2018年4月20日金曜日

福島牝馬S展望(ラップ傾向&予想)2018



過去のラップタイム


2017 12.4-11.1-11.4-12.0-12.0-11.8-11.8-12.1-12.2
2016 12.5-11.4-11.7-12.6-12.5-12.2-11.8-11.3-11.5
2015 12.3-10.8-11.5-12.2-12.0-11.8-11.7-11.7-12.0
2014 12.7-10.8-12.0-12.5-12.0-11.8-11.7-11.3-12.2
2013 12.7-10.7-10.7-11.7-12.1-12.2-12.3-12.1-11.9
2012 12.4-10.6-11.0-12.1-12.1-12.4-12.3-11.5-11.7
2011 12.2-10.9-11.8-12.4-12.3-11.8-11.4-10.7-11.9 新潟開催
2010 12.6-10.8-11.9-12.7-12.3-11.9-12.2-11.7-12.8
2009 12.9-12.1-13.0-13.6-12.6-12.3-12.1-12.1-13.0
2008 12.4-11.4-11.8-12.3-12.0-11.5-11.6-11.7-12.4

過去10年の平均ラップタイム(2011年は除く)
12.54-11.08-11.67-12.41-12.18-11.99-11.94-11.72-12.19
1.47.72




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去のラップタイムを見ると、前半がまずまず速い流れになって、道中は極端
ではないものの少し落ち着いてからジワジワと加速して行く展開で、そこから
勝負所でもう1段の加速を示しつつ→最後だけ少し落ちる形。

このレースは、展開として一応緩急がつくのだが、その振れ幅は大きくなくて、
コースのイメージ通りに「やや前傾の一貫した流れ」というのが基本。

当然適性的には、持続力を備えていることがまずは重要になるが、勝負所では
一応しっかりとした加速を示すこともあるため、そこに対応できる程度の切れは
欲しくて、それらをバランス良く備えているタイプの方が信頼は出来る。

脚質に関しては、単純にペース次第といったところだが、前半じっくりと入って
先行馬が残る場合でも、前半引っ張られて差し馬が浮上する場合でも、どちらに
しても過去の好走馬の挙動としては、レースを通して一定に近いラップを踏めた
馬が上位に入っていて、位置取りよりもまずは「脚の使い方」に注目したい。


好走する条件
・(レースを通しての)持続力と切れをバランス良く備えていること




予想

今週はコース替わり。
昨年の場合、前の週までの内有利な状況が→馬場の綺麗な外が伸びる状況に。
実際ここでも、中山牝馬Sで外から差し損ねた馬が前進を示した。
今年も、先週は内をロスなく回した方が良かったが、それは一変するかも。

展開的には、頭数が少し落ち着いて、緩む可能性はやはりありそうだが、
カワキタエンカに楽逃げを許してしまえば、他の騎手はいったい何をして
いるの?となるし、あまりに落ち着くようなら、捲るような動きをする馬も
出てくるかも知れない。(ゲッカコウあたり)
⇒前にはこだわらず、外寄り中心に考えてみたい。

◎デンコウアンジュ
昨年は締まった展開の中で、道中押し上げる…というかなり微妙な騎乗。
それでも4着にしっかり粘り込んで地力を示し→返す刀でG1でも好走。
今回カワキタエンカが溜める形で逃げたとしても、決め手のあるこの馬は対応
出来ていいし、展開がどちらに転んでも問題ない。
外枠もむしろプラスと捉えたいし、ここは積極的に推したい。

○ブラックオニキス
ミドルペースでの持続…というタイプで、本質的に福島は合っていそう。
秋華賞などで一定の地力も示しているし、前走も、外を回す形からしっかり
上位には食い込んで見せた。
一旦は本命まで考えたが、展開が落ち着いた場合の切れ負けの可能性はやはり
あるので…相手に譲る。

▲ゲッカコウ
持続力という部分では相当なものを示している馬だし、この舞台にはピッタリ
はまりそうなタイプ。
前走のように切れ方向に寄ると途端に主張出来なくなり、今回もそのリスクは
あるが、後半待たずに、積極的に仕掛けていくような内容であれば、勝ち負け
まで可能性はあって良さそう。

注レイホーロマンス
重賞で連続して好走。特に前走は、基本的に内先行有利な状況で、後半外を
回して→しっかり浮上した格好で、高い評価ができる。
馬格のない馬で、斤量が増える…という部分はやはり気になるが、3走前は
55kgで日経賞2着馬を下している訳だし、そこまで問題にはならないかも。
内枠というのは微妙と言えば微妙だが、可能性はしっかり考えたい。

△トーセンビクトリー
AJCC1つ取っても実力は当然上位だし、厳しい展開のクイーンSの内容と
上がり勝負の中山牝馬S(×2)の内容から、緩急どちらも対応可能。
今回は斤量も軽くなるし、好走の可能性はやはり十分にある。
当然(相手)軸的な考え方をして、もっと上げる手もあるが、前走でこの馬
よりも外を回った馬に注目&妙味を追ってみたい…という意味でこの位置。

△カワキタエンカ
秋華賞のハイペースを粘った地力を考えれば当然上位だし、今回もゆったり
した展開を作れる可能性もあるので、頭まで十分にあり得る。
しかし、本質的には切れ方向の馬なので、この舞台がピッタリという訳では
ないし、馬場が外寄りにシフトするならば、少なくとも前走と全く同じ競馬
だとおそらく差される。少し逆らってみたい。




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