2018年1月12日金曜日

愛知杯展望(ラップ傾向&予想)2018



過去のラップタイム


2017 12.9-11.6-12.7-12.3-12.1-11.8-11.9-11.8-11.7-12.6
2016 12.3-11.4-12.5-11.9-11.1-11.5-12.2-12.4-11.5-12.0
2015 (開催時期移行のため1回休み)
2014 12.7-11.5-13.1-13.0-12.8-12.7-12.5-11.9-11.9-12.3
2013 12.9-11.5-12.8-12.4-12.4-12.4-12.4-12.3-11.4-11.6
2012 12.8-11.8-13.3-13.5-13.1-12.5-12.0-11.5-11.0-12.1

過去6年の平均ラップタイム
12.72-11.56-12.88-12.62-12.30-12.18-12.20-11.98-11.50-12.12
2.02.06




ラップ傾向

(過去記事のごく一部修正)

中京2000mは、前半ゆったり入って、道中~勝負所に掛けて徐々にペースアップ
していき、直線の坂でしっかり脚を使って→ラスト1Fは惰性…という形が基本。
(道中以降はなかなか息を入れられず、直線半ばまでに力を使い切る構造)

実際にこのレースでも、過去5回のいずれも後傾の展開にはなっていて、やはり
「スタートはゆったりと入る」という部分は間違いない。

一方で道中については、緩い展開~極端に締まった展開まであって、バラつきが
かなり大きくなっているのだが、少なくとも「向こう正面からの下り坂で、ある
程度ペースが整えられる」ということは言える。

したがって適性的には、例え緩い流れであっても、"切れ"だけでなく"持続力"も
問われると考えておきたいところで、それらをバランス良く備えているタイプが
ここにははまりそうなイメージ。


好走の条件
・切れ&持続力があること
・(一定の持久力もあれば申し分ない)



予想

第一感からして荒れそう…。
ただでさえフルゲートのハンデ戦。その中で、格上挑戦してくるタイプの中に
近走好内容を示している馬が多く、当然それらは軽斤量での出走。
特に注目したい馬はしっかり評価しつつも、それ以外は総流しレベルで手広く
考えておきたい。

◎キンショーユキヒメ
シンガポールTC賞では、道中をある程度高い水準で進めつつ→上がりで速い
脚を使い、最後まで伸び切る形で勝利。
単純にこの舞台は得意だし、その時のパフォーマンスから今回-2kgならば、
昨年のマキシマムドパリの内容にちょうど届く計算。
相手は強いが、切れ&持続力という、勝ち切る要素はしっかり備えている馬。
半端に拾うよりも推し切りたい。

○マキシマムドパリ
昨年ここで勝利。その時のパフォーマンスは単純に強いし、同舞台の前走も、
基本的には外差しという条件の中で、好位から粘りを発揮。
適性はもちろん、状態も全く問題なさそう。
1頭だけ斤量を背負うような立場だが、それでも勝ち切っておかしくないと
思えるし、他に気になる(勝ち切れそうな)馬がいなければ普通に本命にして
いただろうが、今回は相手に期待ということで、2番手。

▲ゲッカコウ
500万を勝った内容が強く、それ以来、かる~く追い掛けている馬。
クラシック戦線では全く何も出来なかったものの、その後の古馬との戦いでは
適性の高い舞台ではしっかりと爪跡を残していて、前走&前々走に関しても、
道中~上がりで高いパフォーマンスを示している。
ここを勝ち切るには持続力の方に特化し過ぎの印象はあるが、それなりの位置
取りで直線に向けば、シブとく粘り込む可能性は十分あるはず。

注ギモーヴ
未勝利勝ちが、サトノダイヤモンドの500万勝ちと同日、同コース、同タイム
という馬で、一応早い段階から一定の地力は示している。
近走、直長コースの方が結果が出ているが、本来1周するコースへの適性は
あって、シンガポールTC賞は休み明け、ムーンライトHは外を回す形から
(細かく脚を使うタイプだけに)伸び切れなかった…という敗因がある。
当然、今回内枠を引いたことは大きいし、注目はしておきたい存在。

△エテルナミノル
クイーンSでは、締まった展開の中で、基本的に内を回ってきた馬が有利に
なった中で、この馬は中から→外に持ち出す内容で5着。
そこで示した持続力と、垂水Sなどで示している決め手を合わせて考えれば、
ここの展開をこなす可能性は十分あって良さそう。
前走を見る限り状態も問題ないし、しっかり上位には扱っておきたい馬。

△クインズミラーグロ
昨年ここでは3着。その後の重賞でも活躍しているし、地力は当然高い。
しかしその時は1枠1番。外差しにシフトした福島牝馬S以外は、他の重賞
好走も内枠ばかり。
今回は外目の枠を引いたし、元々この舞台で勝ち切るには切れが足りないかも
…と思えるタイプで、あくまで圏内候補までに止めたい。

☆メイズオブオナー
瞬間的な動きはどうか?というのはあるが、500万&1000万勝ちで見せた
ように、長い脚が問われる展開を伸び切れるタイプで、持続力は確か。
今回内枠、軽斤量で、上手く捌くことさえ出来れば、浮上もあり得る。

☆アンドリエッテ
クラシックで活躍していた馬だし、今更の1000万勝ちは不思議なくらい。
道中かなり脚を使った格好の秋華賞4着の内容と、元々示している切れを合わ
せて考えれば、適性的にもここをこなす可能性は十分あっていいはず。

☆タニノアーバンシー
とにかく重く、パワーと体力というタイプ。同舞台シンガポールTC賞でも、
スピードの部分で押し通すことは出来なかったが、爪跡は残している。
イメージ的にはバウンスシャッセに近い。スタミナ寄りの展開になるのなら。

☆ブラックオニキス
中身の良さという点では、間違いなくここでも上位に扱える存在。
一方で、馬格がないこともあり、しっかりとした"脚"というのがないため、
勝ち負けを争うまではイメージしづらい。複勝~掲示板圏内候補として。

☆リカビトス
横の比較での評価が難しいが、2走前は、一応早い段階からペースアップする
展開の中で、まずまず高いパフォーマンスを発揮しての勝利。
そこからの成長がしっかりとあるのなら、可能性は確かにある。

☆レイホーロマンス
前々走の道中~上がりで示したパフォーマンスはまずまず高いし、前走も、
飛ばした前に引っ張られる形で、水準の高いラップを踏みつつ勝ち切った。
特別に抜けた要素はないものの、軽斤量で好走の可能性は一応ありそう。




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