2018年12月31日月曜日

東京大賞典回顧(ラップ分析)2018


まとめ
  • かなりのハイペースから、上がりが掛かる展開。
  • 高い持久力が問われた。

東京大賞典結果

オメガパフューム2.05.9 38.5 13-13-09-08
ゴールドドリーム2.06.0 38.9 09-09-06-06
ケイティブレイブ2.06.3 39.4 05-05-05-05
サウンドトゥルー2.06.6 38.8 16-14-12-09
エイコーン2.06.6 39.7 08-07-04-04
スーパーステション2.06.7 40.4 01-01-01-01

天候:晴 ダート:良
上り4F:52.5 3F:39.6
前後半1000m:61.2-64.7
12.4-11.5-12.2-12.7-12.4-12.2-12.9-13.6-12.8-13.2




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半~道中が相当に速くなって、ある程度の緩急は
ついているものの、上がりはさすがに掛かった。

とにかく今回は、アポロケンタッキー鞍上のマーフィーJが全力で圧を掛けた
ことで→極端に厳しい展開になり、最後は完全な地力勝負…というレース。
適性的には、ほとんど持久力オンリーと言っていいはず。

脚質的には、さすがに差し有利になったが、後ろからの馬でも個々の踏んだ
(おおよその)ラップを考えると、道中でかなり脚を使いつつ→止まりながら
浮上している格好で、やはり地力があってこそ。

この先に向けては、ポジション的な部分での細かい上げ下げは必要になるかも
知れないが、上位の力は信頼できるし、ルヴァンスレーヴなどと共に、来年も
中心になるのは間違いなさそう。本格的に新しい時代に突入した…感。


各馬について

出走各人馬の詳細&次戦に向けての考察

オメガパフューム
ポジション的にはやはり恵まれた方だが、道中でしっかり脚を使いつつ、直線
でもゴールドドリームに思いっきり喧嘩を売っての勝利。
地力は当然認めていいはず。
来年に関しては、馬格のないタイプだけに、斤量が増えてどうか?というのも
あるし、まだ未知の部分はあるが、この展開を勝ち切った事実だけでも、まずは
大きな裏付け。引き続き活躍する可能性は十分。しっかり注目していきたい。

ゴールドドリーム
完全な前傾の展開になり、この馬の1枚上の決め手を活かせるような展開では
なかった…というのもあるし、その中で直線では、自身よりも後ろからの馬と
ガツガツやり合った格好。
それを考えれば、この負けは仕方のない部分はあるし、それほど大きく捉える
必要はないだろうが、連続して3歳馬2頭に負けた…という事実はやはり重い。
(雰囲気として)1強体制だったのは、ほんの一瞬。来年はやはり戦国っぽい。

ケイティブレイブ
位置取りとしては、上位の中では一応最も前から進めていた訳なので、厳しい
立場だったとは言えるが、その一方で前が締め付けたこの展開自体は、"粘り"が
持ち味のこの馬にとっては都合が良かったはず。
したがって、これで負けたら仕方がない…という部分はあって、やはり上2頭を
褒めるしかないのかも。相手は同い年と年下。来年以降も問題はついて回る…。

スーパーステション
全力で圧を掛けられて、かなり厳しい形での逃げ。それでも、後方から浮上した
サウンドトゥルーなどともほとんど差のないところに粘っているし、その地力は
当然認めていいはず。
この先は、もちろんトップオブトップが出てくるようなレースでは難しさはある
のだが、なかなか面白い存在になりそうで、これはちょっと注目してみたい。

マーフィーJ
ターコイズSのフロンテアクイーンでもいきなり見せたが、逃げ馬にピタリの
圧を掛ける競馬。(さすがに今回は粘り込めていないが…)
血統を重視している…らしいし、ノーザンダンサーの系統という点では一応共通
していて、もしかしてその(粘りの)イメージを実践していたりする…のか?
サンプル少なすぎだが、短期免許を更新したし、あと1ヶ月注目はしてみたい。
次、番手でハイペースを作ったら、クロ…かも。(個人的には歓迎だが)



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