- 前半速く、道中緩んで、上がりは早仕掛けから→直線もう1段加速する展開。
- 一定の持久力&切れ&持続力が問われた総合力勝負。
天皇賞春結果
1 | フィエールマン | 3.15.0 | 34.5 | 07-05-04-01 |
2 | グローリーヴェイズ | 3.15.0 | 34.4 | 09-08-07-02 |
3 | パフォーマプロミス | 3.16.0 | 35.2 | 06-05-04-05 |
4 | エタリオウ | 3.16.0 | 35.2 | 13-13-09-05 |
5 | ユーキャンスマイル | 3.16.5 | 35.5 | 11-11-11-07 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.5
4F毎ラップ:47.6-50.7-50.5-46.2
12.9-11.5-11.6-11.6-12.2-12.2-12.5-13.8-13.3-12.4-12.5-12.3-11.7-11.6-11.0-11.9
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタート直後が速くなり、その分1周目のスタンド前は
平均弱、1~2コーナーはかなり緩んだ流れ。その後、向こう正面で展開が整え
られて、下り坂からペースアップしつつ→直線でもう1段大きく加速する形。
今回の特徴は、まずは前半の速さ。道中の方がかなり緩く流れたので、両者を
ならしてしまえば、平均~平均弱の流れとも言えるのだが、(常識的な)競馬の
スピード水準の中では、1度脚を使った分の疲労がリセットされることはなく
(息は整えられるが)、やはり一定の持久力は問われたはず。
またレース後半に関しては、ほとんど平均に沿うような流れから、このレース
らしく早めに動きだして、そこから直線でもしっかりと加速した格好。
適性的には、切れ&持続力をバランス良く備えていることが重要になり、結局
これは総合力勝負…という雰囲気。
("切れ"に関しては2頭の"強さ"とも言えるので、上位限定…かも知れないが)
脚質的には、前半の速い区間で脚を使った(好位集団にいた)馬には当然厳しく
なったが、その一方で速い上がりの中で後ろ過ぎてもやはり難しかった印象。
結果的には、中団から末を伸ばした馬に向いたレースだった。
とりあえず今回の場合、上位の実力は普通に信頼できるし、この先の活躍にも
大いに期待が持てるはず。
そこは揺るがない…のだが、それと同時に、ポジション的に少し難しくなって
しまった(特に好位集団にいた)馬たちの巻き返しにも、一応注目はしたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
フィエールマン
スタートが微妙で、速い区間で少しリカバリーする動きをしたが、中団後ろで
一旦止めた後は、(見事に)ペースが落ち着いたところで無理なくポジションを
上げる…という、ルメールJらしい好判断&好騎乗。
もちろん馬自身も、前半で少し脚を使いつつ、後半は自ら仕掛けて行く王道競馬
からの押し切りなので、これはもう、1つ上とも言える強い内容。
一定の裏付けもこれで得られたし、この先の期待は当然大きくなる。
しっかりと注目していきたい。
グローリーヴェイズ
好発から(少し挟まれたのもあるが)ポジションを下げてじっくり。位置取り
的には恵まれた部分はあるのだが、後半は勝ち馬についていく形で積極的に
仕掛けつつ→後ろを大きく離しての2着。改めて地力の高さを示した。
この先に関しては、長くいい脚が使えて、佐渡Sのようなスピードレースでの
勝利もあるし、活躍の場はなかなか広そう。
唯一切れに寄り切ったレースでどうか?というのはあるが、古馬のG1戦線で
そんなレースはあまりないし、とりあえずは期待の方が大きい。当然注目。
パフォーマプロミス
前2頭からは離された形だが、好位集団の1番後ろにいて、速い前半で一応は
引っ張られた扱い。その内容で上位2頭以外を抑え込んだことは評価できる。
これまでのところ、(中距離的に)あまり脚を使わされると苦しくなる…という
経歴なので、大きなことは言えないが、内容的には距離短縮につながる可能性は
十分ありそうだし、宝塚記念では、後半外々を回す厳しい立場で9着だった昨年
からの前進もあるのかも。(もちろん目黒記念なら何も言うことはないが)
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