- 一旦しっかりと落ち着いて、早めの仕掛けから→大きく加速する展開。
- 切れ&(トップスピードの)持続力が問われた。
桜花賞結果
1 | グランアレグリア | 1.32.7 | 33.3 | 03-01 |
2 | シゲルピンクダイヤ | 1.33.1 | 32.7 | 15-12 |
3 | クロノジェネシス | 1.33.1 | 32.9 | 08-09 |
4 | ダノンファンタジー | 1.33.1 | 33.4 | 05-04 |
5 | ビーチサンバ | 1.33.2 | 33.3 | 10-06 |
6 | プールヴィル | 1.33.3 | 33.8 | 01-02 |
天候:晴 芝:良
上り4F:45.0 3F:33.3
前半4F:47.7
12.2-11.1-12.1-12.3-11.7-10.8-11.0-11.5
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタート直後はまずまずの入り方をしているものの、
道中は早い段階でしっかりと落ち着いた展開。後半は早めのペースアップから
大きく加速しつつ→最後まであまり落ちない形。
今回の特徴は、まずは前半部分が落ち着いたこと。
レッツゴードンキの年ほどの極端な緩み方はしていないものの、(前週の雨で
踏み固められて?)ある程度速い馬場になっていたことを考えれば、やはり各馬
しっかりと余力を残した状態で後半を迎えたはず。
そしてもう1つの特徴としては、勝ち馬が動いたことで、例年と比べて仕掛けが
ワンテンポ早くなったこと。
大きな加速を示し、どこまで上げられるか?という、性能の部分は当然問われた
訳だが、同時に、そこからの(トップスピードの)持続力が重要になった。
その点、動いた勝ち馬に対して、どの程度追い掛ける姿勢を見せたか?という
それぞれの挙動が、最後の伸びの部分で明暗を分けた側面はありそう。
位置取り的には、この流れなので、後ろ過ぎては難しい…というのは当然あった
だろうが、今回の場合、それ以上に性能の部分でごまかしが効かなかった雰囲気
ではあるので、結局のところは実力が反映されたイメージ。
この先に向けても、地力の部分では、やはり他の裏付けが必要になりそうだが、
それでも、鍛錬ではどうにもしようがない部分で、上位馬たちは優位に立って
いる訳なので、やはりある程度つながっていきそうには思える。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
グランアレグリア
息が入りやすい展開になったことは大きいだろうが、休み明けのぶっつけで、
勝負所も後ろを全く待たずにペースアップしつつ→押し通した強い内容。
改めてその性能&持続力の高さを見せつけた格好にはなるし、とりあえずは、
朝日杯のパフォーマンスに関してはリセット…で良さそう。
"性能"という、ぼんやりとした表現。これに関しては、個人的に切れ&純粋な
持久力、言い換えれば運動神経&有酸素運動能力の合わせ技…というイメージで
使っているのだが、特に後者の部分で、距離延長に対してはやはり重要な要素。
スピードに勝ち過ぎている…という不安はあるものの、出来てもいいはず。
ダノンファンタジー
中団前の外から進めて、直線それなりの脚は使いつつも→伸び切れず…の4着。
道中壁を作れなかったこと、勝ち馬を一応真っ先に追い掛ける立場だったことを
考えれば、最後2頭に交わされたことは仕方がない。
当然これは巻き返し…という方向では考えたいが、最後惰性を効かせられず、
その点にスケールの問題が垣間見えてはいるので、距離延長で前進するか?は
微妙なところ。そのあたりは1ヶ月じっくりと考えたい。
ビーチサンバ
中団の後ろから、道中はラスト6Fからの区間でしっかりと押し上げた内容。
(その区間のラップが12.1秒なので、自身は11秒台に突入しているはず)
その分もあって、直線では伸び切れず…という5着。
ペース判断としては正解だったと思うが、勝ち馬の早仕掛けによって完全に
裏目に出た格好。仕方がない。
当然これは巻き返しに期待したくなるし、元々"性能"では世代上位のものを
(新馬戦で)示したところからの馬。注目したい存在。
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