- 道中が極端に締まって→後半は完全な右肩下がりの展開。
- 高い持久力(&持続力)が問われた。
JBCクラシック結果
1 | ケイティブレイブ | 1.56.7 | 37.0 | 07-08-06-04 |
2 | オメガパフューム | 1.56.8 | 36.7 | 09-09-10-08 |
3 | サンライズソア | 1.57.0 | 38.4 | 01-01-02-01 |
4 | ノンコノユメ | 1.57.1 | 36.3 | 16-16-16-15 |
5 | サウンドトゥルー | 1.57.2 | 36.8 | 15-14-12-11 |
6 | アスカノロマン | 1.57.2 | 37.3 | 09-09-08-08 |
7 | テーオーエナジー | 1.57.5 | 38.6 | 02-02-03-02 |
天候:晴 ダート:良
上り4F:49.9 3F:38.1
7.1-11.2-11.9-12.9-12.2-11.5-11.8-12.2-12.7-13.2
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半は平均弱くらいの流れだが、道中は極端に締まった
展開になって、そこからラスト5Fは完全な右肩下がりという形。
言うまでもなく、今回の特徴は道中の厳しさ。
(もちろん平安S込みの)OPクラスの平均の水準でも、後半は締まっている
…と表現できる中で、かなり早い段階でそれを突き抜けた水準まで上げていて、
最後は完全な持久力勝負(惰性勝負)という様相になった。
(後方からの馬には一応持続力という側面もあるが)
ともかく、ここまでの展開になると、後ろからでも、道中で高い水準のラップを
踏みつつ→末を伸ばさなければならないので、結局地力がなければ浮上は難しい
のだが、まずはやはり、前の馬には相当に厳しかったレース…とは言えそう。
したがってこの先に向けては、上位の実力は素直に信頼しつつ(もちろん前から
粘った馬は特に)、積極的に攻めて→潰れた馬の、相手弱化などでの巻き返し
…という部分にも注目はしておきたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ケイティブレイブ
スタートの段階ではまずまずの所にいたが、徐々に下げて中団から進めて、
ラスト4F辺りから積極的に押し上げつつの→差し切り。
ラップ⇔挙動の比較からは、受け流すべきところでは受け流し、攻めるべき
ところでは攻める…という好騎乗だった。
(おそらく平均に近いようなフラットなラップを踏んでいるはず)
馬自身も、この手の粘り勝負は元々得意というのはあるが、後半はしっかりと
攻めての勝利なので、やはり十分な地力を示したとは言えそうだし、何より
(結果的に…でも)中団からの正攻法での勝利は、この馬にとって価値が高い。
戒めにしっかり口に出しておきたい。ダート馬の完成は5歳(個人的な考え)。
改めて思い知らされた感覚。当然次戦も期待が持てそう。
オメガパフューム
終始勝ち馬について行くような形で、展開的にも恵まれた部分は多少あるが、
道中で一応溜められた格好の前走とは展開が逆。
自身もやはり追走で厳しいラップを踏んでいるはずだし、今回は馬場も違う。
これは単純に、1つの大きな裏付けとして捉えたい。
前走のような決め脚が問われる展開でも、今回のような地力が問われる展開
でも浮上できるのであれば、最早どこででも…の印象。
馬格のなさや、位置取りが問題になるような場面に出くわさない限りは、当然
この先の活躍は期待できそう。
サンライズソア
それほど脚を使わずに前半を入れたのは良かったが、向こう正面で思いっきり
絡まれ、(稍重で締まった展開の平安Sを凌ぐ水準で)極端に脚を使った格好。
さすがに最後は脚が上がっているのだが、それでも持ち前の"惰性力"を発揮して
崩れず、しっかりと粘り込んだ。一言で、相当に強い内容。
当然これは巻き返し(前進)に期待したいところだし、中京では、坂上で惰性を
効かせる…というのは特に重要。適性的に合う可能性は十分にある。
(最近はそうでもないが、シンボリクリスエス産駒最強!と思えた時もあった)
勝ち切れるかどうか?という部分では、位置取りの柔軟性がもう少し欲しい印象
ではあるが、しっかりと注目しておきたい存在。
テーオーエナジー
サンライズソアに一旦並び掛けようとしつつも→最後の最後はさすがに苦しく
なったが、この馬も好位からの→粘り込み。
結果的にはあまり目立たないところではあるが、これも一定の地力を示した
格好で、ある程度の評価はしておきたいところ。
オメガパフュームだけでなく、この馬の頑張りがあってこそ、この世代の価値
とも言えるし、確かに強いな…とは思わされる。
次がどこになるのか分からないが、当然の巻き返し候補。注目したい。
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