2018年4月14日土曜日

皐月賞展望(予想)2018



予想

ダノンプレミアムは回避となったが、一定の裏付けを示している馬がかなり
多くて、レベルは十分に高そう。(評価はいつもの☆が×くらいのイメージ)

さて問題は馬場。予報では、そこまで強くはならないようだが、夜~昼に
掛けてシトシトと降り続きそうな雨。
どこまで悪化するかは分からないものの、近年のスピードレースとは異なった
状況になることは確実。

土曜の競馬を見ても、やはり直線外の方が伸びる印象だし、それで尚且つ道悪
となれば、前半からスピードに乗って→押し通す内容よりも、道中~上がりで
高い水準を示す内容の方が、イメージははまりそう。

◎タイムフライヤー
前走は、スピード馬場での淀みのない展開で、後方から外を回した格好。
内容的にほぼ度外視可能だし、パフォーマンス的にも全く悪くなく…と言うか
むしろ、ゴールドシップのラジオNIKKEI杯2歳Sとピッタリ同じ水準。高い。
少しチョコチョコと見える走法で、例年のスピードレースなら切ってもいい
くらいだが、馬場が渋るようなら話は別。間違いなく恵みの雨。
内枠だが、みんなが外を目指すようなら、(この鞍上だし)ゴールドシップの
再現…のような競馬が出来るかも。

○ジャンダルム
前走で負けた相手に対しては、正直上がりの性能で劣るし、少しだけ持続的な
要素のあるタイプ的にも、弥生賞よりも皐月賞向き。
脚元の形的には、本来小回りがいい馬ではないとは思うのだが、今回、馬群
全体が内を避けて→大回りになるとしたら、その点も問題なくなるかも知れ
ないし、とりあえず目を瞑っておきたい。
自在性はあるし、ゴチャつく前に馬群を抜け出せれば、シブとく粘れそう。

▲ステルヴィオ
道悪のコスモス賞では、最後一完歩ずつグイグイ脚を伸ばして→強い内容で
勝ち切っているように、地脚が強いタイプの差し馬なので、とりあえず馬場が
渋っても全く問題はない。
他の馬も外に意識が向く状況になるとしたら、外枠というのはルメールJと
言えども難しいだろうし、捌きづらさは確実にありそうだが、勝ち切れそうな
カードを持っている…というイメージから、やはり高い評価にはしたい。

注ワグネリアン
東京スポーツ杯2歳Sの、道中かなり高い水準で進めて→上がりをしっかり
まとめた強い内容があるので、地力では当然上位。
基本的に"切れ"という要素が勝ったタイプであることは間違いないし、道悪や
中山向き…という訳ではないはずだが、あまりスケール感のないタイプ的に、
内枠というのはむしろ悪くないのかも。
鞍上が外に向かうようなら終了だが、捌く内容なら…やはり頭もあるかも。

△グレイル
前走は、圧倒的に内有利というレース。その中でこの馬は、中団後ろから外を
回した内容なのでとりあえず度外視できるし、パフォーマンス自体悪くない。
皐月賞は、スピードや立ち回りが問われるレースなので、本来はそこからの
巻き返しとはならないのだが、馬場が渋るなら状況は変わってくる。
ゆったりした走りをするタイプで、コーナーで馬群がゴチャついて→遠心力を
受ける格好になると微妙だが、展開自体ははまっていい馬。注目したい。

☆キタノコマンドール
とりあえず、新馬戦&前走で示した性能は相当。
特に前走は、水準の高い展開の中で、自身も道中でしっかり脚を使いつつ→
後半抜群の推進力を見せて差し切っていて、地力も示した格好。
ただし、最後は少しフワッとするところがあるし、タイプ的には切れ方向に
思える馬。浮上はして来そうだが、勝ち負けの1つ下の扱いまで。

☆ダブルシャープ
前走は、内に潜って→浮上した好騎乗だが、馬自身が道中~上がりで示した
パフォーマンスは十分に高くて、ここでも面白そうな存在。
決め手の部分ではさすがにこのメンバーでは分が悪いし、外枠に入ったことは
少し厳しいが、和田Jが再度内に潜る…というような工夫をしてくるならば、
可能性としては浮上もあって良さそう。一応注目。

☆サンリヴァル
さすがに今回の想定にするとピッタリな裏付けはないし、前に行くだけで少し
難しくなる可能性もあるが、ホープフルSでは、かなり厳しい展開を積極的な
内容から→しっかりと粘り込んでいる馬。
地力&性能は普通に上位で、やはりここでも無視はできない。
鞍上が何かしらの工夫をして来るなら、圏内も一応あり得る。

☆エポカドーロ
本来ここでは微妙だと思っていたのだが、パワー系のタイプには見えるし、
走法的にも道悪は合いそうで、条件的には好転。
あまり積極的な競馬では厳しいが、ある程度溜めを効かすことも出来るので、
前走のように、速くなったらつき合わない(位置取りを下げてでも)…という
選択が出来れば、ここも粘り込む可能性はあって良さそう。

×オウケンムーン
近年結果を出している共同通信杯からの馬。
コース取り的には恵まれた格好だし、水準も(悪くはないものの)そこまで
高いものではなかったが、ある程度のポジションから→上がりをまとめる…
という内容的に、スピード馬場であればイメージは合っていた。
しかし道悪想定となると、これまで示してこなかった道中水準が不安。微妙。

×ジェネラーレウーノ
前走は、前半脚を使う格好から→直線も脚をしっかり持続させて押し切って、
高い地力を示した内容。
ただし皐月賞水準で言うと、あと2枚くらいはパフォーマンスを上げる必要が
あるので、(位置取りなども含めて)強くは推しづらい印象。
仮にブラックボックスの中で強くなって来たとしても、判断のしようがない…。

×アイトーン
前走は、道中を高い水準で締め付けての→逃げ切り。パフォーマンス的にも
かなり強い内容と言えて、スピード馬場ならば面白い!と思っていた。
…のだが、道悪。同型も多く、(実質的には)前半がかなり速くなる可能性も
あるし、さすがに推しづらくなった。
一応注目はしたいが、積極的な評価をするのは、また次の機会に。




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