- 平均的な流れから、しっかり加速→最後は一応右肩下がりの展開。
- 一定の持久力&切れ(&惰性力)が問われた。
神戸新聞杯結果
1 | ワグネリアン | 2.25.6 | 34.2 | 07-07-06-05 |
2 | エタリオウ | 2.25.7 | 33.9 | 10-10-10-09 |
3 | メイショウテッコン | 2.25.7 | 34.7 | 01-01-01-01 |
4 | エポカドーロ | 2.26.1 | 34.5 | 08-08-08-08 |
5 | ステイフーリッシュ | 2.26.4 | 35.2 | 03-03-03-03 |
天候:曇 芝:良
上り4F:46.4 3F:34.6
前半1000m:61.9
13.0-11.2-12.5-12.5-12.7-12.5-12.5-12.3-11.8-11.2-11.3-12.1
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースで入って、道中も締まる程ではない
ものの落とし過ぎない展開。後半は徐々に&しっかりと加速して、直線は一応
右肩下がりの形。
何はともあれ、今回は、とっても平均的。
もちろんそこは、元々レースとしての水準が高い「神戸新聞杯」の平均。
一定の持久力はしっかりと問われたものとして考えたい。
上がりに関しては、まずはしっかりと加速する形で、当然切れが問われた。
そして、(最も切れのある馬が早めに動いたこともあるだろうが)一気に脚を
使い切る形になり、最後は惰性が効く(※)ことが重要になった印象。
※馬体の構造(バネor脚の長さ)&純粋な持久力(有酸素運動能力)由来
この展開の中、上位3頭はそれぞれ全く別の競馬をして接戦を演じた格好で、
(不利もあったものの)それ以外の最後伸び切れなかった馬の挙動も含め、
今回のラスト50~100mの区間には、なかなかの情報量が詰まっていそう。
したがって、その点の見極めが、この先どこへつながるのか?という部分で、
重要になりそうな雰囲気。要チェック。
(もちろん、上位の地力には一定の信頼が置ける…というのは前提)
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ワグネリアン
中団やや後ろから→勝負所をある程度攻めて、直線キッチリ交わしての勝利。
成長分もあったし、先にも十分つながりそうな好内容。
少しくらいイレギュラーな展開であろうと、ダービー馬はここでは強い。
(個人的に)これはしっかりと肝に銘じたい。
気になったのは、やはり距離的な部分。
印象として、道中の走法からはギリギリ(チョコチョコまではしないが…)
という気はしたし、上がりでも、迫るのは速く、そこからが少し苦労した形。
最後の惰性の部分では、(バネのあるディープ産駒は得意な方だが)やはり
大きな馬の方が有利だし、天皇賞の選択になって良かった…とは思う。
切れがしっかりと問われる展開であれば、当然出来ていいだろうし、あとは
古馬レベルで、高い地力が問われた場合にどこまで?という問題。
エタリオウ
最後方から、勝負所徐々に→直線最後しっかりと迫った2着。(斜めに…だが)
勝負所の加速では少し置かれ気味だった一方で、最後は(伸び切るまででは
ないが)11秒台半ば以内でまとめている内容から、やはり持続力という方向
には思えるタイプ。
本番への予行演習の意味では、この極端な競馬がいい方向に出る気はしないが、
今回+14kgの馬体で、春に感じたチョコチョコした走りは多少軽減されていた
気もするし、可能性は一応感じさせる。
もちろん3000m級まで行けば、脚使いの(細かさの)問題は結局出てくるし、
内枠はおそらく絶対だが、しっかり注目はしておきたい。
メイショウテッコン
スタート直後ゴチャついて→少し脚を使ってハナを切り、速過ぎず遅過ぎない
ペースで進め、(平均からすると)タイミング1つ早い仕掛けから→最後右肩
下がりの形の中で、惰性力を発揮しての粘り込み。
道中以降はマイペース逃げとは言え、一定の持久力は十分認められる内容。
大きな走りをするタイプで、距離延長に対しても不安はなさそうだし、溜めが
効き、ある程度の切れもある馬。アサクサキングス的な印象を受ける。
もちろん、菊花賞を逃げ切るのは相当に難しいので、ラジオNIKKEI賞のような
競馬を(スケールアップして)すれば、可能性はあっていいかも。注目したい。
エポカドーロ
今回に関しては、やはりスタート後に躓いたことが大きい。しかし、それが全て
ではなく、8割といったイメージ。
と言うのも、ここでは他と比べて脚使いが細かく見えたし、それによって最後も
止まるのが少し早く、本質的にこの距離ではなさそう…という雰囲気があった。
となると当然、さらなる距離延長ではどうか?という思いにはなってしまう。
(もちろん、地力の方が重要な3歳の内は何とかなるのかも知れないが…)
タイプ的には、持続と言い切れるほど、そちらには寄っていない。
切れと持続力のバランス。そしてパワー。同じ皐月賞馬のアルアインに近い
部分があるのかも知れない。(スピードは違うが)
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