肝心な場面で、両者の差を相殺するような条件
設定がなされるとか…。皮肉も程々にして欲しい。
(とにかくこだわりを捨てろと?メッセージ的なこと?)
また今回、少し思うのは、2014年に状況が似ているということ。
上位人気4頭の中で、3頭が外目の枠に入り、1頭だけが内に入る。
そしてその馬はここで引退。さらに面白そうな3歳が内の偶数枠にいる。
もっと言えばジャパンCの展開も似ているし、ダービーの状況も似ている。
「それでもサトノクラウン~」とするのが、これまでのパターンだったが、
今回の意識はもう"無"。大きな流れに身をまかせたい。
メンバー的にも、キタサンブラックがすんなり行くか、カレンミロティックが
無理をして行くか…くらいしかなく、ペースが落ち着く可能性は高そうだし、
上がりの脚が問われた場合に対応出来るとしたら、それはキタサンの方。
もちろん、どちらに転んでも想定内…という組み立てにはしたいし、その点、
サトノクラウンはジョーカー的な意味合いで、単穴▲に置くことにする。
◎キタサンブラック
前言撤回。もう本命にすることはないと思っていたが、最後にもう1度推す。
持久力&持続力は当然かなり高いが、大きなフットワークをするタイプで、
小回り、内回りではパフォーマンスをフルには発揮できない…というのが、
ここで推さない理由だった。しかし、条件が揃い過ぎている。
自分にプラスを引き寄せるだけでなく、相手にマイナスを押し付ける…という
のがとにかく凄い(天皇賞春と同じ)。もう笑うしかない。
土曜の競馬を見ても、内有利な状況(外から押し上げると坂上で止まる)に
なっているし、人気は被り過ぎだと思うが、少なくとも軸として考えるので
あれば、それを否定できる要素はさすがに思いつかない。
名馬の最後の雄姿。素直に応援する…という本命も、悪くない気がしてきた。
○サトノクロニクル
前走は、道中がかなり締まった展開になり、最後は基本的に差し馬が浮上した
中で、好位からしっかりと押し切った強い内容。
もちろん、このメンバー相手に、ガチの地力勝負では厳しいかも知れないが、
落ち着いた入り方からの→持続力勝負ならば、粘り込む可能性は考えられる。
菊花賞好走組のお疲れ具合は甚だしいが、凡走した組は元気。
地力面で一定の裏が取れて、条件的にはまりそうなここは、思い切って高い
評価にしてみたい。
▲サトノクラウン
持久力&持続力は相当に高い馬だが、少し刻むような脚使いをして(それが
道悪にも合う理由)、スケールや切れ、絶対的なスピードが問われると微妙。
その点、小回りで、比較的落ち着いた入り方が出来て、後半はミドルペースを
刻み続ける…というここはベストと思える舞台。
とにかく、個人的にはやっと出てくれたという思いが強いし、前走の大敗でも
回避とならなくて良かった。
今回はデムーロJに捨てられた格好だが、代わりがムーアJなら、(どちらの
方が内に潜る可能性があるか?を考えれば)これはむしろ良かったのかも。
ミラクルな騎乗を期待しての本命では如何にもギャンブル的ではあるし、結局
避けることにしたが、突き抜ける可能性まで考慮した、3番手評価。
注スワーヴリチャード
前走は、内の恵まれた立場からの勝利ではあったが、単純なパフォーマンス
比較では、ジャパンCと同等レベルに扱える相当に強い内容。
当然、地力ではここでも普通に上位扱いになる。
ただし今回は外枠。ゆったりとした走りをするタイプで、内に入れて何とか
なるような器用さはないし、小回りでは効率がおそらく落ちる。
浮上は普通にしてくるだろうが、基本は複勝~掲示板圏内までと考えたい。
△シュヴァルグラン
ジャパンCは、道中を高い水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめての
勝利で、その持久力は当然認められる。
ただし、最内からじっくりと進められた格好で、恵まれた部分はあったし、
元々器用さがないタイプ的に、広いコースから→小回りに替わることは不安。
今回はこの枠なので外を回す格好になりそうだし、その状況で、この鞍上に
対する信頼感は個人的には(今のところ)ない。
△ブレスジャーニー
元々見せていた走りからは、性能に特化した馬だと思っていたのだが、前走を
見る限り、締まった展開にも対応していたし、少しイメージが変わった。
タイプ的にも、細かい脚使いをする馬で、今回内枠発走で、インを捌くような
差しならば、浮上の可能性も十分感じさせる。
キタサンブラックが連れてくるのは、サトノクロニクルではなく、この馬かも
…と何度も思い直したが、そこは初志貫徹。連対穴補欠。
△シャケトラ
前走&前々走は、好位の外々を追走する内容での大敗。特に前走は如何にも
格上の馬かのような王道競馬で、内有利な状況で格下がそれをやれば負けて
当然だと思える。どちらも度外視。
馬格の割りに細かく刻むタイプで、スケールが問われる舞台よりも、小回りの
方がイメージは合うし、ここで巻き返す可能性も十分あっていいはず。
欲を言えばもっと内枠が良かったが、許容範囲内。インに潜る選択なら。
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