予想
ここはもう純粋に、アーモンドアイの走りを観たい。
展開には含みがありそうなので、厳しくなった場合に、それでも勝てるような
馬か?というのが確認できれば最高。この先1年、パリに思いを馳せられる。
◎アーモンドアイ
秋華賞は、休み明けのぶっつけで、(ギリギリまで待つ形ではあったものの)
持続型の展開をしっかりこなしての完勝。個人的に試金石としたが…本物。
当然この舞台では、オークスで相当に高いパフォーマンスを示しているように、
適性的に十分な前進が見込めるし、過去10年で牝馬の勝率5割というように、
とにかく"牝馬の切れ"が活きるレース。間違いなく有力。
問題があるとしたら、ビッシリ締め付けられた場合。淀の3000m級G1をこなす
ような馬が勝つパターン。
ウオッカこそ勝ち切っているが、その手の展開では基本的に牡馬が強い。
(その時争った相手は、やはり菊花賞馬・オウケンブルースリ)
今回ウインテンダネス&キセキの動向次第では、可能性としてなくはなさそう
だし…、確率的には半々か。もちろん、それをこなせる可能性もあるのだから、
負ける可能性はその更に半分…か。
よし、余事象。強引に7割5分は勝つと考えて、やはり推し切る。
○サトノダイヤモンド
純粋な持久力という部分では、果てしないものを備えている…という考えは、
自分の中ではずっと変わらない。
その点前走は、ペースはそれほど…という流れからの→実質ロングスパートで、
やや中距離特化。本来の能力を活かし切った訳ではない。もっと上げられる。
その前走に引き続き、ここは持ち味のフットワークを活かせる舞台…というのが
まずは大きいし、展開にはあまり依らずに好走は出来そうなイメージ。
あとは、より持久力が問われる、道中水準の高い展開になれば。
馬体のシルエット的に、東京の"上がり"に対しては、もう少し後肢に力感が
欲しいところではあるが、可能性はしっかり考えたいところ。
▲キセキ
天皇賞は、道中をかなり締め付けて、勝負所でも早仕掛けをしての→粘り込み。
大きな走りで、純粋な持久力(&破壊力ある末脚)という方向性のタイプが、
スピードレースに持ち込んで→直後にいた皐月賞馬を完封したのは衝撃的。
その地力&元々の適性から考えれば、当然ここで前進を示せても良さそうだし、
古馬が意地を見せて、天才少女に一泡吹かせられるとしたら、その鍵となるのは
この馬…という気はする。
ウインテンダネスを行かせて→それを突っつく形がベストだが、とにかく高い
持久力&持続力を活かし、締まった流れを好位から押し通す競馬なら。
普通の3番手という意味ではなく、頭もある、文字通りの単穴。
注スワーヴリチャード
天皇賞は、出遅れたことが大きいのは間違いないが、おそらく全て…ではない。
差しづらい形ではあったものの、スローの上がり勝負でもないし、トップクラス
ならばそれなりに格好はつけられて良かったはず。
もちろん、最後鞍上は完全にやめているが、やはり状態が微妙だったのでは。
当然ここは、1度叩いての上積みが十分期待できる場面で、実際に馬体的にも、
その時感じた甘さは、今回は一応解決している印象。
とすれば、昨年のアルゼンチン共和国杯の時点で既に、厳しくなったパターンの
ジャパンC水準にほとんど到達している馬。地力勝負の方では当然頭も。
4番手は、見た目だけでなく、本当に状態が戻っているか?という点の信頼度。
△シュヴァルグラン
昨年はここで勝利。その前の京都大賞典も含めて、示しているパフォーマンスは
当然上位のものを持っている馬。
前走は、実質ロングスパートの展開の中で、早めに追い掛ける形。やや中距離に
寄った資質が問われた格好で、この馬向きとは言えなかったし、パドックでは
テンションが高く、斤量も背負う立場だったことを考えれば、仕方ない結果。
ただし1点、この馬にしては、走りが少し小さくなっているようには感じた…。
これが気掛かり。思い過ごしならば、シンプルに巻き返してくるとは思うが、
加齢によるもの…とかなら、大問題。
序列としては、冷静に見られる所に配置しつつ、パドックで確認したい。
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