2018年3月11日日曜日

フィリーズレビュー展望(ラップ傾向&予想)2018



過去のラップタイム


2017 12.0-10.2-11.3-12.0-11.8-11.7-12.0 33.5-35.5
2016 12.2-11.2-11.6-12.2-11.7-11.5-11.7 35.0-34.9
2015 12.2-11.0-11.5-12.0-11.7-11.8-12.3 34.7-35.8
2014 11.9-10.9-11.8-12.1-11.7-11.4-12.5 34.6-35.6
2013 12.3-10.9-11.7-11.8-11.3-11.9-12.2 34.9-35.4
2012 12.2-10.7-11.4-11.8-11.9-11.9-12.9 34.3-36.7
2011 12.3-10.5-11.3-11.8-12.0-11.8-12.6 34.1-36.4
2010 12.2-11.0-11.8-12.1-11.8-12.0-11.9 35.0-35.7
2009 12.3-10.5-11.5-12.0-12.2-12.0-11.9 34.3-36.1
2008 12.1-11.0-11.7-11.9-11.6-11.8-12.4 34.8-35.8

過去10年の平均ラップタイム
12.17-10.79-11.56-11.97-11.77-11.78-12.24
1.22.28 34.52-35.79




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見ると、前半が速くなって、その後はある程度速いスピードを
維持しつつ淀みなく流れて、最後少し落ちる形。

とにかくここは、この時期の牝馬としてはかなりのハイペースから→上がりの
時計が掛かる、スプリントに近いイメージのレースになり、そうなれば当然
持久力&持続力という要素が大きなウェイトを占める。

したがって桜花賞トライアルとして考えた場合、ここの展開にぴったり嵌って
しまうような馬だと、気性的な問題や勝負所での切れなどの問題で、本番では
適性的に微妙…ということにもなりかねない。

つまりこのレースは、確実に地力の高さが測られるレースではあるが、桜花賞に
向けては、届かないはずの位置から差し切ったとか、適性が合わないにも関わ
らず結果を出した…など、他とは明確に区別できる"スケールの大きさ"のような
ものが見たいところ。

もちろんそのような形でFレビューを制するような馬は、本番でもかなり有力
だと、逆説的には言えるのかもしれない…。


好走する条件
・持久力&持続力があること




予想


人気と随分違うな…。何だこれ?
4頭ほど無理矢理切った部分もあって、とりあえず候補は多い。

◎ギンコイエレジー
前走は、前が飛ばして→上がりが掛かる展開を、しっかりと差し切り。
それだけだと斤量の恩恵…となってしまうかも知れないが、新馬戦も、厳しい
展開で差しが浮上した中で、唯一好位から粘り込んでタイム差なしの4着。
地力はしっかりと示しているし、ここの展開への適性も高そう。
それでいて人気は全くなし。ならば果敢に推し切りたい。

○レッドシャーロット
厳しい展開にしっかりつき合って→押し通した未勝利戦がかなり優秀。
近走は上がり勝負が続いて結果を出していないが、ここではそれは特に問題に
ならないし、むしろ逆説的に適性の裏付けになっている。
(当然、展開面でのリスクにもなるが…)
ここは緩い流れにはほとんどならないし、単純に巻き返しに期待。

▲アルモニカ
前走は、飛ばした相手に引っ張られる形で、道中をかなり高い水準で進めつつ
→上がりをしっかりとまとめる格好での押し切り。
単純にその内容は、この舞台につながって良さそう。
積極的に行き過ぎると不安もあるが、本来は受け流すことも出来るタイプ。
途中控えて→ギリギリまで待った前走のように、鞍上のペース判断に期待。

注モルトアレグロ
前走は、展開としてはそこまでではないが、自身のパフォーマンスは高い。
それとくるみ賞の、実質的なハイペース戦で示した地力を合わせて考えれば、
ここでも普通に上位。(G1好走があるのだから当然だが)
身が詰まった馬体からも単純に地の強さを感じるし、本来もっと上の評価でも
いいのだが、今回は他に注目してみたい馬がいるため→4番手。

△イサチルルンルン
前走は、内を捌いての浮上ではあったが、前傾の展開の中でしっかりと差し
切った格好で、自身のパフォーマンスも高いものになっている。
相手も重賞で好走しているような馬だし、これ程低評価を受ける謂れはない。
芝に戻っての2戦目。上積みがあれば、勝ち負けしても不思議ではない。

△アマルフィコースト
新馬戦は、締まった展開を演出して→直線しっかり突き放す形での押し切り。
2戦目は、マイルのフラットな流れを、道中~上がりという脚の使い方をして
しっかりと差し切り。自在性もあり、性能は高そうな馬。可能性は十分ある。
ただ、この評価になったのは、"粘り"という点を今回は特に重視したため。

☆アンヴァル
単純に、ここ2走のパフォーマンスはかなり高い。
1400mに対しては未知数としか言いようがないが、新馬戦でラストの鋭さを
見せているし、ロードカナロア産駒ということを考えれば、可能性としては
こなせても良さそう。一応注目はしておきたい。




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