予想
まずは馬場に関して。
今週はコース替わりと同時に、野芝が2cm伸びた(これは昨年と同じ)。
しかしその一方で、洋芝は2cm短くなった。
で、土曜の競馬は?と言うと、京王杯SCはレコード決着、その前の緑風Sは
2分22秒台(つまり今週ジャパンCを開催すれば世界レコードを狙えるレベル)
という状況。影響は甚大。もうその方向で行くしかない。
前半を受け流すようなパフォーマンスではおそらく無理。かと言って、前から
押し通すのも少し難しい。(前半で脚を使っていると、後半トップスピードを
上げ切れないため)
府中マイルのようなコースでは、好位差し(~差し)くらいのポジションで
スピードに乗りつつ→上がりをしっかりまとめる…というのが、時計勝負では
基本となる。それが出来る馬&鞍上を中心に考えたい。
◎アエロリット
前走は、道中がかなり締まった展開をしっかり粘って、地力を示した格好で、
単純に距離短縮につながりそうな内容。
この舞台では、NHKマイルCを勝っているが、その時のスピードにまかせた
競馬だと今回は少し不安で、内容的には(2着だが)クイーンCの時のように
もう少し末を伸ばす形がベスト。
その点、これまで馬の気のままに…というレースをしていた横山典Jから→
ストレイトガールでここを連覇している戸崎Jに乗り替わったことはプラス。
それと同じイメージでピッタリはまるし、本来それが出来る馬。推せる。
○リスグラシュー
やや持続的なイメージを(個人的に)抱いていた中で、東京新聞杯の切れ勝負
でも堂々たる勝利。適性的な幅を見せて、現状は、ほぼ展開に依らない状態。
ここのリズムに対する1番の裏付けはローズSだが、道中が極端に締まった
展開の桜花賞のパフォーマンスが、スピード耐性の部分で後押ししていて、
流れに乗る…という部分でも問題はなさそう。
(レインボーラインと似たイメージで)器用貧乏なところがあるので、大きな
栄冠を手にするのはここではない気もするが、浮上はやはりしてきそう。
▲レッツゴードンキ
昨年は、道中かなり緩い展開からの→切れ勝負で何も出来なかった格好だが、
今年は時計1つ取っても事情が全く違う。
気性的な問題を抱えて距離短縮した馬なので、マイルでの不安はもちろんある
のだが、一方で覚醒後は、昨年のこのレース以外はっきり崩れたことがない。
馬場&展開が特殊な状況だったそのレースを度外視して考えれば、スピード
馬場の中では、後半型スプリンターはやはり怖い存在。
最内枠からいいポジションにもつけられそうだし、可能性はありそう。
注ジュールポレール
今回は基本的に、(後半に偏っているイメージの)昨年の上位馬は下げたの
だが、この馬に関しては、前半からある程度スピードに乗りつつ→上がりを
しっかりまとめる…ということが出来るタイプなので、これは据え置く。
久々の前走も、5着止まりではあったものの、内容的には全く問題なかったし、
そこを叩いての上積みが見込めるここは、パフォーマンス的には当然前進を
期待できそうな場面。
枠もいいし、無理せずポジションをキープ出来れば、十分好走は出来そう。
△レーヌミノル
ほぼスルーされた人気だが、実は桜花賞馬。そしてマイルCS4着馬。
牝馬に限らず、古馬マイル戦線では、普通に上位に扱っていいはずの存在。
路線として、どちらを目指しているのか?という部分で、今現在、岐路に立って
いて、その半端な状態でG1を勝つ…というのはさすがに難しそうだし、適性
的にも(マイルなら)東京よりも京都というタイプ。
それでも単純に地力では、軽視していい馬ではない。相手候補には考えたい。
△ソウルスターリング
ある程度スピードに乗りつつ→上がりをまとめる…という形の、ここに向けての
裏付けとしては、阪神JFまで遡ることになるのだが、それに加えて、桜花賞の
道中極端に締まった展開でも崩れていない…という部分を合わせて考えれば、
ここの流れにも対応は出来ても良さそう。
実力的に、もう少し決め手があれば完勝まであっていい馬だが、その点は結局
微妙なので、今回は相手の1頭としたい。
△カワキタエンカ
秋華賞やローズSで、厳しいラップを踏みつつ→粘り込んでいるように、地力は
かなり高いものを示している馬。
特に後者の内容を考えると、リズムとしてもここには合っている印象。
したがって、本来はもう少し高い評価にするつもりだったのだが、今の時計の
中では、馬群全体の意識が前に向いて位置取り的に厳しくなる可能性があるし、
乗り替わりもさすがにプラスとは言えない。相手の1頭に止めたい。
☆リエノテソーロ
NHKマイルCでは、前半~道中である程度高い水準のラップを踏みつつ→
上がりをまとめる形で浮上して2着。
単純に、同じコースで好タイムで走れている…という事実は、今の状況では
やはり気にしておきたいところ。
決め手には限界があるだろうし、強くは推しづらいが、一応注目はしたい。
☆デアレガーロ
道中~上がりという脚の使い方をするタイプ的に、本来は今回の設定には当て
はまらないのだが、市川Sの内容がとにかく秀逸。
スプリント戦での勝利もあって、スピード自体への対応はできるだろうし、
展開次第では浮上もなくはなさそう。
適性微妙なので評価はこの位置だが、少し怖い存在ではある。
☆ラビットラン
ローズSは、高い水準での溜め→切れという展開で、このレースにはつながって
良さそうなイメージ。当然そこを勝ち切ったこの馬は候補には挙がる。
実際に、展開次第では一発も…という考えも一瞬頭をよぎったのだが、前半から
スピードに乗って…というパフォーマンスではない分、少しズレるのかな…と。
リスグラシューのように他に裏付けがあればいいのだが、この馬にはないので。
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