2018年9月16日日曜日

セントライト記念展望(ラップ傾向&予想)2018



まとめ
  • 前半からある程度流れ、後半はロングスパートの展開。
  • 持久力&末脚の持続力が問われる。
  • 予想◎ダブルフラット

過去のラップタイム

2017 12.3-11.1-12.4-13.1-12.9-12.8-12.1-12.0-11.7-11.3-11.0
2016 12.5-11.6-12.0-12.2-12.7-12.5-12.5-11.7-11.7-11.5-12.2
2015 12.6-11.6-12.2-12.3-12.4-12.6-12.5-12.6-11.9-11.5-11.6
2014 13.0-10.8-11.3-12.0-12.7-11.8-12.0-12.1-12.3-11.6-12.1 新潟開催
2013 12.6-11.9-12.6-12.4-12.2-12.0-12.1-11.8-11.9-11.9-12.1
2012 12.4-11.0-11.8-12.2-12.8-12.4-11.8-11.7-11.5-11.4-11.8
2011 12.2-10.7-11.1-11.7-11.8-11.9-11.8-12.3-12.5-12.7-11.6
2010 12.1-11.0-11.7-11.8-12.1-11.7-11.7-11.8-12.0-12.2-12.8
2009 12.3-11.5-11.9-12.7-12.5-11.9-11.5-11.8-11.7-12.0-12.2
2008 12.6-11.5-11.9-12.3-12.9-12.6-12.5-12.6-11.8-11.8-12.1

過去10年の平均ラップタイム(2014年は除く)
12.40-11.32-11.96-12.30-12.48-12.27-12.06-12.03-11.86-11.81-11.93
2.12.41




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れ、道中は
一旦は落ち着く展開になるが、向こう正面の下り坂から徐々に加速して行き、
上がりはロングスパートの形になる。

中山2200mは本来なら前半がスローに流れやすいコースではあるのだが、この
レースに限っては、コース平均と比べても前半が速く流れていて、そうなれば
当然好走のための条件の中で、持久力の占める割合が大きくなる。

また上記したように、向こう正面からペースアップして、上がりの部分では
長い脚が必要な展開になるために、(勝負所で動いて行ける程度の切れは必要
だが)とにかく末脚の持続力を持っていることが重要になる。


好走する条件
・持久力があること
・末脚の持続力(&一定の切れ)が必要



予想

ローズSと同様、ここもなかなか豊富な裏付けを持ったメンバーが揃った。
(それで結局上がり勝負とかなら意味はないが…)
人気は一極集中だが、候補は多い。

◎ダブルフラット
2走前は、極端に厳しい展開。自身は少し控えたポジションだったとは言え、
内容的には前半でしっかり引っ張られていて、後半も長い脚が問われた中で、
最後も11秒台でまとめての差し切り。高い持久力&持続力を示した。
前走では、やや後半に寄った展開の中で勝ち馬の性能に屈したように、流れが
落ち着いた場合のリスクはあるタイプだが、とりあえずこのメンバーであれば
ある程度は流れそうだし、力は出せても良さそう。
相手は強いとは思うが、裏付け的には普通に推せる。この人気ならば尚更。

○レイエンダ
とりあえず夏木立賞の時点で、プリンシパルSとほぼ同水準のパフォーマンス。
長い休み明けだったことを考えれば、上に取ってもいいかも知れない。
前走も、前半少し引っ張られる展開にある程度つき合いつつ→余力を残しての
押し切り。力は当然認めたい。
これまで上がりでしっかりと加速する展開ばかりだが、そこまで"切れ"という
イメージではなく(兄と似ている部分がある)、ここの展開にも十分対応出来て
良さそう。相手に期待する意味で2番手だが、当然頭まで。

▲グレイル
今年のダービーは少し特殊な展開で、中身の良さ(純粋な持久力)は当然必須
だが、徐々に加速していく中でもう1段ギアを上げる…という部分で、脚を速く
動かせる(回転力のある)タイプに向いた印象。(あまり馬格のない馬が活躍)
その点で、大きな走りをするこの馬は、完全に流れに乗り遅れたイメージ。
加速感には乏しいタイプだが、この舞台で内枠ならば、中団辺りから進められる
可能性はあるし、適性的にも前進が見込める。巻き返しに期待したい。

注ギベオン
前走は、ワンポイント仕掛けの早い形から→直線右肩下がりの展開で、しっかり
抜け出しつつ→惰性力を発揮しての粘り込み。
大型でも、あまり体が伸びる走りではなく(結構キビキビしている)、本質は
1600~2000mくらいなのかも知れないが、惰性が効く分(基本的にはこれは
純粋な持久力由来)、距離延長にも一応対応は出来ていいのかも。
馬体を見れば力はやはり上位。相手には考えたい。

△コズミックフォース
プリンシパルSでは、道中をある程度高い水準で進めつつ→上がりをしっかり
まとめる形で勝利。ダービーでも、落ち着いた入り方をしたものの、後半徐々に
ペースアップしていく形で、額面以上の厳しさがあった中でしっかりと好走。
一定の持久力は当然認められるし、ここでも扱いは上位。
問題は、ダービーではプラスに働いたかも知れないスケール的な部分。本質的に
あまり長いところがいいとも思えないので…、ここはちょっと半信半疑。

△ゼーゲン
前走は、前半は歩いた格好だが、道中をまずまずの水準で進めつつ→上がりで
しっかりと性能を示しての勝利。
初戦も、後半最後まで徐々に加速していく展開をしっかり差し切っているし、
脚の使い方はここに十分はまっても良さそう。
本格的に厳しい展開を経験していない分、他の馬には裏付けの部分では当然
劣るが、上積みは十分あり得るし、これは結構面白い存在。注目はしたい。

△ブレステイキング
前走&前々走は、(斤量を考慮すれば)ほぼ同じ水準のパフォーマンス。
その安定感から、持久力という部分では一定の信頼は置ける。
少し持続力の方に寄っているイメージから、ここの展開はこなせても良さそう
だし、可能性としては浮上も十分あって良さそう。
例年であれば、もっと上の評価にしてもいい内容を示しているが、この中では
何だか自然とこの位置…。

△メイショウロセツ
前走では、フラットな展開の中で、自身も道中をかなり高い水準で進めつつ
→正攻法の競馬で押し通して、高い持続力を発揮。
京都の2200~2400m戦をこなせたとは言えない経歴なので、長距離色のある
ここのリズムに合うかどうか?は微妙だが、とりあえずパフォーマンス的には
見過ごすことのできない内容にはなっている。可能性は考えておきたい。

☆ジェネラーレウーノ
京成杯では、(飛ばした逃げ馬は放置した格好だが)前半脚を使いつつ→直線も
粘り通して、皐月賞でも、(後ろとは全く別レースだが)厳しい展開を粘った。
一方でダービーでは、道中はある程度高い水準で進めているが、後半の加速に
全く対応出来ずに惨敗。もしかしてこのパターンは距離短縮か?という疑念が
自分の中に少し湧きつつある今日この頃。
(未勝利戦のメモの「雄大な好馬体」という記述に騙されていたのかも…)
キタサンブラックタイプか?モーリスタイプか?問題。⇒同じ父の後者か…。



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