2019年5月17日金曜日

平安ステークス展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 近年は、道中が締まりつつの→粘り勝負が増えている。
  • 持久力&持続力が問われる。
  • 予想◎サンライズソア

過去のラップタイム

2018 7.1-11.5-12.5-13.1-12.5-11.9-11.7-12.1-12.3-12.6
2017 6.9-10.6-11.1-12.5-12.1-12.1-12.4-12.5-12.6-12.9
2016 7.0-11.3-12.0-12.8-12.2-12.0-11.7-11.9-12.4-12.9
2015 7.0-11.1-11.3-12.8-12.6-11.9-11.7-12.0-12.2-12.5
2014 6.8-11.0-11.7-12.8-12.7-12.7-12.4-12.0-11.8-12.7
2013 7.0-10.7-11.0-12.6-12.9-13.2-12.9-12.1-12.0-12.5

~東海S時代~
2012 7.0-10.9-11.4-12.7-12.7-12.9-12.3-12.0-11.9-12.6
2011 6.7-11.7-11.6-12.4-12.1-12.1-11.8-11.7-11.4-12.2
2010 7.0-10.8-11.5-12.8-12.5-12.5-12.3-11.9-12.0-12.1

過去9年の平均ラップタイム
6.94-11.07-11.57-12.72-12.48-12.37-12.13-12.02-12.07-12.56
1.55.92




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

1900mは、1800mと比べて最初の直線が長いためか、このコースでは前半が
速くなって、その分道中一旦落ち着く形から、勝負所ではある程度加速を示す。

過去9年の平均でならされた記述としては、とりあえずは↑の内容で問題ない
とは思うのだが、近年は道中が締まった流れから→ラストの粘り勝負…という
展開がかなり増えている。

つまりは、元々の「速→遅→速」というリズムとは真逆とも言える、(前半は
ともかく)道中から→上がりが「速→遅」というリズムになりつつあって、
さすがにそろそろ無視できなくなってきた。

(コースの特徴としては、元々のリズムの方がやはり近くて、どちらを想定と
するか?は難しいところだが…)

基本的に前半or道中のどちらかは厳しくなるので、どちらにしても持久力は必須
だし、舞台として仕掛けが早くなりがち…という点も変わらないので、適性的に
持続力が問われるのも同じ。

あとは上がりの性能か、粘りか…。
どちらもこなせるタイプがいれば当然安心だが、やはり近年の傾向の方に重みを
置いて、一応は後者を想定すべき…か。

※ゴール前平坦なコースでの粘り勝負では、"惰性力"につながるフットワークの
大きさは重要。⇒結局は馬格がある方が有利。そこは1つ気にしてみたい。


好走の条件
・持久力&持続力があること



予想


◎サンライズソア
昨年はここを勝利。同舞台で行われたJBCクラシックでも、道中で極端に脚を
使う形から→しっかりと逃げ粘っていて、そこで示した地力で考えれば、当然の
上位扱いになる。
大きなフットワークを活かした"惰性力"が1番の武器というタイプで、近年の
(前半というよりも)道中が締まって→上がりが右肩下がりになるような展開は
大好物と言っていい。
今回も道中を飛ばす可能性のある馬はいるし、ここは連覇に期待してみたい。

○サトノティターン
前走マーチSは、小回りコースで立ち回りには不安を感じさせたものの、最後の
粘り勝負の中で、超大型馬らしい"惰性力"を発揮しての差し切り。
前々走でも、道中を高い水準で進めつつ→完勝していて、持久力は十分に示して
いるし、とりあえずここでも上位扱いはできる。
前半脚を使い過ぎると微妙なところはあるので、少しでも控える選択になれば…
というのはあるが、まずは広いコースに替わっての前進!の方に期待したい。

▲チュウワウィザード
前々走・東海Sでは、インティに唯一食らいつく形でしっかりと好走。
前走も、この路線で実績のあるメンバーを相手に楽勝しているし、実力では上と
言ってもいいくらいの存在。(その2走はともに上がりに寄った展開だが)
粘りというよりも性能という方向性で、多少キビキビとしたフットワークをする
タイプ。その点、このレースに対しては少しイメージがズレるし、今回は58kgの
斤量も背負う。マイナスαが多く、少しだけ下げるが、頭もやはりあり得る。

注クイーンマンボ
ここでは昨年2着。その時は有力馬が道中で押し上げた中で、じっくりと進め
つつ→なだれ込んだ格好ではあるが、単独のパフォーマンスとしてはまずまず
高くなっているし、裏付けとしては十分機能する。
前走も、チュウワウィザードとは差のない競馬で、実力的にも十分上位の扱い。
今回は休み明けになるが、G2勝ちの足枷が取れたので、昨年よりも斤量は軽く
なるし、相手にはやはり考えておきたい。

△オメガパフューム
東京大賞典は、前半~道中が極端に厳しくなって、位置取り的にはまった部分は
あるものの、直線ではゴールドドリームをねじ伏せるような内容で勝利。
地力では当然上位に扱える存在。
しかしG1を勝ったことで、今回は斤量を背負う。あまり馬格のない馬が59kg
というのはさすがに気になるし、JBCクラシックでの高いパフォーマンスが
ある舞台だが、ここは相手までにしたい。

△ジョーダンキング
2走前は、前半極端に速い展開に引っ張られる形で、自身も高い水準のラップを
踏んで完勝。同舞台の3走前も、厳しい展開の中で、捲って→押し通す形で、
最後は"惰性力"を発揮して勝利。
長く見える馬体で、1900~2000mの長めの距離を中心に使われてきた馬なので、
前走小回り9Fでの敗戦から、今回距離延長&広いコースに戻っての巻き返しは
十分に考えられる。注目はしておきたい。

△アナザートゥルース
前走アンタレスSは、前が飛ばした中で、レースを通して平均的に脚を使った
馬が有利になったレース。その点、展開的にはピッタリはまった部分はあるが、
自身が踏んだ水準自体は低くないので、一定の地力&持続力は認められる。
あとは適性面。それなりに大きな走りをするタイプなので、距離延長は問題なさ
そうだが、もう1つ粘りor上がりのどちらかで、これ!という裏付けがあれば…
というのがあって、感覚的に少し上げ切れず…、相手まで。



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