2018年3月23日金曜日

日経賞展望(ラップ傾向&予想)2018



過去のラップタイム


2017 6.9-11.4-12.3-12.3-12.2-12.9-12.5-12.2-12.0-11.9-11.8-11.8-12.6
2016 7.0-12.1-12.6-13.1-13.1-13.7-13.5-13.2-12.4-12.2-11.8-10.9-11.2
2015 6.9-11.4-11.5-11.9-12.0-12.4-13.1-12.4-11.8-11.7-11.7-11.6-11.8
2014 7.2-11.9-12.7-12.8-12.5-13.0-12.8-12.7-12.2-11.9-11.7-11.1-11.9
2013 6.8-11.5-12.2-12.0-12.4-12.8-12.7-12.3-12.3-12.0-11.6-11.7-11.7
2012 7.0-11.7-12.3-12.0-12.0-12.8-13.1-12.9-12.9-12.9-12.5-12.3-13.0
2011 12.6-11.4-13.4-12.9-12.4-12.5-12.3-11.9-11.5-10.8-11.4-12.3 阪神開催
2010 7.0-11.0-11.8-11.9-12.4-12.5-13.0-12.7-12.6-12.7-12.3-11.9-12.3
2009 6.9-11.0-11.6-12.0-11.9-12.7-12.8-12.5-12.4-12.1-11.8-11.6-11.9
2008 7.2-12.2-12.3-12.1-12.0-12.1-12.2-12.1-12.2-12.7-12.0-11.3-12.3

過去10年の平均ラップタイム(2011年は除く)
6.99-11.58-12.14-12.23-12.28-12.77-12.86-12.56-12.31-12.23-11.91-11.58-12.08
2.33.51




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~ややゆったりした流れで、道中は
1~2コーナーで一旦緩む格好から→向こう正面で徐々にペースアップする展開
になって、そこから勝負所で更に加速する…という形。

ここでは、このコースらしく(ロングスパートとまでは言えないものの)レース
後半で長い脚を使う格好になるため、末脚の持続力はとりあえず必須。

ただし後半は、単に耐えればいいだけの構造ではなく、しっかりと加速する形に
なっているため、ある程度の切れも併せ持っていることが必要。
そしてそこで機動力を発揮するためには⇒長い道中で無駄脚を使わない(楽に
走れる)ことが重要になり⇒結果的には一定の持久力も問われることになる。

脚質的には、ある程度好位から押し通せる先行馬か、もしくは道中からしっかり
押し上げていける差し馬といったところだが、どちらにしても"止まらない脚"を
備えている…ということを基本に置きたいところ。


好走する条件
・一定の持久力はやはり欲しい
・切れ&(末の)持続力をバランス良く備えていること




予想


◎トーセンバジル
香港ヴァーズは、後半かなり長い脚が問われる展開で、自身の終い6Fが23.66
-22.88-23.27なので、最低でも11秒台を4つは並べている形での3着。
京都大賞典も、有利な内を通った形ではあるものの、水準の高い展開で2着。
切れ勝負での勝利もありつつ、持久力&持続力もしっかりと示している訳で、
ここへの適性はおそらく問題ない。
海外帰りの休み明けではあるが、現状、さすがに1枚上の扱いでいいのでは。

○キセキ
前走は、あの菊花賞を勝利した直後の海外。さすがに状態面でどうなのか?
という部分があったし、とりあえずは度外視でいいはず。
それを除けば、神戸新聞杯の道中~上がりで示したパフォーマンスは、ここでも
十分上位に扱える。
基本的に、広いコースで真っ直ぐに力を使う形の方が合っているとは思うが、
単に持続するだけでは足りない舞台。性能の差で普通に浮上はして来そう。

▲ガンコ
前走は、馬場を考えれば水準の高い展開で、最後しっかり突き放す形で勝利。
それと、江坂特別の道中~上がりで示した高いパフォーマンスを考えれば、
ここでも十分上位に扱える。
一本調子気味のゆったりとした走りをして、惰性を効かしたいタイプ的には、
このレースは少しズレるかも知れないが、ナカヤマフェスタ産駒の初の中山。
ちょっと注目はしてみたくなる。

注ソールインパクト
個人的に長いこと長距離で見たい…という願望を持ち続け、前走ついに実現。
結果的にはまずまず頑張った3着だし、適性は示したが、フェイムゲームには
キッチリと格負け。良くも悪くもやっと納得した。
とりあえずそれは置いておくとして、アルゼンチン共和国杯の道中~上がりの
パフォーマンスはここでもやはり上位扱い。
基本惰性の方向性なので、切れの部分では微妙だが、圏内候補には考えたい。

△ロードヴァンドール
前走に関しては、ゆったりした展開と後半の絶妙なペース配分…という好騎乗
による部分があるので、評価としては微妙。
もちろん、元々金鯱賞や小倉大賞典で力は示している馬だし、持続力はある
タイプなので、前半をゆったり入れれば今回も粘り込む可能性はある。
しかしこの舞台では、後ろもしっかり仕掛けてくるはずなので、前走よりは
最後が厳しくなるのは確実。相手の1頭まで。

☆ゼーヴィント
(レースを通して淀みなく流れ、高い持続力が問われた)AJCCの相当に
強い内容がある馬なので、力は当然上位の扱い。
距離延長がプラスになるタイプ…という気はしないが、中山2500mであれば
その点もおそらく問題ないし、可能性は普通にあるはず。
ただ、やはり今回は状態が気になる。ここを見てからにしたい。




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