2018年10月8日月曜日

京都大賞典展望(ラップ傾向&予想)2018



まとめ
  • 前半である程度引っ張られつつ→仕掛け早の上がり勝負という展開。
  • 一定の持久力&末脚の持続力が必要。
  • 予想◎サトノダイヤモンド

過去のラップタイム

2017 12.9-11.0-11.7-12.2-12.1-12.1-12.4-12.5-11.7-11.5-11.4-11.5
2016 12.7-11.5-12.0-13.0-12.8-12.2-12.7-13.0-11.9-11.1-11.1-11.5
2015 12.8-11.0-11.5-12.6-12.6-12.5-12.8-12.9-11.9-11.1-10.9-11.0
2014 12.6-12.2-11.5-12.0-12.4-11.9-12.0-12.5-12.0-11.7-11.6-11.8
2013 12.9-11.6-11.6-12.7-12.6-12.4-11.7-11.4-11.1-11.6-11.3-12.0
2012 12.6-11.0-11.2-12.5-12.2-11.7-12.3-12.5-12.1-11.4-11.6-12.3
2011 12.8-11.0-11.8-12.7-12.6-12.3-12.8-12.5-11.8-11.1-11.4-11.3
2010 12.6-10.5-11.0-11.6-12.0-12.0-12.7-13.2-12.6-11.9-12.9-12.0
2009 12.7-10.9-11.0-12.2-12.3-12.1-12.1-12.0-11.9-12.3-12.8-12.0
2008 12.9-10.7-11.7-13.2-13.3-13.1-12.8-12.6-12.1-11.5-11.4-11.6

過去10年の平均ラップタイム
12.75-11.14-11.50-12.47-12.49-12.23-12.43-12.51-11.91-11.52-11.64-11.70
2.24.29




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見れば、スタート直後は少し速いくらいの流れで入って、道中は
一旦一定のペースに落ち着いて、3コーナーの下り坂からレースが動く形。

前半で極端に引っ張られて→上がりが止まったケースもあるが、ここは基本的に
上がりが速く、最後までラップがあまり落ちない展開になることが多い。

そうなれば、しっかりした決め手を発揮できるタイプ…と考えたくなるのだが、
実際には道中が極端に緩む訳でもないし、むしろ速い上がりを使うために、前半
~道中で如何に無駄な脚を使わずに走れるか?が重要で、結局は持久力の高さが
問われることになる。

またこのコースだけに、上がりの仕掛けはやはり早くなりやすく、当然末脚の
持続力が必要で、脚質的にも、先行馬は最初の直線で脚を使っている…という点
から、基本的には差し馬有利…と言えそう。


好走の条件
・一定の持久力&末脚の持続力を持っていること



予想


◎サトノダイヤモンド
適鞍と言えるレースに出走するのはどれくらい振りか…。ついにきた。
春は、持ち前の(純粋な)持久力を活かせるはずの天皇賞だけ回避するローテ。
その中で特に宝塚記念は、1~2コーナー&3~4コーナーで動く競馬をして、
フットワークの大きな馬がほとんど斜めに力を使った、完全な度外視案件。
それでも大崩れまでしないことは地力だし、ポジティブに考えれば、合わない
レースを連戦することで、課題の"中距離的な資質"の鍛錬にはなったのかも。
当然ここは、適性的にも走法的にも大前進が期待できる舞台。
相手のシュヴァルグランは相当強いし、今回、ルメールJも南部杯に行っている
ため乗り替わりになるが、いい枠を引いたし、復活するならここしかない。
どうしても願望込みにはなってしまうが、大いに期待したい。

○シュヴァルグラン
昨年は3着だったが、内有利な状況で、外からしっかり動く形。パフォーマンス
的にはかなり高く、その後、条件が好転したジャパンCを勝ち切った。
春は、大阪杯で適性微妙&展開的に逆境の立場になって惨敗。その後天皇賞では
しっかりと力を見せつけて、合わない宝塚記念はあっさりスルー。
適鞍ではやはり相当強く、リフレッシュ期間を長く置いた効果も大きそうだし、
ここは当然勝ち負け以上の扱いでいいはず。
対サトノダイヤモンドということに関しては、着順で上回ったのは昨年の天皇賞
のみで、今回は枠的にその時とは逆の立場。&相手より斤量を背負う。2番手。

▲スマートレイアー
昨年はここで勝利。その時は直線でインを突いた好騎乗による部分もあったが、
自身のパフォーマンス的には、十分高いものになっている。
大阪杯&宝塚記念は適性微妙、尚且つ前掛かりな内容で、ただただ沈んだが、
天皇賞では、外を回し過ぎないことが重要だった展開の中、最後方から→大外
という競馬。それでも直線はしっかり脚を伸ばしていた。
その内容を考えれば、まだまだ十分に出来て良さそうだし、適性的にハッキリ
好転するここでの巻き返しは、当然期待できる。妙味もあるし、注目。

注ケントオー
京都記念は、(地脚の強さが尋常ではないタイプだけに)馬場が向いた…という
部分はあるが、それでもとてつもないメンバーに囲まれての5着。
マイルなどで元々示していた、高い水準で道中を進めつつ→上がりをまとめる
…という内容を、上手く距離延長につなげることが出来た。
今回はある程度スピードが問われるだろうし、あまり大きなことは言えないが、
それでも、トップ以外は明らかに相手弱化しているメンバー構成。
ディアドラやミッキーロケットに勝っている馬が10番人気?とはなる。

△ウインテンダネス
緑風S&目黒記念は、位置取りは違うものの、ともに前半ゆったりと入りつつ、
道中をまずまず高い水準で進めて→後半高い持続力を発揮する形での勝利。
当然一定の地力は認められるし、適性的にもこの舞台には合っていそう。
しかし今回は、斤量が3kg増になるし、ある程度動かす必要のある馬だけに、
内田Jからの乗り替わり…というのもプラスではないはず。
どちらにしろ、ここが試金石。トップ2頭に対してはともかくとして、まずは
スマートレイアーなどをしっかり上回れるか。そこを見極めてから。



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