2018年9月7日金曜日

紫苑ステークス展望(ラップ傾向&予想)2018



まとめ
  • 前半しっかり引っ張られる展開で、一定の持久力が問われる。
  • 切れ&持続力をバランス良く備えていることが必要。
  • 予想◎ロフティフレーズ

過去のラップタイム

2017 12.3-11.4-12.3-12.5-12.8-12.3-11.9-11.5-11.4-11.4
2016 12.0-10.9-11.9-12.1-12.7-12.3-12.1-11.7-12.0-12.0

~OP時代~
2015 12.2-10.8-12.3-12.5-12.8-12.3-12.2-11.7-11.5-11.9
2014 12.8-11.2-11.9-12.3-13.1-13.2-13.0-11.5-11.1-13.2 新潟開催
2013 12.3-11.3-12.2-11.9-12.1-11.7-11.7-11.7-11.9-12.5
2012 12.3-10.7-11.8-11.6-12.5-12.7-12.2-11.6-11.4-11.6
2011 12.2-10.8-11.6-12.3-12.2-11.9-12.0-11.8-11.6-11.8
2010 11.8-10.6-11.4-11.7-12.2-12.4-12.7-12.2-11.9-11.9
2009 12.2-10.7-12.2-12.2-12.7-12.1-12.2-12.0-12.0-12.1
2008 12.5-11.0-12.2-11.8-12.3-11.7-11.9-11.6-12.0-12.4

過去10年の平均ラップタイム(2014年は除く)
12.20-10.91-11.99-12.07-12.48-12.16-12.10-11.76-11.74-11.96
1.59.36




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去の平均ラップタイムを見ると、前半が速い流れになって、道中は極端に緩む
ことはないものの一旦落ち着く展開で、そこから勝負所で一応加速を示しつつ
→最後まであまり落ちない形。

このレースの特徴は、まずは前半の速さで、当然一定の持久力は問われる。
また勝負所では、じっくりと溜める形と早めに仕掛ける形が半々くらいに現れて
いて、正直走ってみなければ分からないところがあるため、そのどちらにも対応
できる馬の方が当然信頼はしやすい。

重賞に格上げされたことで、地力の部分では以前より厳しく見ておく必要はある
だろうが、適性面では、これまでと同様にある程度の幅を持ったタイプを中心に
考えておきたい。


好走する条件
・一定の持久力は欲しい
・切れ&持続力をバランス良く備えていること



予想

候補かなり多い。
馬場の作り方は、情報では昨年と変わらず。となると、やはり外差しか。
その点、面白そうな馬がたくさん内枠に入っている…というのが悩ましい…。
それで外枠をよく見れば、クイーンCでの因縁の2頭が、それぞれ一定の
裏付けを示しつつ仲良く8枠に入っているので、素直にそこを中心に。

◎ロフティフレーズ
前走は、前半でしっかり引っ張られる展開を好位から粘った格好で、単純な
パフォーマンス比較で言うと、普通に上くらいの扱いになってしまう。
(500万条件で負けてるが…いいのか?)
元々は控える競馬をしていた馬なので、今回大外枠に入って、前半から無理を
することもないだろうし、中山では最後までしっかりと脚を伸ばす…という
内容も示しているので、中団辺りからならピッタリはまっても良さそう。
100回に1度来ればいい人気だが、ヴィブロスも負けるし、ディアドラもハナ
差でしか勝てない重賞。ここは推し切ってみる。

○レッドベルローズ
同舞台・ミモザ賞は、細かく脚を使う場面が多く、額面以上に厳しい展開で、
最後は後方の2頭が2、3着に浮上するようなレースだったが、それをこの
馬は正攻法で押し切った格好。当然地力は認められる。
フローラSからは、持続力の点での不安も少し感じるが、ここでは(東京の)
その時よりも切れが問われる可能性もあるし、こなせる範疇と考えたい。
外枠からじっくりと入って、この馬の歯車を狂わせたかも知れない因縁の相手
と一緒に、仲良くやって来ることに期待。

▲パイオニアバイオ
同舞台のロングスパート戦で勝ち上がり、フローラSでも締まった展開の中で
高い持続力を発揮しての2着。
オークスでも、前には離されたが、パフォーマンスとしてはまずまずだし、
何だかんだ切れ方向の舞台…ということを考えれば、悪くもないはず。
今回内枠からどのような競馬になるのか?は微妙だが、前半無理しなければ。

注マウレア
単純にオークスのパフォーマンスは高い。当然上位。
基本は切れ方向で、適性的にこの舞台向きか?と言えば微妙だが、前半から
引っ張られる形になるレースなので、全体としてのリズム自体は合うはず。
最内枠というのは微妙だが、武豊Jがシンプルに差しに徹するのであれば、
上がりで自然と浮上はして来そう。

△ノームコア
フローラSは、厳しい流れを番手から粘り込んだ強い内容。
新馬戦の内容なども含め、持続力はかなり高い馬で、そちらの方向性のレース
であれば、やはり上位には考えておきたい存在。
位置取り的には、やはり逆境の立場にはなりそうだが、それでも地力的には
(勝ち切るまではともかく)残ってもいいと思える。当然注目はしたい。

△ロサグラウカ
オークスは、10着のこの馬でも、道中~上がりのパフォーマンスが十分に高く
なっていて(それほどハイレベル)、データ的には普通に選べる。
水仙賞の、後半サバイバル的な展開の中でも、最後までしっかり脚を伸ばして
いるし、少なくとも上がりの適性は問題ないはず。
2分を切る時計水準では多少忙しいかも知れないが、可能性は考えたい。

△クイーングラス
前々走は、道中が締まった展開の中で、(位置取りは後方だが)自身も追走で
かなり脚を使いつつ→しっかりとした決め手を発揮。
勝ち上がりはこの舞台で、(水準はともかく)その内容からは、脚の使い方は
問題なさそうだし、浮上の可能性は十分あっても良さそう。
厳密には、前半速い展開は未知数だが、そこは受け流せばいいだけのこと。

☆サラス
前走は、前半は完全に歩いた格好だが、道中をかなり高い水準で進めつつ→
上がりをしっかりまとめた内容。前々走の、前を向いてからの推進力も好感。
ただ、かなり大きな走りをするタイプで、捌きとは無縁という雰囲気なので、
中山の小回りということを考えると、外枠が欲しかった気はする。
そのリスクがある中では、少し過剰人気気味かも。間に合うなら。

☆カレンシリエージョ
前走は、道中をかなり高い水準で進めつつ→上がりをまとめての勝利。
君子蘭賞の、水準高く差し有利な展開を粘った内容も含め、地力では普通に
上位に扱っていい存在。
2000mになると、きっちりとパフォーマンスを落としている点で、ここの
リズムにはあまり合わないかもしれないが、名前は挙げておきたい。



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