2019年3月16日土曜日

スプリングステークス展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 道中フラットな流れから→勝負所である程度加速する展開。
  • 持久力&持続力(&切れ)が問われる。
  • 予想◎ユニコーンライオン

過去のラップタイム

2018 12.4-11.3-11.9-12.2-11.8-12.1-12.4-12.2-11.8
2017 12.6-11.7-12.1-12.2-11.7-11.8-12.1-11.8-12.4
2016 12.7-11.5-11.8-12.3-12.0-11.6-12.0-11.6-12.6
2015 12.7-11.6-12.4-13.1-12.8-12.0-11.8-11.2-11.5
2014 12.4-11.4-12.0-12.4-12.1-12.1-12.1-11.7-12.2
2013 12.6-11.8-12.4-11.7-11.6-12.1-12.3-11.4-11.9
2012 12.9-12.1-12.5-12.4-12.2-12.2-12.2-11.8-12.4
2011 12.4-11.1-11.5-12.0-12.5-12.1-11.2-11.3-12.3 阪神開催
2010 12.4-11.5-11.9-12.2-12.2-12.4-12.1-11.5-12.0
2009 12.3-11.5-12.8-13.0-13.0-13.0-12.3-11.4-11.5

過去10年の平均ラップタイム(2011年は除く)
12.56-11.60-12.20-12.39-12.16-12.14-12.14-11.62-12.03
1.48.84




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見れば、前半はミドルペースで流れて、道中はそれ程緩まない
フラットな展開になり、勝負所である程度加速して→最後だけ少し落ちる形。

ここの特徴はまずは道中の水準の高さで、一定以上の持久力(底辺の高さ)と、
レースを通してスピードに耐える持続力が必要になる。
その点をクリア出来ることを前提として、勝負所ではある程度の加速を示すこと
から、それなりの機動力(切れ)を備えた馬が浮上するイメージ。

とにかくこのレースは、体感速度的には本番に近いものがあるので、ここをある
程度好位から押し切るような馬がいれば、それは相当に有力な存在…だと言って
いいだろうし、皐月賞に直結する可能性を意識して見守りたい感覚。


好走する条件
・持久力&持続力があること
・(切れがあること)



予想


◎ユニコーンライオン
前走は、前半~道中がかなり厳しい展開で、その中で勝負所をしっかり攻めつつ
→直線粘り込んだ格好。一言で、ハイパフォーマンス。
巨体で、器用さに欠ける印象がさすがに少しあるので、このコースではどうか?
とも思うのだが、単純な比較では頭1つ抜けてしまうくらいの扱いになるし、
ここはもう細かい部分には目を瞑る。
2戦目で、きさらぎ賞を超える内容を示した地力を信じて、推し切ってみたい。

○シークレットラン
葉牡丹賞は、フラットな展開の中でロングスパートして、道中~上がりで高い
パフォーマンスを発揮してのレコード勝ち。この時点でウインブライトが示して
いた内容にも近くて、とりあえず、大きな裏付けにはなるはず。
前走・京成杯は、4コーナーで窮屈になった場面もあったし、展開も道中で一旦
しっかりと緩んだ形。リズムとして、淀みなく流れる9F戦で巻き返す可能性は
あって良さそう。相手に期待しての2番手評価だが、頭まで。

▲クリノガウディー
前走・朝日杯は、ペースアップの早い展開の中で、淡々とではあるが、しっかり
持続させての2着。パフォーマンスとしても、昨年のステルヴィオに近い(少し
負けるが)くらいになっているし、走りも地の強さを感じさせるものだった。
東スポ杯でも、後半ビッシリという展開の中で最後は苦しくなったものの、好位
から頑張っているし、パワー系のタイプだけに、この距離でも中山であれば前進
出来ていいはず。ここもやはり注目しておきたい。

注エメラルファイト
札幌2歳Sでは、他力本願的ではあるが、道中で極端に脚を使う形で浮上。
朝日杯でも、前の実力馬が止まらない中で、後方から一応しっかりと脚を伸ば
していたし、やはりその地力は認めたいところ。
はっきりパワー系に思えるタイプで、スピードに乗り遅れる心配はあるが、
その点でも再びの距離延長は歓迎。人気もトコトン甘いし、ここは注目したい。

△タガノディアマンテ
これまで負けたレースにおいて、勝ったのは全て名のある馬ばかり。
新馬戦などは、ワールドプレミアの他にもメイショウテンゲンもいたし、展開も
締まった流れで、単純にハイレベルな一戦。そこで僅差の4着は悪くない。
またエリカ賞では、なだれ込んだだけではあるが、後半は厳しいラップを踏んで
いるし、前走の重賞でも好走。ここも地力で浮上する可能性はあっていいはず。

△ヒシイグアス
前走に関しては、完全な直線勝負を押し通した格好なので、さすがに恵まれた
部分はあるが、未勝利戦は、道中をかなり締め付ける形での→押し切り。
とりあえず、一定の地力は認められる。
しかしそのパフォーマンスだけだと、横の比較では、正直1番人気になる程か?
という感覚になってしまう…。⇒ここは1つ冷静な見方をしておきたい。

△コスモカレンドゥラ
前走ホープフルSは、落ち着いて入れたことはやはり大きかったし、後半一旦
締め付けつつ、溜め→切れという形の(後続に斜めに脚を使わせる)好騎乗。
それでも、自身のパフォーマンスとしては、ここでは十分上位に扱えるレベルに
なっているし、やはりG1での4着は軽視できない。
今回はもう少し厳しい入り方になるかも知れないが、残る可能性は考えたい。



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