2019年4月5日金曜日

桜花賞展望(ラップ傾向)2019



まとめ
  • 前半やや速く、一旦落ち着きつつ→上がりでしっかりと加速する展開。
  • 切れ&末脚(トップスピード)の持続力が問われる。
  • 一定の持久力は必要。

桜花賞過去10年のラップタイム

過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2018(アーモンドアイ:1.33.1)
12.3-10.7-11.5-12.1-12.1-11.5-11.3-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.4
前半4F:46.6
勝ち馬コーナー通過:15-16
勝ち馬上り3F:33.2


2017(レーヌミノル:1.34.5)
12.7-10.9-11.1-11.8-11.8-11.5-11.9-12.8

天候:曇 芝:稍重
上り4F:48.0 3F:36.2
前半4F:46.5
勝ち馬コーナー通過:04-04
勝ち馬上り3F:35.4


2016(ジュエラー:1.33.4)
12.4-10.7-11.7-12.3-12.0-11.4-11.3-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.3
前半4F:47.1
勝ち馬コーナー通過:16-17
勝ち馬上り3F:33.0


2015(レッツゴードンキ:1.36.0)
12.7-11.7-12.7-12.9-12.5-11.3-10.7-11.5

天候:晴 芝:良
上り4F:46.0 3F:33.5
前半4F:50.0
勝ち馬コーナー通過:01-01
勝ち馬上り3F:33.5


2014(ハープスター:1.33.3)
11.9-10.5-11.4-11.5-11.7-11.4-12.8-12.1

天候:曇 芝:良
上り4F:48.0 3F:36.3
前半4F:45.3
勝ち馬コーナー通過:18-18
勝ち馬上り3F:32.9


2013(アユサン:1.35.0)
12.4-11.0-11.4-12.1-12.0-11.9-11.5-12.7

天候:曇 芝:良
上り4F:48.1 3F:36.1
前半4F:46.9
勝ち馬コーナー通過:09-10
勝ち馬上り3F:35.5


2012(ジェンティルドンナ:1.34.6)
12.7-10.9-11.3-12.2-12.2-12.1-11.0-12.2

天候:晴 芝:良
上り4F:47.5 3F:35.3
前半4F:47.1
勝ち馬コーナー通過:10-10
勝ち馬上り3F:34.3


2011(マルセリーナ:1.33.9)
12.1-11.0-11.5-12.1-11.8-11.3-12.0-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:47.2 3F:35.4
前半4F:46.7
勝ち馬コーナー通過:15-16
勝ち馬上り3F:34.3


2010(アパパネ:1.33.3)
12.6-11.2-11.8-11.9-11.4-11.1-11.1-12.2

天候:晴 芝:良
上り4F:45.8 3F:34.4
前半4F:47.5
勝ち馬コーナー通過:05-04
勝ち馬上り3F:34.1


2009(ブエナビスタ:1.34.0)
12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:34.9
前半4F:46.9
勝ち馬コーナー通過:16-16
勝ち馬上り3F:33.3


過去10年の平均ラップタイム
12.42-10.94-11.61-12.09-11.97-11.52-11.52-12.04
1.34.11




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去の平均ラップタイムを見ると、前半やや速く、道中は一旦落ち着く展開で、
勝負所である程度しっかり加速しつつ、ラスト1Fは落ちる…という形。

この舞台には、道中(3~4コーナー)から勝負所のラップが、形&水準ともに
それ程大きくバラつかない特徴があるため、このレースも前半のペースによって
前後半のバランスが決まる…という単純な構造だと言っていい。

つまり道中ほぼ一定…だとすれば、前半が速く流れれば、終いの粘り勝負になり
持久力&末脚の持続力が問われ、前半がゆったりと流れれば、上がり勝負になり
切れ&末脚の持続力が問われる…と、シンプルに考えることができる。

ただし1つ注意したいのが、このコースではペースの速い展開になったとしても
"直線が長い"という意識が働き、差し馬が位置取りを気にせずに自身のペースを
守ることに徹する可能性がある…という点で、厳しい流れでも実際にはそれほど
引っ張られずに追走出来ることも十分にあり得る。

そうなると結局のところは、切れとトップスピードの持続力に優れた馬が力を
出し切れる可能性が高く、過去の好走馬に目を向けてみても、しっかりとした
決め手を発揮した馬がやはり上位には入っている。

したがってこのレースでは、(このコースらしく)道中~上がりで発揮できる
最大パフォーマンスの高い馬がやはり中心となり、位置取りが占めるウェイトも
大きいものの、上がりの性能だけはとにかく重視しておきたいイメージ。


好走する条件
・勝負所での切れ&末脚の持続力があること
・一定の持久力は必要




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