- 一旦落ち着きつつ→早いタイミングで大きく加速する展開。
- 切れ&持続力(&一定の持久力)が問われた。
大阪杯結果
1 | アルアイン | 2.01.0 | 35.2 | 04-03-04-04 |
2 | キセキ | 2.01.0 | 35.4 | 02-02-02-02 |
3 | ワグネリアン | 2.01.1 | 35.1 | 07-07-08-08 |
4 | マカヒキ | 2.01.2 | 34.9 | 14-14-11-11 |
5 | エアウィンザー | 2.01.2 | 35.2 | 07-07-08-08 |
6 | ブラストワンピース | 2.01.3 | 35.3 | 11-12-08-08 |
天候:曇 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.5
前半1000m:61.3
12.6-11.1-12.7-12.7-12.2-12.4-11.8-11.4-11.6-12.5
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中は1~2コーナーで一旦
しっかりと落ち着く展開。上がりは3コーナーの下り坂で一気にペースアップ
して、4コーナーで頂点に到達しつつ→そこから直線は右肩下がりという形。
今年の場合、(例外的に緩んだように思えた)昨年よりも更に落ち着いた形に
なったが、馬場の速かった昨年とは対照的に今年は少し掛かる状況。
それを考えれば、額面ほどではなかったはず。
そして、展開的に脚を使い切ってからが長いレースで、最後は粘り勝負という
側面もあり、やはり一定の持久力は問われた印象。
それを前提として、今回の大きな特徴は、後半、早いタイミングでかなり大きな
加速を示した…という部分。
下り坂から一気にペースアップして→4コーナーがラップの頂点。ラスト3Fの
区間が11.4秒なので、外から攻めた馬に関しては、場合によっては11秒を切る
ような脚を使った可能性もある。
その結果、外の(特に差し)馬が直線伸び切れず、内で相対的に脚を温存出来た
馬がハッキリ有利になった。
(もちろん回復していく過程の馬場…という後押しもあった可能性はある)
適性的には、加速の大きさ&仕掛けの早さという点で、切れ&持続力のバランス
…といったところだが、皐月賞馬と菊花賞馬とダービー馬が同時に来ている事実
からも、それぞれに平等な、いい塩梅のレースだったのかも知れない。
(あくまで適性に関しては…だが)
この先に向けては、(恵まれた者同士の争いもある訳なので)上位の実力には
当然一定の信頼を置きつつ、やはり今回のコース取りによる上げ下げは必要に
なるはずで、その点、各馬の挙動はしっかりとチェックしておきたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
アルアイン
切れ&持続力のバランス…という適性にも合っていたし、内容的にも好位インで
じっくりという競馬。馬場もこの馬向きだったし、恵まれた部分はやはりある。
それでも、勝負所での余裕から、しっかりと息が入っていたのは間違いないし、
(キセキは休み明けで、コース取りも1つ外とは言え)最後の惰性部分の戦いで
フットワークの大きな相手を下したことは、自身に地の強さがあってこそ。
この先に関しては、適性的には極端な切れ勝負にさえならなければ…というだけ
なので、シンプルに安田記念&宝塚記念での走りを見たいところ。
前者には31秒台の決着に対応出来るかどうか?後者には前半の厳しさを上手く
受け流せるかどうか?という課題はあるが、好走の可能性はあっていいはず。
キセキ
終始1頭分外を回す形で、勝負所ではしっかりと攻めつつの→粘り込み。
早い段階で脚を使い切る…というレースを作ったのはこの馬。それが裏目に出た
…感もなくはないが、休み明けの状態で、そこまで強気な競馬をしてもちゃんと
勝ち負けするあたりは、やはり地力。
当然これは、次戦以降での前進が見込めそうだし、期待も高くなる。
(次戦?)宝塚記念は、最初の直線が長いコースの構造的に、前半やり過ぎに
なる可能性があるため、(この馬の型になりつつある)道中~上がりという脚の
使い方が出来るか?が鍵だが、その点、今回敢えて行き切らなかった部分で、
少しでも控える選択になるのなら、あっさりもあるのかも。それも含めて注目。
ブラストワンピース
中団の後ろから、勝負所は外を攻めた内容。4コーナーではペルシアンナイトが
張って来ていたこともあり、超大外になって→かなり脚を使った。
重戦車のようなタイプで、ロスなく捌く…というのも難しい部分があるし、1番
人気で、前を向くまで何もしない…という訳にもいかない厳しい立場。
この結果は、仕方のないところではある。
休み明けの状態での、(おそらく)最も厳しい競馬。それでも、直線(いい脚
こそ使えなかったものの)崩れずに詰めて来たのは、地力の証明になっている。
当然これは、シンプルに巻き返しを期待したくなるし、しっかり引っ張られての
→体力勝負ならば尚更。そんなレースが6月末にあった気もするが…。
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