- ハイペースから→最後はしっかりと落ち込む展開。
- 高い持久力が問われた。
セントウルS結果
1 | ファインニードル | 1.08.8 | 34.6 | 06-06 |
2 | ラブカンプー | 1.09.0 | 35.7 | 01-01 |
3 | グレイトチャーター | 1.09.1 | 34.2 | 14-14 |
4 | コウエイタケル | 1.09.2 | 35.0 | 06-06 |
5 | ラインスピリット | 1.09.2 | 35.3 | 03-03 |
6 | ネロ | 1.09.2 | 35.8 | 02-02 |
7 | ブラヴィッシモ | 1.09.2 | 34.6 | 12-12 |
天候:雨 芝:重
上り4F:46.3 3F:35.5
前半3F:33.3
12.0-10.5-10.8-11.3-11.5-12.7
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、馬場を考えれば前半かなり速い流れになり、2F目からは
ずっと減速しつつ→最後は特に大きく落ち込む形。
とにかく今回の特徴は、言うまでもなく前半が厳しい流れになったこと。
馬場もこのレース直前に重に変わった状況の中で、好発のラブカンプーに対して
ネロが競り掛ける動きをしたために、ビッシリ→あとは落ちるだけ…という、
完全な持久力勝負になった。
(後半3Fが35秒掛かったのは、馬場改修前後を通しても初。唯一改修中の中京
開催で1度見られるだけ。※そこの2着にはテイクオーバーターゲットという
恐ろしい名前もあるが…)
その点、最後まで速いスピードを維持するorもしくは1段加速する形になる
例年とは全く違う適性が問われた格好で、当然この先の扱い方も、例年とは
少し異なったものにしておきたいところ。
したがって本番に向けては、これだけの展開を好走した上位の地力は素直に
信頼できるものの、近年スプリンターズS自体が、スピード(持続)レースに
変貌してきている点で、つながるかどうか?は、各馬の適性次第にはなりそう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ファインニードル
競り合う前をじっくり眺めつつ、厳しい展開を中団で受けて、勝負所余裕の
進出→直線しっかり差し切る横綱相撲。海外帰りの休み明けで、58kgの斤量を
背負って…なので、やはり地力は1、2枚抜けていた扱い。
今のスプリンターズSに向けては、粘り勝負の方に少し寄っているタイプ的に、
適性がピッタリとはいかないかも知れない。しかし、昨年のセントウルSでは
持続的な脚の使い方も一応出来ている訳だし、中京のように"切れ"が問われる
までの展開もそうはないはず。
強い内容を示している別路線組との兼ね合いもあるし、もう少し考えたいが、
やはり有力な存在にはなりそう。
(昨年の本番は、内有利な状況で、前半少し脚を使いつつ→かなりの外々を
回した、全く参考外の内容)
ラブカンプー
前半絡まれたことで、相当に厳しいラップを踏みつつ→粘り込んだ強い内容。
牝馬や若い馬は基本沈んで、歴戦の牡馬たちが上位を占めた中で、小柄な牝馬の
好走は凄いの一言。サマースプリントの3戦はどれも恵まれはなく、力を示した
ものだし、これは素直に頭が下がる思い。
この先に向けては、地力勝負ではどこでも出来ていいとは思うが、今回の坂の
上り方を見ると(前半で脚を使っているのはもちろんあるが)、課題はパワーの
部分ということになりそう。
その点、本番への出走がもしあるのなら、むしろ斤量の恩恵がある今年の方が
いいのかも。(連戦になるので、さすがに難しいとは思うが…)
どちらにしても、しっかりと注目していきたい1頭。
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