- 前半まずまずの流れから、一旦落ち着きつつ→上がりの速い展開。
- 総合力勝負(例年より切れが問われた)。
皐月賞結果
1 | サートゥルナーリア | 1.58.1 | 34.1 | 06-07-07-07 |
2 | ヴェロックス | 1.58.1 | 34.4 | 05-05-04-04 |
3 | ダノンキングリー | 1.58.1 | 34.5 | 04-03-04-05 |
4 | アドマイヤマーズ | 1.58.5 | 34.9 | 06-05-04-05 |
5 | クラージュゲリエ | 1.58.7 | 34.7 | 06-07-07-08 |
天候:曇 芝:良
上り4F:46.9 3F:34.7
前半1000m:59.1
12.3-10.5-12.0-11.8-12.5-12.1-12.2-11.7-11.6-11.4
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半がある程度速くなり、道中は一旦少し落ち着きつつ
→上がりでしっかりと加速&最後まで止まらない…という形。
この日は南寄りの風で、直線が追い風方向。(中山の直線は南南西→北北東)
平均の風速からは極端に強いとまでは言えないのだが、他のレースを見ても、
スタンド前が速くなりやすく、逆に向こう正面のペースが上がりにくい傾向が
出ていて、やはり影響はあった模様。
それを踏まえて、改めて今回のラップを見ると、平均より速い区間&遅い区間の
どちらに関しても、風が影響する方向にズレていて、補正して考えれば、実質
的な前半~道中は平均をなぞるような形…と言っていいのかも。
もちろん、馬場がある程度速い状態だったので、(平均をなぞるとは言っても)
水準自体は平均弱くらいの扱いで、その分上がりが少し伸びたイメージ。
(ラスト1Fの"加速"の取り扱いにも当然注意が必要になるはず)
適性的には、額面より少しフラットな形で、尚且つ平均の前半は元々それなりに
速いことを考えれば、一定の持久力&持続力というのがやはりまずは基本。
それが根底にありつつ、そこからの切れが問われた格好で、要は総合力勝負。
もう少しだけ持続的な要素の強い(それだけでは無理だが)過去の皐月賞好走馬
たちと比べると、今回の場合は、シンプルに性能に優れたタイプが上位を占めた
イメージだし、つまりは、方向性としてダービーにつながってもいいはず。
休み明けだった勝ち馬がどこまで伸ばしてくるか?というのは当然1つの問題に
なるが、上位3頭がそのままスライド…という可能性もなくはなさそう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
サートゥルナーリア
持ち前の性能を発揮しやすい展開になったことは大きいだろうし、勝負所外から
スピードに乗って→直線に入り、追い風を味方に出来たイメージではある。
それでも、休み明けの状態で、楽な流れとまでは言えない中でもキッチリと勝ち
切った。それだけで十分。
ぶっつけでも、中身の部分もしっかりと作れる調教技術があってこそだろうが、
実力は本物…と、これは認めざるを得ない。
ダービーに関しては、状態の上積みは当然ありそうだし、適性面でもさらに前進
する可能性があるので、筆頭候補になるのは間違いない。ただただ注目。
アドマイヤマーズ
今回は展開が少し上がりの方に寄った中で、上げ切れなかった…感が否めない。
もちろん、自身も切れが全くない訳ではないが、(ほとんど同じポジションに
いた)より性能に優れた馬たちに対しては、さすがに分が悪くなった。
この先に関しては、それなりに"長さ"を感じるタイプで、ただのマイラーという
雰囲気ではないし、距離はもう少し伸びても問題ないとは思うが(2200m辺り
なら普通に出来ていいのかも)、適性的にはやはり、もっと持続的な要素が強く
問われた方が良さそう。(あくまで切れとのバランス…だが)
個人的には現状、アルアインくらいのイメージ。大阪杯で期待。(遠い)
0 件のコメント:
コメントを投稿