2018年5月20日日曜日

オークス展望(予想)2018



予想

先週2cm短くなった洋芝が今週は2cm伸びた。野芝とともに、これで昨年と
全く同じ長さ。
先週は雨もあり、生育の問題で想定通りには伸びなかった…という可能性も
あるが、時計が速くなり過ぎて調整した感もあり、まぁ試行錯誤は窺える。

それで土曜の競馬を見ると、相変わらず時計が速いことには違いはないが、
多少は落ち着きを取り戻した雰囲気がある。

前半引っ張られる流れでは差し、比較的落ち着いた流れでは好位の決着と、
展開次第≒前後フラットのイメージで、各馬が力を出せるちょうどいい条件に
なっている。

となればここは、やはりまずは持久力の高さを評価して、そこから上がりで
しっかりと性能を発揮出来る馬を、シンプルに選びたいところ。
(3強それぞれに位置取り的なリスクがあり、波乱の目も一応はあるが…)

◎アーモンドアイ
桜花賞は、シンザン記念と比べて、道中を3枚くらい上の水準で進めつつも
→上がりは全く落とさずに突き抜け。
地力の裏付けという部分でも十分なものを示したし、とにかくそこで見せた
推進力は相当なものだった。
タイプ的にも、馬格よりも大きく見せる走りをして、小さくまとまらない分、
距離延長はとりあえず問題なさそうだし、(スタートのリスクはあるものの)
本来は中団くらいのポジションは取れる馬。
人気なので他を選択する手もあったが、勝ち切るイメージではやはり1番。

○ラッキーライラック
桜花賞は、前半それまでとは一線を画すような積極的な入り方をして、そこで
脚を使った分、直線少し鈍った…という印象で、当然巻き返しはありそう。
少しだけ細かい脚使いになって来たような雰囲気もあって、本質的にはこの
距離ではなさそうだが、現段階では地力で普通にこなせていいはず。
今回も内枠に入って、どの程度の位置取りにつけるのか?という部分は問題
だが、少しでも控える選択になるのなら、頭も十分あり得る。
イメージ的には、阪神JFくらいの競馬がベストだが…。

▲サトノワルキューレ
前走&前々走は、ともに強い内容。しかも距離が異なるにも関わらず、データ
的には全く同じパフォーマンス。
これは純粋な持久力が高い馬に共通する特徴で、その点では抜けているかも。
ただ、前半を完全に受け流す競馬というのは、オークスでは相当に眉唾。
(位置取りではなく、実際に踏んだ水準。アーモンドアイは該当しない)
近年ではハープスターやデニムアンドルビーがそれに該当する形で負けていて、
ジャパンCで2着するような馬でも負ける…という事実。これは悩ましい…。

注パイオニアバイオ
前走は、道中締まった展開の中で、外を回す形から、コーナーで押し上げつつ
→直線もしっかり粘り込んだ強い内容。
小柄だが、それを感じさせない走りをするし、常に好走しつつもなかなか勝ち
上がれなかった経歴からも、そんな馬だからこその距離延長…という雰囲気。
内枠ならば、一角を崩す形の評価にしてみようかとも考えたのだが、この枠
だと距離的なアドバンテージが取れないので、それは断念。

△リリーノーブル
桜花賞は、上の2頭と比べれば正直1つ劣る内容だったが、例年の基準から
考えれば、それでもパフォーマンスは十分高い。
馬体などのタイプ的には(血統的にと言ってもいいが)、距離延長自体は問題
なさそうだし、単純に実力で好走は出来て良さそう。
逆転の目まではさすがに考えづらいが、掲示板前後の争いの中には普通にいる
はずの馬。一応注目はしたい。

△マウレア
毎年のことではあるが、ここで横の比較をすれば、何だかんだ桜花賞上位馬の
パフォーマンスは高い扱いになり、この馬も十分それに該当する。
元々はスケール的な部分で、もう少し下げようかと思っていたのだが、前走の
追走を見ると、少しマシになっている印象を受けたので、やはり相手の1頭
というところには配置しておきたい。
展開に対して上位が勝手に転ぶことが条件だが、可能性は考えたい。

△ウスベニノキミ
前走は、2コーナーで大きな不利を受け、直線に入ったところでも少し窮屈な
競馬になって、とにかくスムーズにはいかなかった。
それでも、自身のパフォーマンス的には結構高いものを示していて(単純に
フローラSの水準が高いというのもあるが)、過去の例から言えば、ここでも
普通に好走出来ていいレベル。
その時の上位もいるので、あまり強くは推せないが、注目はしておきたい。

☆カンタービレ
前走は、2段階気味のスパートで、純粋な持久力が問われるサバイバル的な
レース展開で勝利。(内容は相手の方が上だが)破った馬も強いし、中身の
良さという点では、一定のものは認めておきたい。
ただし、決め手の部分でも、地力の部分でも、実際に示している裏付けでは
上位とは正直差があるので、大幅な更新は必要。その点で1つ区別。

☆オールフォーラヴ
前走は、道中が極端に締まった展開の中で、勝負所積極的に攻めつつ→直線
踏ん張って押し通し、地の強さを示した。
その点で、レディアルバローザの面影を垣間見た気はしたのが、だからこそ
今回の距離延長はどうか。スピードに耐える方向に特化し過ぎていないか?
地力である程度出来る可能性はあるが、最終的には切れ負けしそうな雰囲気。



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4 件のコメント:

  1. いつも参考にさせてもらってまして
    考えや予想もほぼ似てると毎回感じ
    させてもらってます。

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    返信
    1. ありがとうございます。
      これからもよろしくお願いします。

      削除
  2. 予想する時は血統や調教も踏まえての予想を
    されてますか?

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    返信
    1. 血統は間接的に。馬体&走法とは切っても切れない関係なので、
      その意味で、適性を考える上で重視していることにはなります。
      調教は門外漢なので。0ではないものの、あくまで最終的な加点
      要素という程度です。(平場の短距離なら話は違いますが)

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